Freeになった iMovie /iMovie2 を使用してみる


Apple社は、デスクトップムービー編集ソフト「iMovie」の無料ダウンロード配付を、同社のホームページで開始しました。データサイズは19.2MBです。なお、iMovieとチュートリアルファイルが入ったCD-ROMは19.95ドルで入手可能です。サポート対象環境として、Power Mac G4、PowerBook (FireWire)で、64MB以上、Mac OS 9.0.4以上、QuickTime 4.1以上が必要です(サポート対象外機種でも動作は可能です)。おそらく6月頃にリリースされるWindows Meにバンドルされる、ビデオクリップの編集や配布機能を持つ「Microsoft Movie Maker」への対抗措置(QuickTime 4 Proは有償)と考えられます。

「iMovie」のダウンロードページは  http://www.apple.com/imovie/ です。

上記のiMovie1.02は日本語バージョンであるJ-iMovie_1.0.2_Updateをダウンロードし上書きすれば、完全に日本語環境になります。尚、iMac-DVのCDにある「iMovie1.0日本語版」はリソースの関係で、PowerMacにはインストールできません。お間違えのないように。

また、FireWire端子からデジタルビデオを取り込むためには、MacOS9.0.4が必須ですが、編集だけならMacOS8.6でも十分可能です。さあ皆さんも、ご自分の内蔵HDのテストを兼ねて、iMovieを動かしてみましょう。デジタルビデオをお持ちでない方は、単行本の「1週間でマスター」シリーズの「iMacでDV編集」の付属CD-ROMに200MB〜300MB程度の素材がおまけされていますので、これを使って練習してみるのもいいでしょう。

実際、遅いPCI-PowerMac(7300〜9600)では、内蔵SCSI-HDはせいぜいFast-SCSI(10MB/sec)の転送速度ですので、HDが遅い旨のアラートが出て中断します。そこでやむを得ず、40MB程度のUW-SCSI カード(Adoptec2940UW)かDMA66カード(TurboMAX)などが必要になります。これらのカードの使用経験もいずれアップします。

実際の編集では、40〜50MB/secというスピードは必ずしも必要なく、20MB/secの安いNarrow U-SCSIカードに外付けUW-SCSI-HDでもなんとか可能なようです。

何れにしても、私のPM8500/G3/466/TurboMAX/22GB-IDE/448MB-RAMでは結構きついものがありました。ビデオ編集を気持ちよく楽しみたい向きには、絶対、PowerMac G4 をお勧めします。

(追記)

デジタル編集したファイルは、HDに保存するか、デジタルビデオに出力する必要があり、もしCD-Rなどに保存したり、他人に配布するなら、QuickTimeMovie 形式に変換すると便利ですが、20分くらいのビデオの変換に3〜4時間以上もかかるのは、マショクに合いません。MPEGカードでも入れようか???いやもうカードバスが空いていない。

現在、iMovie2を使っています。少しは使いやすくなったみたいです。有料になったのは、残念ですが、PMG4/PB2000/iMacDV/iBookに標準装備されるのは、実質的にフリーウェアということか。


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