ピッカリ独走会

サイクリングしまなみ

1.会場
 しまなみアースランド
など

2.種目・コース
 30kmから140kmまで、コースによってスタート・ゴールは様々。いずれも高速道路を含むしまなみ海道を走る、非常に景色がよいコース。

3.参加賞
 
Tシャツ、ミニ今治タオル、伯方の塩、万田酵素など。(2018)

4.売店等
 バナナ、レモン、レモンケーキ、はっさくゼリーなど(2018)
 ジャコ天、焼豚、ワカメスープ、パン、サザエご飯、焼豚丼、オムソバなど(2016)
 みかん、みかんゼリー、レモンジュレ、魚団子汁、鯛飯おにぎり、瀬戸内貝おにぎりなど(2014)

5.参加コースなど

参加年 コース 所要時間 天気 最高気温 風速 ゲスト
2018 D:今治⇒尾道(片道:70km) 5時間 晴れ 21℃ 西3m 道端カレン、郷亜里砂など
2016 E:今治⇔大島(往復:40km) 2時間半 晴れ 20℃ 北3m
2014 H:大島⇔大三島(往復:30q) 2時間 晴れ 20℃ 微風 ラブリ、安田団長、友近など

6.感想など

<2018年>
 
今年は大規模大会。高校生になった娘が初のしまなみ海道完全走破に挑む。二人とも自転車は半年以上まともに乗っていなかったため、前日に大三島で練習してたら父の後輪がパンク。久し振りのチューブ交換で指をケガしたが用意周到な娘が絆創膏を持っていて助かった。再度走り出したが先ほどパンクした場所でまたパンク。何か落ちてんのかと思ったが他のチャリはみんな何事もなく走り過ぎて行く。尾道のジャイアントストアで見てもらったらタイヤの劣化が原因とのこと。もうそんなにスピードを求めてないし、23cから25cに交換してみた。
 聞くところによると、ロードバイクのタイヤは3000kmもしくは3年(室内保管の場合)が交換の目安らしい。2012年製の試乗車を3年前に中古で買って、たまに練習してたのと何度か日帰りツーリングに行っただけだから、距離は全く届いていないが期間は最低でも3年、おそらく6年間履きっ放しだったものと思われる。
 前泊はシャトルバス乗り場とゴールに近くて便利な「ホテルα1尾道」。館内の居酒屋で、しまなみなら海鮮だろうと期待して刺身定食を頼んだがボリュームがもうひとつ。昼に大三島で食べたジャコカツの方が満足度は高かった。

 自転車は前日受付時に預けてあるから、当日はほぼ手ぶらで4時30分尾道駅前発のバスに乗り、6時前に会場入り。自転車輸送と会場行きのバスは事前予約が必要。今年も天気がよく月が明るい。さすが晴れ女。でも寒い。上着はリュックに入る薄っぺらいのが2枚。両方娘に取られて、スタートまで2時間以上ひたすら耐える。
 今治⇒尾道のDコースは70km。そのうち38kmは高速道路を走れるうえ、今治ICから尾道駅前までしまなみ海道をコンプリートできる絶好のコース設定。エイドステーションは、瀬戸田PA(高速)、万田酵素駐車場の2ヶ所。予定では大島BA(高速)にもあったはずなのに何故かなくなってしまったらしい。参加者は1500人で、男女比は7:3、外国人は1割程度。見たところロード8割、クロス2割。ちなみにこのコースはスポーツバイク以外での参加は認められていない。

