キャッスルミニマラソン
1.会場
旭川河川敷相生橋東詰め北側広場
2.種目
種目 | 部門 | スタート時間 | 参加料 |
4km | 小学生以上 | 8:50 | 無料 |
3.コース
旭川河川敷ジョギングコースを走る、片道2kmの平坦な折り返しコース。
4.表彰
なし。
5.参加賞
タオル、パン、アクエリアス。(2018)
6.売店等
なし。
7.招待選手
なし。
8.記録
出場年 | 種目 | 記録 | 練習量 | 天気 | 最高気温 | 風速 |
2024 | 4km | 25分??秒 | 195km/月 | 曇り | 29℃ | 北西3m |
2018 | 4km | 28分??秒 | 82km/月 | 曇り | 28℃ | 微風 |
2005 | 4.5km | 23分07秒 | 11km/月 | 曇り | 30℃ | 微風 |
9.感想など
<2024>
「失敗学」という学問がある。人は難しいことに挑戦するからこそ失敗し、そこから課題を発見して創意工夫することで成長する。なんてことぐらい誰でも知っているが、そういった教育はほぼ実践されない。それは、そんなやり方は時間がかかるし事故のリスクもあるから。仕事も同じで、失敗しそうな選択肢を避け続けていればリスクもない。が、それではいい仕事なんてできない。
ではどうすればいいか。それはいたって単純で、失敗は隠すものではないという文化をつくることだという。失敗しても評価が下がらないという安心感があれば、人は難しい仕事にも挑戦できるし失敗談を語ることもできる。聞き手が欲するのは、失敗に際して当事者が何をどう考え、感じ、どんなプロセスでミスを起こしてしまったかという主観的な情報であり、客観的な記述はほとんど役に立たないという。赤木剛憲は桜木花道に「今のはアグレッシブにとりにいった結果だ。OKだ」と言った。消極的な失敗は論外だが、積極的な失敗はむしろ誉めてあげるぐらいの方が人は成長するし組織も発展するのだろう。
という訳でキャッスルミニマラソン。今年は酷い猛暑だったが、おかやまマラソンに備えて長い距離を走っておかねばと、熱中症警戒アラートが発表されているなか10km走とかしてたら気持ち悪くなるという失敗もした。が、そのおかげで30℃程度なら涼しいと感じられるくらい鈍感な体になった。
当日は早めに会場入りしてスタート前に16km走っておき、続けて4kmを走ることで今年初の20km走ということにしてみた。16kmの単独走に時間がかかりすぎたため、7時過ぎに走り始めてから9時過ぎまで給水なしで走り続けてしまった。ゴール後スポーツドリンクをもらえたが冷えてない。参加料無料だから当然不満などではなく、冷たいドリンクを自分で用意しとくべきだったという失敗。帰りにコンビニで牛乳を買って1Lガブ飲みして腹を壊したのも失敗。
<2023>
「人工甘味料はゼロカロリーでもダイエットに逆効果」という見解をWHOが示した。スクラロースは食欲を亢進させるホルモンの値を高めるほか、サッカリンは腸内細菌叢を変化させて糖の代謝障害をもたらすという。人間の体って難しいですね。
さてキャッスルマラソン。気合を入れて募集開始直後に応募したが2年連続で落選。一体何人が申し込んでいるんだろう。
<2022>
先日気まぐれに負荷を掛けて走ってみたら、久し振りに横っ腹に差し込みがきた。この差し込みについて、大迫傑のトレーナーだった五味宏生氏は「状態が苦しくなってくると肋骨が出てくる」と言い、「呼吸法で一時的に肋骨を下げる」「横隔膜と肋骨の間を指で押さえる」などの対処法があると言っていた。大迫がよくマラソン終盤に右季肋部を押さえのは差し込みの対処療法らしい。2018年のぶどうマラソンの項で書いた中野ジェームズ氏の理論とはずいぶん違うが、「横隔膜」というワードだけは共通している。
