ピッカリ独走会

ミッドナイトエンデューロ in 岡山国際サーキット

1.会場
   岡山国際サーキット

2.種目

タイムトライアル3.7km(1周) フリー
キッズ400m(直線) 4歳
5歳
6歳
キッズ2km(半周) 7〜9歳
キッズ3.7km(1週) 10〜12歳
4時間耐久ソロ オープンA、オープンB、MTB
 4時間耐久チーム オープンA、オープンB、MTB、MIX、ファミリー、ままちゃり
10時間耐久ソロ オープンA、オープンB、MTB
10時間耐久チーム オープンA、オープンB、MTB、MIX、ファミリー、ままちゃり

3.コース
   岡山国際サーキットを反時計回りに周回する。きつい坂、長いストレートなど変化に富むコース。

4.参加料

タイムトライアル \2,000
キッズ \1,5002,000
ソロ \10,000
チーム \18,000〜\50,000

5.表彰
   1位〜6位。

6.参加賞
   Tシャツ(2007)、バッグ、うちわ(2009)、タオル(2010)
、バック(2011)

7.売店等
   ジュース、ビール、かき氷、やきそば、牛串、ホルモンうどん、自転車用品など。

8.招待選手
   辻貴光、辻善光(2009)、辻貴光(2010)、CIERVO NARA、クイズ紳助くん(2011)

9.出場種目・記録

出場年 種目 記録 順位 前1ヶ月練習量 天気 最低気温 風速
2011 オープンB10時間耐久 87周 1/11 R:42km B:212km 曇り 23℃ 微風
2010 MTB10時間耐久 87周 1/10 R:0km B:162km 晴れ 26℃ 北東2m
2009 MTB10時間耐久 79周 2/6 - 曇り 22℃ 微風
2007 MTB10時間耐久 54周 17/17 - 晴れ 25℃ 微風
2003 MTB10時間耐久 79周 7/18 - 晴れ 25℃ 微風