 スタートラインを通過したところに圧倒的に綺麗な人がいると思ったら道端カレンだった。名前を呼んだらわざわざ振り返って手を振ってくれた。身近にも綺麗な人は結構いると思っていたが、やっぱプロは綺麗のレベルが全然違う。美意識が高い娘も度肝を抜かれたようだ。その娘は応援してくれる人全員に佳子様気取りで御機嫌に手を振っている。
 高速道路を走るのはやはり最高に気分がいい。天気も良くてよかった。プロのカメラマンがいっぱい写真を撮ってくれている。ここでも娘は楽しそうに全員に手を振っている。しかし最初のエイドまでが遠い。いい加減くたびれて、お尻も痛くなってきた30km付近で郷亜里砂が抜いていった。さすがスピードスケートのオリンピアン。力強い。が、ゼッケンの名前がなければ全く気が付かなかっただろう。せっかくカワイイのにゲストとしての存在感はゼロ。
 34km走ってようやく瀬戸田PAに到着。朝は野菜ジュースとナッツだけだったから腹ペコ。なのに食べ物はバナナぐらいしかない。腹は満たされないが、ボトルにアクエリアスを入れてもらい瀬戸田レモンを沈めて喉だけは爽やかに潤す。
 因島に渡って高速を下りるとすぐに2つ目のエイド。ここではレモンケーキとはっさくゼリーがもらえた。美味しい。が、果物とお菓子だけでは力が出ない。ガッツリ食える物も欲しい。行列に並んでトイレを済ませると「あと10分で関門時刻です」とのアナウンス。そんなに遅くないはずなのに結構急かされる。高速は既に下りてるんだからもうちょっとゆっくりさせてくれよ。

 因島大橋の手前は、この日唯一とも言える本格的な上り。しかし43kgしかない娘はグイグイ上る。見通しが悪い所で反対車線にはみ出して追い抜こうとするのを叱ったら拗ねモードに入ってしまった。まあ大人達がやってるのに自分だけ叱られたら拗ねたくなるのも分かる。
 向島に渡り「立花食堂」前の海岸に出ると太陽に照らされた海がキラキラ光っており、大勢のライダーがチャリを止めて写真を撮っている。ここから向島大橋まではずっと海を間近に見ながら走ることができる、高速道路とはまたちがう魅力を持った、しまなみ海道らしい快適ロード。これ以降の関門は時間的に余裕があるからゆっくり撮影してても大丈夫。
 向島中学校が一応3つ目のエイドになっているが、ゴールまであと5kmほどだし、あるのは水とアクエリアスだけらしいからさっさとフェリー乗り場行きの列に並ぶ。ここで人数調整されてフェリーに乗り尾道へ。最後は「ONOMICHI U2」前のウッドデッキを1列で走り新浜県営上屋前の港でゴール。ついにYちゃんも自分の足だけで瀬戸内海を渡り切った。

 ゴール正面のステージでは湯崎広島県知事、中村愛媛県知事、伊原木岡山県知事が何やらトークしている。広島・愛媛は分かるが、なぜ岡山県知事?と思っていたが、西日本豪雨で大きな被害が出た県つながりで、復興祈念と観光PRを兼ねて同じDコースを走っていたらしい。なるほど。
 ここではまずゴール西側でチャリを置いて完走賞をもらい、手荷物を受け取って東側に行くと、尾道焼き(砂ずり入りお好み焼き)とおにぎり、あとドリンクやスープ、エビの唐揚げなどがもらえて、海沿いに設置されたテーブルでいただくことができる。2年前のしまなみアースランドに比べたら、窮屈だし華やかさがないし居心地がよくない。駅前の芝生広場では狭すぎたのかな。北側の道路を封鎖してしまえばここより広くなりそうだけど。
 お腹は満たされたが、前日から約束していた尾道ラーメンを食べるため、以前に瀧本美織と御一緒した「喰海」へ。「塩レモンラーメン」と「ねぎラーメン」を注文してみた。どちらもまあまあ。「千光寺」を観光して帰宅。参加賞はルコックのTシャツや今治タオルなど。
 Yちゃんのクロスバイクのタイヤは35c。ちょっと太いし、交換用チューブを2種類用意しないといけないし、28cに交換しようかな。あとパッド付きパンツを履かないならサドルクッションは必需品。

<2016年>
 
この大会は隔年開催。大規模と中規模を交互に繰り返すらしい。今年は中規模。
 前日はうさぎ島をサイクリングして大三島の「富士見園」に宿泊。生口島IC以南の高速道路は06:00に進入禁止となるため、当日は05:45までに出発予定だと宿に伝えると、朝食用にと弁当を用意してくれた。
 今年は今治・大島往復の40kmコース。集合は07:10。2車線の道路に8列で並ぶ。今年はYちゃんも新車の黒いクロスバイク。ウェアも黒でコーディネート。まわりはロード5割、クロスバイク4割、その他1割といったところ。スタートまでの1時間25分は寒かった。防寒用の上着はギリギリまで着ておいた方がいい。

  