横隔膜は呼吸筋であり、呼吸筋には他に肋間筋もある。強度を上げて走ると、私の場合呼吸はピッチに合わせて呼気2:吸気1の割合になるが、ピッチが180spmとすると呼吸数はちょうど60回/分になる。1回の換気量はよく分からないが、これだけの呼吸運動を長時間続けるのだから横隔膜にも肋間筋にも大きな負担を強いているだろう。だとすれば、これらの筋肉を稲葉浩志のように普段から鍛えたり、深呼吸などでストレッチしておくことが予防になりはしないだろうか。
さてキャッスルマラソン。気合を入れて募集開始直後に応募したが落選。。
<2021>
東京オリンピックは無観客ではあったもののしっかり盛り上がった。男子マラソンは大迫傑が6位入賞、中村匠吾と服部勇馬はそれぞれ62位と73位。暑さ対策として、大迫は保冷剤を入れた帽子を給水ごとに交換して頭部を冷やし、服部は氷を握って手のひらを冷やしていた。手のひらにはAVAという動脈から静脈へのバイパス血管があり、そこを冷やすと効果的に体温を下げることができるというが、そんな抹消より、やっぱ最も重要な脳に近く血流も多い頭部を冷やす方が効果的なんじゃないかと個人的には思う。
女子マラソンは一山麻緒が8位入賞、鈴木亜由子と前田穂南はそれぞれ19位と33位。この6人の中では前田だけが厚底シューズを使っていなかったらしい。最後までスラップスケートを履かなかった堀井学を思い出す。
という訳で、オリンピックを見て少しだけモチベーションを取り戻した私にとって1年7ヶ月振りの大会となるはずだったキャッスルマラソン。しかし申し込み後に中止が決定。
<2018>
2017年からスポンサーがライト電業になり、開催日が8月から9月第4週に変わったようだ。コースが変わり、当日申し込みも無くなったらしい。会場は旭川を挟んで岡山城が見える河川敷広場。百間川との合流点付近に車を停めてジョギングで会場へ。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、秋分の日を翌日に控えたこの日もまだまだ暑い。受付時にはすでに汗ダラダラ。参加賞のタオルがありがたい。開会式はぶどうマラソンをサブ2.5で完走したというRSKの千神アナが司会。みんなで体操をして、幅約3mのコースに700人がズラッとならんでスタート。かなり混雑するがレースではないから気にしない。景色がよく、きれいにアスファルト舗装されており走りやすい。ゴールしてアクエリアスとヤマザキパンをもらい、車まで散歩して終了。
ちなみにここは「おかやま30K」のコースでもある。片道2.5kmの快適なジョギングコースで、LSDに適してそう。引き続き走り続けるランナーも多数いたようだ。今年は7月の豪雨で後楽園駐車場と対岸を結ぶ小橋が全て流出していまっていたが、これがあればアクセスももっとよかっただろう。
ところで、笠岡マラソンのページで低酸素トレーニングについて触れ、「息を止める訓練を繰り返すだけでも多少は赤血球を増やせるのでは」と記したが、最近実際に試してみた。1日2回、限界まで呼吸を止める訓練を繰り返すこと2週間。結果は、赤血球515万/mm3、ヘモグロビン16.1g/dl、ヘマトクリット値49.3%で、いずれも成人男性の平均よりちょっとずつ高い。が、単なる個性の可能性もある。
<2005>
受付は07:00までで07:30スタートと、これまでで最も朝早い大会。日本三大名園のひとつ後楽園や岡山城を眺めながら走れる。ランパン・ランシャツでやる気マンマンの人は見られず、ほとんどはジョギングに来たという感じの出で立ち。
スタートしてからすぐ細い遊歩道になるため、よほど前の方からスタートしない限り混雑に巻き込まれる。そこから1km程は後楽園外周の未舗装路。途中に階段が2ヶ所。最後の約500mは平坦なアスファルト。ゴール後はパンとちょっとぬるい牛乳をくれた。
トイレは会場からかなり離れた所にしかないが参加料無料だからやむを得ないでしょう。昼近くになると暑くなるし観光客も増えるので、この時間帯も納得。当日受付あり。