10.感想など

<2011年>
 今年からMTBの部がオープンBに編入されクロスバイクと同じ土俵に上げられてしまった。これまでは1.9インチ以上というタイヤ幅の規制があったが、それがなくなったため急遽1.25インチのタイヤに履き替えた。これが効果テキメン、明らかに走りが軽い。最高速度で5km/hは確実に速くなった。これならクロスバイクとも対等に戦えそうだ。さらに大会2週間前には淡路島一周ツーリングも敢行し、足は最高の状態に仕上がっている。
 会場に到着したのは17:30。隅っこの方でひっそりとA藤が待っていた。Mちゃんはかなり遅れて、Kちゃんはスタート直前に到着。Mモリも顔を出してくれた。今年はH監督と安定感抜群のYリンが不在でやや心許ないが、淡イチで鍛えた足と細いタイヤで目標は90周。そして去年に続いての優勝。
 10時間耐久オープンBは11チームしか登録されていない。去年競り合ったサタデーナイトヒーハーもおらずちょっと寂しい。チーム名を変えて出ていてくれたら嬉しいんだが。
 A藤はタイムトライアルにエントリーしようとしたが間に合わなかったらしい。残念。ちょっと見ていた限りではMTBでの参加者は見当たらなかった。つまらん。
 キッズの部はやけに人数が少ない。表彰を男女別にしてくれれば女の子も参加しやすくなるのに。
 スターターはA藤。1時間前から並んで2列目を確保。ロードにくっついてアドバンテージを稼ぐ作戦だが、ちょっと不器用なA藤だけにやや不安。メインストレッチを通り過ぎる先頭集団にMTBがいないか一生懸命見ていたが全く分からなかった。すると、1周目からいきなり救急車が出動。MTBで先頭集団に紛れ込むのはさすがに無理があったか!?などと心配したが、13分10秒後に無事ピットイン。見事大役を務めた。聞くと、A藤の2台前のロードが落車して危うく巻き込まれるところだったらしい。その後第一集団からは離されたが、第二集団に付いて2周回れたとのこと。上出来。
 2番手以降はOさん、J、Mちゃん、Kちゃんの順。1順目のタイムはそれぞれ12'10、12'40、14'40、13'50。Oさんは当然として、Jが実力に対して異常に速い。そしてOさんは2順目でついに11分台をレコード。Jも12分前半。一方Mちゃんは2順目で早くも15分台。淡路島の効果が全く現れない。
 4時間耐久チームオープンAのMモリは新車のSCOTTで参戦。1年振りに会った彼は、見た目は変わらないが肉体はすっかりタルんでしまったらしい。地元の駅伝チームでもBチームに格下げされたそうだ。この大会も勝負するつもりはないらしい。4時間耐久が終わるとテントの中でBBQを始めた。気が済むまで飲んで朝まで寝てから帰るとのこと。どうやらレースをアテに飲みに来ただけのようだ。
 ピッカリは4時間経過時点で2位に2周差をつけての独走体制。予想外の展開。しかし2〜4位が団子状態。競り合って伸びてくるかも知れない。要注意。
 02:00前になってH監督がスイカを持って駆け付けてくれた。家族旅行中に奥さんと子供達を車で寝かせたまま立ち寄ったらしい。帽子もTシャツもタオルも赤。ピッカリを応援したいのかカープを応援したいのかよく分からない。しかしおかげで体力回復。そしてクロックスみたいな靴のままコースに出て行った。
 8時間経過、2位に4周差を付けている。もう追い付かれることはないだろう。さすがにそれぞれペースは落ちてきたが、OさんとJは12分台、A藤は13分台、Kちゃんは14分台をキープ。Mちゃんもギリ15分台で踏みとどまっている。と、ここでアクシデント発生!何と7順目のタイムでJがOさん凌ぐ!誰も予想していなかったことが起きてしまった。ついにエース交代である。長いOさん政権に幕が下りた。
 8順目は全員1周ずつで回す。Oさんのタイムは6'05。Jは6'17。あっさり復権。Jは一巡天下に終わった。まーそんなもんだ。しかしそれぞれロードに混じってタイムトライアルに出ても恥ずかしくない数字。
 最終ラップは全員でコースに出てのんびり周回。こうやって走ると実に気持ちが良い。ゴール直前、クイズ紳助くん芸人が抜いて行った。ロケ車が付いてたから後ろにちょっと映っているはずだ。そして5人並んで見事V2達成。周回数は昨年と同じ87周。タイヤが細くなったのに速くなっていない。来年はやはりPFF48の「ネ申7」揃い踏みで出場したい。そしてV3狙います!!
 ちなみに優勝賞品は、サドル、スタンド、茶葉、飴、ビール、ウーロン茶、インスタントコーヒー、そして何故か暗い所でも見えるという双眼鏡。ジャンケンで一番勝ちしたKちゃんは何を思ったか双眼鏡を選択。変な事に使っちゃダメよ。

 

