ピッカリ独走会

ヒルクライムチャレンジシリーズ高梁大会

1.会場
   山陽オカムラグラウンド

2.種目

ロング
(15km)
ロード チャンピオン16歳以上男子
16-30歳男子
31-40歳男子
41-50歳男子
51-60歳男子
61歳以上男子
16-35歳女子
36歳以上女子
MTB 16歳以上男子
16歳以上女子
ジュニア 中学生男女
小学5・6年男女
チーム 一般3名
ファミリー3名以上
男女ペア
ショート
(10km)
ロード 男子中学生以上
女子中学生以上
MTB 男子中学生以上
女子中学生以上
ジュニア 小学5・6年男女
小学3・4年男女(要伴走者)
 チーム ファミリー3名以上

3.コース
  スタートは旧高倉小学校前(標高約100m)。ゴールはショートが宇治高校(標高約350m)、ロングは吹矢ふるさと村(標高約500m)。いずれも平均斜度3%弱のゆるい上り。

4.参加料
  \1620-6480

5.表彰
  総合1-10位
  カテゴリー別1-3位

6.参加賞
  ピンバッジ(2014)
  マグネットライト(2015)
  ピンバッジ(2016)

7.売店等
  会場:高梁・新見・総社消防カレー、インディアントマト焼そば、備中牛バーガー、備中牛串、神楽うどん、ピオーネ、シャリシャリ桃ジュースなど
  ゴール:豚汁(無料)

8.招待選手
  玉野競輪の選手

9.出場種目・記録

出場年 種目 記録 直前1ヶ月練習量 天気 最高気温 風速
2016 ロードロング41-50男 41分37秒 R:197km B:1km 曇り 32℃ 南2m
2015 ロードロング41-50男 39分57秒 R:2km B:125km 晴れ 25℃ 北東2m
2014 MTBロング 45分50秒 R:0km B:120km 小雨 22℃ 北2m

10.感想など

<2016年>
 今年はマラソンの練習ばっかりで自転車には全然乗ってない。大会5日前に確認のため1kmほど走ってみただけ。「GYM & RUN」で鍛えたケツ筋で通用するかどうか。
 朝はついつい二度寝してしまい07:30現場到着。すでにパレードランは始まっている。かろうじて最後尾に合流。気温は22℃で快適。
 40代男子ロードロングの最後の組からスタート。去年よりちょっとペースが緩い。メーターは見ていなかったが、多分3kmも走ってないうちに後からスタートした女子のトップに抜かれた。
 脚力に自信がないから中盤も抑え気味で走る。女子3〜4人を含む集団やジュニアの男の子にも抜かれた。
 残り3kmの上りから気合を入れる。そこまで抑えていたから余力はある。と思っていたがそうでもなかった。ラスト500mはやっぱりヘロヘロ。
 タイムは40分オーバー。朝飯食べ損ねてたからハラペコ。豚汁を3杯いただいて下山。山を下りたらめちゃくちゃ暑い。温度計は32℃。湿度も高い。さすが高梁。ちょっとお高いがシャリシャリ桃ジュースが美味しい。
 順位表を見ると後輩O橋が年代別で優勝している。そしてO川係長はついにガッツ伴ちゃんをGET。

  

<2015年>
 この夏は全く練習しなかった。このままでは黒いだけの男になってしまう。モチベーションアップのためという自分への言い訳で、ヒルクライム3週間前に電動変速ロードを中古で購入。変速がめちゃくちゃ楽。立ち漕ぎしながらでも自由自在。さらにサテライトスイッチ(SW-R671)ってのを買えばDHバーを握ったままでも変速できるようになるらしい。最安で\18,000くらい。高い。でもいずれ付けたい。
 大会2週間前にO江さん、O川係長、F島、O林と行った試走では43分30秒。O江さんには10分以上の差を付けられた。完全に普段の運動量の差。やっぱちゃんとペダル踏んどかないとダメ。その後はちょこちょこ近所の山で練習したが筋肉痛になっただけだった気がする。
 事前に当日受付を申し込んでおいたため前日受付は免除。今年も5時起きでききょう緑地に6時過ぎ到着。まだ日が上がってないから寒い。去年司会の人が、天気が良ければ会場から備中松山城が見えると言っていたが、今年は霧がすごくて全然見えない。きっと臥牛山展望台からなら雲海に浮かぶ天守が見えたことだろう。
 パレードランでスタート地点へ。8時前になってようやく日が差しだした。でも日影はまだ寒い。

