ピッカリ独走会

ビワイチ

1.コース
 1日目:彦根港⇒長浜城⇒賤ヶ岳隧道⇒マキノサニービーチ⇒憩いの里湖西
 2日目:白鬚神社⇒琵琶湖大橋⇒安土城⇒彦根城⇒彦根港

2.天候

天気 最高気温  走行距離
1日目 晴れ 32℃ 87km
2日目 晴れ 28℃ 87km

3.感想など

<1日目>
 数年前から企画していたピッカリ史上最遠方ツーリング。なのに4人しか集まらず。ステップワゴンにおっさん4人、チャリ4台積んで4時間かけて彦根へ。
 彦根港でチャリを降ろし、反時計回りで出発。空気が霞んでいて遠くの景色はよく見えないが湖周道路は快適。あっという間に長浜城に到着。当時、信長にとってここは越後の上杉謙信に睨みを利かせるための要地であり、この地を任された秀吉が始めて築城した興味深い城ではあるが、時間が無いため遠目から眺めただけ。



 弁天島を望みながら更に北上。秀吉が柴田勝家を破り信長の後継者となることを決定付けた賤ヶ岳の合戦古戦場を目指すが、この日はなんとリフトが運休。
6・7月は週末だけの営業らしい。よく経営成り立ってんな。徒歩で登る時間も体力もないためパス。
 賤ヶ岳隧道をくぐって再び湖周道路へ。やはり湖畔は風が涼しい。この辺りは交通量が少なくて走りやすい。


 続く目的地はつづらお展望台。奥琵琶湖パークウェイを西進すればきれいな景色を楽しみながら向かえたのだろうが、ここが東進のみの一方通行。ここも断念してつづらお半島はショートカット。
 東山半島の湖畔道路は木陰が多くて快適。彦根・長浜辺りでは濁っていた湖水も、ここまで来ると透明で泳いでも気持ちよさそう。マキノサニービーチで石を投げながら休憩。Mモリが指に付けた湖水を舐めて「あれ?しょっぱいで。これ海なんじゃねん?」とか言ってる。
 この日の宿、憩いの里湖西では4人で20本以上空けて気分良く就寝。



<2日目>
 朝、若干二日酔いの状態で食堂へ。Oさんは梅干だけ食べて「気持ち悪い」と言いながら部屋へ帰って行った。
 08:30出発。Mモリは前日からの尻痛が治らず顔が曇っている。数km走って湖上に鳥居が浮かぶ白鬚神社に到着。この辺りは自転車道が無いためちょっと危険。しっかり安全祈願しておく。


 琵琶湖大橋まではほぼ県道を走る。湖畔を走れる道もあったのかも知れないがよく分からなかった。湖西エリアにはびっくりするような豪邸がちょいちょいある。あり余ってる人達の保養地なのだろう。
 途中、びわ湖バレイでZIPラインアドベンチャーをしようかという話もあったが、ロープウェイ乗り場までの上りを見てK亮の顔が10歳位老けたためパス。
 琵琶湖大橋は中央がかなり高くなっていて展望台のようなスペースもある。そこからの下りは爽快至極。

 


 琵琶湖大橋から彦根までの湖岸道路は自転車道が整備されていて気持ちよく走れる。序盤は尻痛でイングリモングリしていたMモリも「お尻ハイ」の状態に入ったらしくペースが上がってきた。


 近江八幡市からは琵琶湖を離れ、信長入魂の安土城跡を目指す。安土山は標高199m。周辺はのどかな田園地帯。南麓に登り口があり、入山料は¥500。杖が用意されているが、これで遊んではいけません。

 


 急な石段を30分ほど登ると頂上にたどり着く。写真では分かりづらいが琵琶湖の眺望が素晴らしい。
 安土城は天守閣を持つ日本初の城であり、宣教師ルイス・フロイスの記述を要約すると、「七重から成る気品があり壮大な建築物であり、ある階層は漆塗りの窓と白壁が絶妙な美しさを持ち、ある階層は紅く、またある階層は青く、最上階は全て金色である。瓦は青く、気品のある技巧を凝らした鬼瓦が取り付けられている」らしい。
 安土城を復元した建物や模型は数多くあるが、どれも「気品がある」とは思えない。個人的に最も現存していてほしかった城だ。


 安土山を出発したのが14:30。彦根城でひこにゃんが登場するのが15:00から15:30。すでに疲労コンパイだったMモリ、K亮、Jも、ひこにゃん会いたさにかなり無理して走ったが、残り1kmでJが道を間違えて15:33に到着。


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