ピッカリ独走会

吹屋べんがらツーリング

1.コース
  ローソン成羽店⇒もりもと商店⇒旧高倉小学校⇒宇治高校⇒吹屋ふるさと村⇒黒鳥ダム⇒ローソン成羽店

2.走行距離

走行距離 65km
累積標高差 770m

3.天候

天気 気温 風速
晴れ 32度 西2m

4.感想など
 
10/30のヒルクライム高梁に向けての試走を目的としたツーリング。当日朝に急遽Oさんを誘って決行。ステップワゴンにチャリ2台を積んで成羽町のローソンまで移動。天気は晴れ。暑い。氷晶シャーベットを買いたかったが無かったため冷凍お茶で妥協。チャリを降ろして国道313号線から県道301号線を北へ。福地小学校まではほぼ平坦だが、ここから約4kmは平均斜度8%の上り。瞬間的には10%以上の所もある。予想以上にきつい。蒜山大山スカイラインが6%の5.5kmだったから、それより上とも言える。この坂は木陰が多く涼しいのは助かるが、蚊が多いのには苦しめられた。しかもここの蚊達は異常にしつこい。振り払っても振り払ってもまとわり付いてくる。人間などめったに来ないから興奮しているのだろう。
 この坂を上り切るとちょっと開けた場所に出る。そこで最も賑わっていたのが「もりもと商店」。おばあちゃんが次々に出て来て全員話し掛けてくる。井戸端会議用らしいイスがいくつも置かれていて休憩には持って来い。おばあちゃん達の話は黙って聞いているといつまでも終わらない。飽きたところでバッサリ切り捨てて再出発。
 ここからは長い下り。ではあるが道は狭く路面も悪いため全く楽しめない。しかし木陰の空気がヒンヤリしていて気持ちがいい。途中やけに渋い神社を発見。
 この坂を下り切ったところにある旧高倉小学校がヒルクライム高梁のスタート地点。すぐ脇には軽く泳げそうな位の深さもあるきれいな川が流れている。こんな小学校に通いたかったと思ってしまうほど環境の良い学校だが、もう廃校になってしまったらしい。もったいない。
 ヒルクライムと言っても平均斜度は2.3%。道路は広く路面もきれいで走りやすそう。勢い良くスタート。ショートのコースは宇治高校までの約10km。景色は川から山、田んぼと変わる。要は田舎道。斜度は小さいと言っても上りっ放しというのは結構しんどい。徐々にペースが落ちる。が、最後の1kmは下り。気持ち良くスピードを上げたままゴール。1.25インチのスリックを履いたMTBで30分弱。ブドウ農園があったから食べたかったが休みだった。
 ロングはそこからさらに5.5km上り、吹屋ふるさと村でゴール。しばらくはダラダラと田舎道を上るが、終盤の2.5kmは平均斜度5%。特にラスト400mは斜度8%上りのため要注意。
 ゴールすると赤い建物群が見える。この辺りは江戸から明治にかけて銅山として栄えていたらしく、銅とともに採取された酸化第二鉄(べんがら)は顔料として利用され、この村の家々は建具などがべんがらで赤く着色されている。これにより木材が長持ちするらしいが、これだけ統一感があると見た目にも重厚でカッコいい。郵便局も渋い。吹屋小学校は現役で使用されている日本最古の小学校舎らしい。かっこいい。でもちょっと歪んでいる。しかし廃校にしてしまうのは惜しい。ラ・フォーレ吹屋に行くとツメシボと桃太郎トマトをサービスしてくれた。トマトはしっかり甘くて美味い。売っていれば5つ位食いたかった。
 
吹屋から国道33号線までの3kmはグネグネと下りる。あっという間に国道に出ると、そこから田原橋までの8kmは川沿いの快適な下り。40km前後で押す。トンネルは怖いから50kmで一気に通り抜ける。しかしOさんと2人だと先頭を走っていても全く後ろに気を使わなくていいから楽だ。田原橋から国道313号線までの10kmはほぼ平坦。成羽川の対岸からは緑深い山々がそそり立つ。なかなかの景観。国道313号線の5.5kmは交通量も多く面白味も無い。ローソンの駐車場でカキ氷を食って終了。
 

 


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