 スタートから1kmは2%程度の上り。30km/h位で淡々と上る。同じ41-50歳のカテゴリーでも50人位ずつに分けてスタートするため後のグループ程ペースが遅くなるようだ。
 4km手前には新しい道路が開通して走りやすくなっている。その後の数キロは再び傾斜が緩くなり平坦に近いところでは30km/hを越えたりする。
 8kmからの1kmは下り。追い越し禁止だからみんな同じペース。40km/h程で気持ちよく脚と心肺を休める。続いて北に向きを変えて上り。この辺りは盆地状になっているためか風が吹く。去年もここは向かい風だったような気がする。
 残り3km位から山道に入る。ここからが正念場。前からはペースを落とした人達が落ちてくるし、後ろからは信じられん位のスピードで次々と抜かれる。ラスト500mからぐっと斜度が上がる。脚は吊りそうだし頭はボーッとしてくる。ラスト150mは吹屋の町並みに向かう更にきつく狭い上り。たぶん斜度20%ぐらい。全然スピードが出ない。立ち漕ぎする元気もなく10km/hぐらいでダラダラとゴール。
 ゴールしても狭いからその場で止まる訳にはいかない。そのままのんびり緩い上りを進む。標高は500m強。青い空、緑の山々、赤いベンガラの町並み、さわやかな風が心地良い。
 ちなみにベンガラとは鉄鉱石から精製される赤褐色の顔料で、当時は主に木材の塗料として用いられていたもの。神社にある鳥居や首里城の赤色もこのベンガラの色らしい。江戸中期から明治にかけて、この一帯は日本唯一のベンガラ産地として繁栄を極めていたが、大正7年に人工的生産が可能になってから徐々に衰退していったとのこと。周辺には西江邸(当時ベンガラで富を成した人の家)、ベンガラ館(ベンガラ精製所を復元した資料館)、笹畝坑道(鉄鉱石などを採掘していた坑道)などの観光スポットもある。なお、吹屋小学校は今月から補修工事のためH32年3月まで見学できなくなるらしい。

 今年のゴール会場は吹屋下町駐車場。O川係長、Y田、F島がシシ汁を食ってる。若干臭みはあるが甘濃いい味噌で上手く誤魔化されてて美味しい。地元のキッズダンスチームが踊ってたりして賑やか。
 何を勘違いしたかチャンピオンクラスにエントリーしてゼッケン「1」をもらってしまったY田を中心に記念撮影して下山。上りも下りもたくさんの人が手を振ってくれる。結構うれしい。

 

 山を下りたら急に暑くなった。メイン会場では○LSTA同期のM村さんに高梁消防カレーを売り付けられた。ちゃんと署で何時間も煮込んだらしい。備中牛が柔らかい。甘い桃太郎トマトも添えてある。米は棚田で育ったコシヒカリが使われているのだろうか。ちゃんと美味しい。完走証は長蛇の列。正式タイムではギリ40分切り。またO川係長に大差を付けられた。
 そしてガッツ玉ちゃん争奪ジャンケン大会。4人で挑んだが2回戦で全員敗退。希望者が去年の倍はいた。すごい人気だ。そういえば備中松山城を見るの忘れてた。もうちょっと右を写してたら入ってたはず。

 