 スタートしてすぐに今治ICを通過。来島海峡大橋までは1車線のため混み合う。橋上は快適。太陽に照らされた海と島々も美しい。
 大島南ICを降りてからは一般道。とは言え交通量は少なく走りやすい。このコース唯一のエイドで休憩。前日に買ったばかりのしまなみサイクルボトルにアクエリアスをたっぷり入れてもらい、ジャコ天、焼豚、ブルーベリー、ワカメスープも遠慮なくいただく。

  

 その後は海岸線。途中に来島海峡大橋がキレイに見えるスポットあり。そこから先はずーっと橋を見ながら走れる。
 復路は橋も自転車道。橋への上り坂をYちゃんは大人たちをヒョイヒョイ抜きながら軽々と上る。
 橋に乗ってからも長い上りが続く。しかしYちゃんは緩めない。まだまだ抜いて行く。
 今治北ICを降りてからは路側帯を走るため自由に抜いて行くことはできない。最後はしまなみアースランドに上る坂。ここは自分のペースで走れる。最後に同年代の男の子をひとり抜いて納得したようだ。
 フィニッシュ会場では地元ケーブルテレビのインタビューを受けた。またYちゃんは全然しゃべらない。普段はおしゃべりなくせに。動線に従って進むとポンジュース、ミカン、うずしおパイ、昼食(サザエ飯、焼豚玉子飯、オムソバからひとつ選べる)をもらえる。しまなみアースランドは快適な芝生の公園で、出店もいろいろ出ていて買い物もしたいがリュックはスタート前に着ていた上着でパンパン。Lionのジャージだけお揃いで買ってみた。

 

 車を停めているイオンモール今治新都市南側の駐車場までは約3km。微妙に遠い。車に乗るとYちゃんはいつも通りすぐに寝た。
 某SAに寄ると、前日大三島で食べてYちゃんがめっぽう気に入ったジャコカツの店がある。大三島では\150だったのにここは\210。それでも買ってみたがどうも味が違う。いつもの店でみかんも買いたいし再び大三島へ。しまなみ茶寮のジャコカツはやっぱり美味しかった。
 その後は道の駅多々羅しまなみ公園に車を停めて再び自転車を降ろし、大三島橋だけを往復。まだ150kmコースの参加者が走っている。道の駅に戻ったのは15:00。エイドは撤収中。この5km
でようやくYちゃんも満足してくれたようだ。40kmのコースではちょっと物足りなかったようだし、2年後は今治尾道間をコンプリートしたい。

<2014年>
 前日は岩城島をサイクリングして、大島の民宿千年松に宿泊。さすがしまなみ、刺身が豪勢。

 

 当日の朝は5時半起きで朝食も摂らずに出発。宮窪石文化運動公園はナビに登録されていなかったが、大島南ICまで行けばスタッフがしっかり誘導してくれる。
 高速道路上のスタート地点までの2kmはパレードラン。大島・大三島往復(30q)の場合、ロード6割、クロス・MTBが2割、ママチャリ・その他が2割位。初めてチャリで走る高速道路は広いし景色はいいし気持ちがいい。路面もキレイで子供の通学チャリでも30km/h位出せる。すぐにトンネルがあるためスタート前に後ろのライトを点けておくことをオススメする。

 

 伯方・大島大橋と大三島橋を渡って料金所を通過。大三島橋ではドローンが空撮していた。
 1つ目のエイドは多田羅しまなみ公園。みかんゼリーと饅頭を頂いたが、朝食抜きの腹には物足りない。

 

 復路はサイクリングロードを南下。伯方SCパークが2つ目のエイド。レモンジュレを2杯頂いてNHKからインタビューを受けた。放送されていないか心配。

 

 ゴール前500mはきつい上り坂。押してる人が大半。親子で参加ということでここでもインタビューを受けた。魚団子汁、鯛飯おにぎり、瀬戸内貝おにぎりを2つずつ頂いて終了。
 12時まで高速が封鎖されていたため大島を観光していたら今治・大島往復(25km)の集団と擦れ違った。アンガールズが淡々と走ってる。友近とは目が合って笑顔で会釈してくれた。化粧が濃かった。距離が短いせいかママチャリ率が高い。大島・大三島往復(30q)より賑やかな印象。やはりこういうイベントは、よりメインなコースが楽しそうだ。


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