<2010年>
 サーキット到着は17時30分。すでにパドック内に空きスペースなし。Hさん、Mちゃん、A藤が到着しており、パドックの外れに場所を確保済み。受付を済ませるために会場内をブラ〜っと走っていると、とある研修で同期だったKさんに遭遇。
 ゼッケンと参加賞を貰って戻ると雨が降り出した。テントを持って来れば良かったか?夕立が上がった頃にはKちゃん、Yりんも会場入りした。Kちゃんはテントやテーブル、イス、ランタン等を準備してくれており、ピッカリブースが一気に快適になった。
 パドック裏には出店が何軒か出ており、いい匂いをさせている。ホルモンうどんを買ってみた。なかなか美味い。他にも牛串やかき氷、自転車用品店等があり、売り切れなければ朝まで開けているとのこと。頼もしい。
 午後8時。日が落ちて涼しくなってきた。ピッカリFF48(今年ようやく正式名称が決定)のスターターはMちゃん。何を思ったか自ら立候補。ちょっと頼りないが不動のエースOさんがまだ来ていないため止むを得ない。蛍光棒の角を生やして元気良く出て行った。
 今回も基本2周交代で回す。Oさんは1順目になんとか間に合った。ピカチュウ号の駆動系を総取替えして絶好調らしい。全員が1順目を走り終えた時点でのベストラップはOさんの12分00秒(2周)。去年より更に速くなっている。Oさんからエースの座を奪うと豪語していたA藤は14分10秒。10年早かったようだ。2順目にはほぼ全員のラップが上がり、12分05秒〜14分45秒。タイムの集計はH監督が勤務中にコッソリ作ってくれた集計表で行う。各選手の記録が一目瞭然。さすがにいい仕事をする。
 午後10時。2時間が経過した時点でピッカリFF48は10時間耐久MTBチームの部で10チーム中2位。トップはサタデー・ナイト・ヒーハーという、ネーミングセンス抜群のチーム。しかしその差は僅か。
 午後11時過ぎ。3時間経過時点での順位が発表。ついに1位に躍り出る。しかし毎年我がチームは2順目がピークで、その後ジリ貧というパターンなので、如何に10時間ペースを維持するかがカギとなる。
 午後12時前。今大会最大のアクシデントが発生。Jがピットロードから本コースに合流したところで転倒。前の自転車を抜く際に、隣りの自転車がJの側にフラッと寄って来て2台に挟まれる形に。逃げ場を失って接触、バランスを失って吹っ飛び、アスファルト上をもんどり打って転がった。ちょっと強引に行き過ぎたし、声を掛ければよかった。他に転がっている人がいないところを見ると接触した相手は無事だったようだ。通り過ぎるライダー達が大丈夫ですかと気遣ってくれる。何とか手を上げて無事をアピール。前回り受身を取ったつもりであったが、ヘルメットがパックリ割れてるし頭がボーッとする。全身に打撲痛と擦過傷もある。自転車を確認すると、前ライトが割れてハンドルも若干歪んでいるものの何とか走れそう。ボーッとしたままコースに復帰。結局この2周のラップは根性の13分49秒。ピット封鎖3分前にOさんに繋げる絶妙なリレー。
 午前1時。スタートから5時間が経過。まだ1位をキープしている。それどころかヒーハーとの差は広がっている。今回はJが絶好調。そのJに3順連敗のMちゃんは変な言い訳ばかりしている。角も4本に増えて益々変になっている。。
 午前2時。Kちゃんが自分だけ1周回しにしてくれと泣きを入れ始める。しかしH監督は甘えを許さない。
 午前3時。黒頭巾の忍者がピットロードを走り抜ける。おもむろに刀を抜き振りかざす。七色に輝いている。カッコイイ。しかし危ない・・。
 午前4時。 予想通り、3順目以降は皆タイムが落ちる一方。H監督もついにKちゃんのワガママを受け入れ、1人だけ1周回しに。一番若いA藤はさすがに回復力があるようであまりペースが落ちない。が、速くもない・・。そんな中キラリと光るのがYりんの走り。最後まで14分を超えることはなかった。去年のサイクル耐久ではタイミング悪くピットを封鎖され急遽4周走る羽目に合ったが、それを28分台でカバーしたピッカリ第二の実力者である。
 午前4時半。空が白み始めた頃、ついにMちゃんが2位のヒーハーを捉え周回遅れにする。
 午前5時。コース上にKさんを発見。ロードの集団を颯爽と引っ張っている。相変わらずスマートだ。彼は普段もオシャレである。仕事もキッチリしている。走りもキッチリしている。
 午前5時半。最後の力を絞り切る。2位との差は更に開き勝利を確信!!ヒーハーもペースが落ちてきているようだ。ピッカリもバテてはいるが大きく崩れることはない。この終盤にきても2周を平均14分台で回せている。去年のタイムと比べると驚異的な成長だ。やはり極寒のしまなみや、果てしない大山スカイライン、灼熱の反古山で心身ともに鍛え抜いた成果が出ているようだ。
 午前6時。2位を周回遅れにしたまま
栄光のチェッカーフラッグを受けたのは、ここまで特に見せ場を作れなかったA藤。最後だけエース級のガッツポーズ。周回数は87。稀に見るハイレベルな激戦を制しての優勝。H監督は生涯初の優勝と喜んでいた。
 そして表彰式。関係者全員で表彰台へ。インタビューではH監督がカープのタオルで小さい笑いを取る。優勝賞品はビール、ジュース、袋焼きそば、フェンダー、そしてヘルメット。来年もまたここに立ちます!!

