ピッカリ独走会


アワイチ

1.コース
  道の駅淡路⇒世界平和大観音像⇒洲本⇒南淡路水仙ライン⇒福良⇒弁天島⇒湊⇒淡路サンセットライン⇒道の駅淡路

2.走行距離

走行距離 160km
高低差 150m

3.天候

天気 気温 風速
晴れ 32度 微風

4.感想など

 このツーリングはミッドナイトエンデューロ2連覇のための強化トレーニングという位置付けのためちょっとハードな行程。淡路島を完全に一周すると距離はおよそ150km。この距離は一般人がMTBで一日に走破可能な距離なのか、それが本日明らかになる。そのためには遅くとも09:00にはスタートしたい。という訳で06:00に集合。今回は車2台に7人が分乗。JのステップワゴンにはOさん、Mちゃん、A藤が、KちゃんのエスティマにはTちゃんとYりんが乗って淡路島へ。いつもは小汚いおっさんだけのピッカリツーリングに今回は人妻Tちゃんが初参加。この日のために1.25インチのスリックを新調してやる気十分。もう二度と一緒に行きませんと言われんように下ネタは控え目にね、Kちゃん。
 スタートは道の駅淡路。08:30に到着して予定通り09:00前には出発できた。雨男Jがいるのに珍しく快晴。予想最高気温は32℃。空も海も真っ青で美しい。日差しは強いが思ったほど暑くはない。順調な滑り出し。Kちゃんはこの日初めてビンディングを装着。いきなり淡路島一周して大丈夫か?
 海岸線を南下すると間もなく世界平和大観音像が現れる。このやけに目立つ観音像は、その大そうなネーミングに反して近くで見るとただの巨大なガラクタ。しかしこの辺りはけs気が良くて気持ちがいい。海も透明度が高くてきれい。アスファルトもきれい。Tちゃんも後ろから見る限り快調に走れている。
 そして2時間ほどで洲本に到着。ちょっと早いがここで昼食休憩。イオンのフードコートでざるうどん大を注文。Mちゃんにまた一口くれと言われる前に食べきる。ここからは全周コースとショートカットコースに分かれる予定だったが、Tちゃんが全周コースに挑戦する気になったため全員で由良方面へ。


 イオンを出ると山の上に城が見える。この洲本城は戦国時代に熊野水軍の安宅氏という武将が築城したらしい。ここを拠点に紀伊水道から大阪湾、播磨灘と席巻していったかと思うと歴史のロマンを感じてしまう。が、わざわざ山を登って見に行くほどのものでもなさそうだし、そもそも他に誰も興味を示す人はいないためあっさり素通り。
 由良の辺りからは紀伊半島をすぐ近くに見ることができる。ここに橋が架かれば和歌山も関空もすぐ近くなのになぁ。由良から南淡路水仙ラインに出るには高低差150mの峠を越えなければならない。ここはさすがに女の子にはきつい。かつては鉄砲山を走り切ったTちゃんもここは歩いてしまった。

 

 峠を越えて快調に下っているとナゾの看板が。探偵ナイトスクープに出たやつか?更に下って海岸線をしばらく走り、13:00にモンキーセンターで小休止。Tちゃんはかなりバテてきたようだ。Kちゃんに付き添われてフラフラしながら到着。ここまで来たらもう引き返せない。大丈夫か?

 

 モンキーセンターから西はしばらく平坦な道が続く。路面はちょっと荒いが交通量が少なくのんびり走れる。Mちゃんもまだまだ余裕で写メを撮ってくれたりしてくれる。が、Tちゃんはペースが上がらない。KちゃんとA藤が付き添う。しかし、福良まではまだ100m級の峠越えが2つ残っている。この2つの上りもけっこうきつい。ついにKちゃんまでチャリを降りちゃった。福良のローソンに辿り着いたのが15:00。

 

 ここからはまた全周コースとショートカットコースがあり、ここではさすがにTちゃんはショートカットを選択。サポートはOさん。その他大勢は全周コースへ。しかしOさんがいなくなっただけでピッカリチームはウッカリチームに変貌してしまう。福良の街中でいきなり迷子。ウダウダしながらも何とか県道25号線に戻ると間もなく上り坂が見えてくる。ここは高低差こそ100mほどだが、終わったと思ったらまた上りを繰り返すなかなかの難所。甘く見て一気に上ろうとしたら失敗する。ここでは鉄人Yりんまで止まってしまった。
 16:20、Oさんから合流地点の湊を出るとの連絡あり。こちらはまだ10km以上手前にいる。さらにこの後また道を間違えて用もない弁天島に立ち寄りタイムロス。しかしそんな状況でもKちゃんはカメラを向ければ100%面白い顔をしてくれる。さすがだ。逆光で全く見えないけど。

 

 そこからの海岸線は景色も良く快調だったが、その後の軽い上りでMちゃんの足が突然止まる。Mちゃんはお腹が空くとこうなるらしい。湊のローソンでアンパンを補給。一方Kちゃんは右のタマキンが伸びたら左のタマキンをどうたらとか訳の分からんことを言っている。まだ大丈夫のようだ。

 

 この後Tちゃんチームに追い付こうとYりんとA藤はペースアップ。しかしMちゃんは回復せず、遂に足が攣ってしまう。だからと言って進まなければ帰れない。何とかボトボト前進。既に黄昏時。西日が椰子の並木を雰囲気良く演出している。


 しばらく走るとファミマでYりんとA藤が待ってくれていた。もうOさん達に追い付くのは諦めたらしい。Yりんはくたびれて見たこともない顔になっている。Yりんのタイヤ太いからなぁ。グローブは軍手だし。しばし黄昏れた後、暗くなるまでにゴールすればいいやろーと、のんびり走り出す・・・

 

 が、ちょっと先でOさん達が待っててくれていた。7人揃って再スタート。夕日が美しい。サンセットラインと名乗るだけのことはある。Kちゃんも逆光で顔がよく見えなければなかなか絵になる。そして日が暮れた頃、遂に明石海峡大橋が見えてきた。

  

 道の駅淡路に到着したのは19:30。サイコンのメーターは160km。Tちゃんも130kmコースを完走。へたり込むTちゃんとYりん。よく頑張った。Oさんだけは若干物足りない表情。Kちゃんは初ビンディングなのに結局1回もコケなかった。さすが器用じゃなぁ、顔に似合わず。総括としては、海風のおかげか心配していたほど暑くもなく、景色はきれいで道路も走りやすく、楽しいツーリングコースでした。ただ、終日晴天で皆真っ赤になっている。
 帰りはA藤とMちゃんを家まで送り届けてから帰宅。丸一日走った後に3時間の運転はさすがに疲れる。車中Oさんから玉葱散乱という淡路島ならではの事件などショートカット組の話をいろいろ聞いたが、疲れ過ぎててあんまり憶えていない。とりあえず平坦だったらしい。まあTちゃんがこれに懲りずにまた付き合ってくれればそれでよし。


 


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