<2014年>
 MTBの部はタイヤ幅が1.9インチ以上、フラットハンドルで、電動アシストでなければ車種は何でもいいらしい。
 大会3週間前にコースの試走に行ってみた。180号から吹矢へ上がる道を間違えて、ループ橋を上り数キロ走ったところでウンコを持った不審なおじさんに遭遇。道を教えてくれ、「珍しい物あげる、おいしいよ」と手に握ったウンコを勧められたが丁寧にお断りさせていただいた。本人はイノシシの干し肉と言っていたが私にはウンコにしか見えなかった。
 受付は前日のみ。わざわざ休日の午後をつぶして高梁まで行かざるを得ない。まあ、この辺りには備中松山城や井倉洞、美観地区などの観光スポットもあり、秋は葡萄と松茸が美味しいから、遠くから来る人は宿泊してしっかり消費してくれると備中民としてはありがたい。
 当日は開会式が07:00。06:20に高梁入りしたが高梁小学校はすでに満車。ききょう緑地に駐車して会場へ。チャリで移動できるから2kmぐらい問題ない。荷物は会場で預けておけばゴール地点で受け取れる。
 パレードランと称する12kmの集団移動でスタート地点へ。雨がパラついている。ここからカテゴリー別でMTBは後方から。20km/h程度で付いて行く。これがウォーミングアップにちょうどよい。沿道ではたくさんの地元の人が歓迎してくれる。ちょっと前を走っていた筋肉スーツのお兄さんはひときわ歓迎されていた。

 

 スタートはロードの部から。MTBは女子やジュニアと同時スタート。女子は50人、ジュニアは20人ほど。ジュニアもほとんどがロード。ショートの部は60人ほどで最後にスタート。
 スタート直後はみんな結構飛ばす。ちょっと上ってるのに30km/h以上出てる。筋肉スーツのお兄さんも太いタイヤでグイグイ上ってる。負けられんと思いつつも付いて行けない。2kmほどで単独走になり淡々と上り続ける。
 8km過ぎからの約1kmは下りで、ここは追い越し禁止。ジュニアのMTBがゆっくり下ってたから一緒にペースダウン。ちょっと休憩できた。
 その後少し調子が上がってきたが前にも後ろにもMTBは全く見えない。残り2kmで女の子が後ろに付いてきた。明らかにその子の方が余裕がありそうだったが、女の子の後ろに付くのは格好悪いから頑張って引っ張ってみたが、ラスト500mからのきつい上りであっさり置き去りにされた。一番きつい上りでは10km/hも出てなかった。
 ゴール後はそのまま明治33年(1900年)建造という旧吹矢小学校のグラウンドへ。ロードでレース初参戦のO川主任が豚汁をすすりながら待っていた。44分くらい掛かったとのこと。こちらもそのくらいだと言うとかなり焦った様子。
 それにしても濡れて寒い。豚汁を頂き、荷物を受け取って着替え、落ち着いた頃に下山開始。80人ずつ下りる。宇治からの上りでようやく体が温まってきた。その後の下りは快適。とは言えそれもスタート地点までで、そこからまだ10km以上ある。結構長い。前はずいぶん離れて見えなくなった。
 高梁市街に入る頃には後ろに100人くらいの集団になっていた。それをO川主任が引っ張る。気分良さそうだ。しかし最後は私が何気に前に出て先頭で会場に入ってしまった。たくさんの人が拍手で迎えてくれる。気持ちがいい。わっはっは。
 ここでは高梁カレーとインディアントマト焼きそばを頂いてみた。どちらも地元の食材をふんだんに使っていて美味い。その上安い。
 完走賞をもらうと、結局正式タイムではO主任の方が2分以上速かった。つまらん。彼は来年蹴落とすべき男の顔を確認しておくと言って表彰式を見に行った。先に帰ろうとすると、ステージでは「ガッツ玉ちゃん」のぬいぐるみが当たるジャンケン大会をやっていた。参加したかった・・。



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