  

  

<2009年>
 今年も嫁と娘を連れて行き、会場でHさん、Oさん、Mちゃん、Jチャ、Mモリと合流。どうせ早く行ってもパドック内はすぐに埋まってしまうため、ゆっくり17:30に到着。パドックの後ろに小さなテントとブルーシートを設置。雨さえ降らなければ十分快適。スタート時間はタイムトライアル18:00、キッズ19:00、耐久20:00。ちなみにタイムトライアルの優勝タイムは5分弱。
 娘がキッズU-6に出場。ビンディングを使ってい子もいるなか、16インチのプリキュアチャリで挑む。良く頑張ったが惜しくも最下位。
 オヤジはついにマイMTB(SCOTT SCALE 70)を購入し、10時間耐久チームMTBに出場。タイヤをスリックに履き替えてハンドルをカット、抵抗をできるだけ小さくしたレース仕様で参戦。この種目は6チームしか参加がないため入賞は3位まで。
 1人2周ずつで回し、最初の2周は12〜16分台。1時間経過時点で2位。予想外の善戦に盛り上がる。次の2周では全員タイムを上げたがここがピーク。Jもここまでは14分台だったが、その後は15分を切ることはなかった。
 4時間耐久が終わるとコースもパドックも空いてくる。ペースが合う人もなかなか居なくなり、ほとんど単独で走るようになるためすぐバテる。パドックでも寝ている人が多くなる。嫁娘は10時頃には駐車場に戻り車中泊しており、1時過ぎにはJチャも帰ってしまった。
 レースも後半になると自分があと何回走らなければならないか計算し始める。1時間程度の休憩で疲労が回復する程若くはない。おっさんアスリート達の間に疲労感が漂う。しかし時間はあっという間に経過し、空が白み始め終了時間が近づくと何故かテンションが上がる。みんな満身創痍の体に鞭打ちペダルを踏む。明るくなると周りの様子も良く見える。アフロのお兄さんも頑張っている。ガチャピンギャルも頑張っている。浴衣のお姉さんは見なくなってしまった・・。
 結局順位は終始2位をキープ。盛り上がりには欠ける展開であったが、個人的には初のチャリレース入賞。賞品は桃、カップ焼きそば、発泡酒を各1箱。記録は79周、平均速度は29km/h。オープンBで出ていても5位入賞のタイム。楽しいレースだったが、レース終了後、追い立てられるように撤収させられたあげく、表彰式まで長時間待たされたのには参った。

<2007年>
 14:00開門、最初のキッズレースのスタートが18:00で、場所取りのつもりで15:30頃に行ったらパドックはほぼ埋まっていた。辛うじて僅かなスペースを確保したが、結局外に張ったテントの方が居心地が良かった。
 キッズの部でも速い子はほんとに速く、小学生でも大人顔負けの走りをしていた。娘が4歳の部に補助輪付きで初挑戦し6位入賞!(出場7人)
 10時間耐久は19:00スタート05:00終了。スタート後すぐに暗くなり、終了直前にうっすら明るくなる。今年もMTB10時間耐久に出場。メンバーは友人MちゃんとMモリ。前回は現役バリバリの3人だったので入賞争いもできたが、今年は自分とMちゃんは既におっさん化してしまい勝負は無理。1周8分台。ピットでの交代ものんびり。途中バーベキューのため2時間ほど休憩。結局ブービーに7周差をつけられる最下位。それでも十分楽しめました。

<2003年>
 岡山国際サーキットは、かつてはF1も開催された一流サーキット。周囲は山しかないが目には美しい。高速を降りて40分山道を走ってようやく到着。会場は駐車場から少し離れているので荷物運びは大変。
 メンバーはOさんとMちゃん。チャリを持っていないため、シューズだけ安いのを買ってOさんのチャリを借りてMTB10時間耐久に出場。
 レースはコースを通常の逆周りで周回する。ホームストレートに続いて大きく上り、S字を下って、このコース最大傾斜の上りの後、緩い下りのバックストレート。その後大きな下りヘアピンがあり、後はホームストレートまでダラダラと緩い上りが続く。全体にアップダウンの多いコースだが、ヘアピンを下りた後からホームストレートまでが一番辛い。
 途中まで6位にいたが終盤バテて逆転され入賞を逃す。3人で回すのはキツイ。本気で走って1周7分弱。


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