ピッカリ独走会

しまなみツーリング2

1.コース

1日目 尾道駅⇒駅前渡船⇒向島サイクリングコース⇒因島サイクリングコース
⇒生口島サイクリングコース⇒大三島サイクリングコース
⇒伯方島サイクリングコース+「さんわ」往復⇒大島南側海岸線⇒サンライズ糸山
2日目 サンライズ糸山⇒大島サイクリングコース⇒伯方島サイクリングコース
⇒大三島海岸線時計回り⇒生口島南側海岸線⇒因島北西側海岸線
⇒向島サイクリングコース⇒駅前渡船⇒尾道駅

2.走行距離

1日目 95km
2日目 107km
合計 202km

3.天候

- 天気 最高気温 風速
1日目 雨のち晴れ 15℃ 東3m
2日目 晴れのち雨 13℃ 西10m

4.感想など

<1日目>
 
4月の人事異動で仕事が激増、反比例するように体重は激減。8年振りの62kg。体は軽いが体力は無い。異動後はほとんどトレーニングできていない。腕も足もヒョロヒョロ。しかも仕事明けで疲労困憊。しかし鬼教官Oさんは緩めてくれない。
 まずは電車で尾道へ。今回はH監督も参加予定であったが急遽キャンセルになった。Oさんによると「奥さんの旦那さんが体調を崩した」とのこと。Oさん昨日寝すぎて調子悪いらしい。21:30に仮眠室行っちゃダメよ。
 天気予報は雨のち曇り。福山を過ぎた辺りで雨が降り始めた。覚悟はしていたが気が重い。尾道駅到着は11時前。暗くなるまでに四国に渡らなければならない。ダイソーのカッパを着込んで出発。初日は時間がないためサイクリングコース通りに走る予定。
 向島に着くと車道の端に青いラインが引いてある。サイクリングコースの目印らしい。今治までの距離まで書いてある。去年はこんなの無かった。これはいい。
 因島大橋では恒例の通行料ジャンケン。今回は勝った人からどの橋で払うか決められるというルール。通行料はほとんどが50円だが、多々羅大橋は100円で来島海峡大橋は200円。
 因島に渡りしばらく走っていると、突如サイクリングコースが山側に向きを変えた。起伏もあるし景色もつまらない。疑問を感じつつもそのまま進んでいるとフラワーセンターがあった。なるほど、ここに寄らせるためだけにわざわざこっちをコースにしたのね。しかもその後は山越えもある。もうこの道は二度と通りたくない。途中のコンビニに立ち寄って「はっさく大福」を購入。予想通りの味。中途半端に休憩すると体は冷えて心は萎える・・。
 生口橋に上る自転車道は原付と共用。両脇が切り立っておりコーナーでは見通しが悪い。そこをエッチラオッチラ上っていると○クルトのバイクが対向してきた。先頭を走っていたJが「バイク!」と声を掛けたが、Aンドウのチャリとバイクが衝突してしまった。幸い人もバイクもチャリも無事だったためお互いごめんなさいだけで済んだが、こちらが対向車線にはみ出していたためかなり申し訳ない気持ちになった。おねえさん、すいませんでした。
 生口島では去年もお世話になった「しま一」で食事を頂くことに。到着直前に雨が止んだ!ここでは「キス丼」を注文。なかなか美味い。でもちょっと足りない。大盛りにしてもらえばよかった。去年も大雨の日に来たことを告げたら思い出してくれるかなと思ってOさんがオヤジさんに言ってみたが全く話が膨らまない・・。オバちゃんの方が覚えてそうだし去年みたいにコーヒーをサービスしてくれるかなと思ってしばらく待ってみたが出てくる気配はない。しかたなく今度はJがオヤジさんに去年と同じ様に話を振ってみたがこれも不発・・。しかし最後には「安政柑」を2つくれた。ありがとうオヤジさん。「しま一」を出るとまた雨が降り出していた。。やはりこの中に雨男が・・。寒い・・。
 大三島と伯方島はサイクリングコース通りに走るとあっという間に通過できる。が、少し時間に余裕が出てきたし体も冷えてるし、ということで、また「さんわ」まで行くことに。道はよく覚えていないし誰も地図も持って来ていないが、とりあえず国道を東へ東へ。Jの「どこかで右に曲がったような気がする」という根も葉もない言葉を鵜呑みにして適当なところで右折するとOさんがコケた。らしくない。やはり寝過ぎ。。それでもなんとかたどり着き、全員「伯方の塩ラーメン」を頂く。OさんとAンドウはさらに「ミカンいなり」なるものを注文。ラーメンはやはり美味い。しかしメンマはやけにデカい。いなりは中にミカンのつぶつぶが入っている。2人の反応は鈍い。「さんわ」を出ると雨は完全に止んで日も差している。体も温まったが疲れは取れない。大島大橋から「さんわ」までの往復は結構起伏があり、Jはここでバテしまった。

  

 大島大橋では再度通行料ジャンケン。ここでは2抜けまで支払い免除。逆に1番負けは来島海峡大橋で最高額の200円を4人分払わなければならない。負けたのはやはりAンドウ。。
 大島ではサイクリングロードの他に北と南に海岸線ルートもある。去年は行きでサイクリングロードを走ったが、この時はかなり上りが辛かった記憶があり、違うルートを走りたくなった。北は壁のような峠越えがあるのを知っていたため、Jは南のルートを選択。Yリンがそれに付き合ってくれ、走り足りないOさんとAンドウは北へ。
 南の2人はゆっくりながら快調に峠をひとつ越え海岸線へ。しばらく走ると小さな港町に出た。その先は道が狭く怪しい雰囲気。北へもう1本道があったため、近くにいたおじさんに聞いてみると、「北は上りはきついが、それを超えればすぐに国道に出て来島海峡大橋に行ける。西は起伏は緩いが距離が遠い。」とのこと。携帯で地図を見てもらうと、北へ行けば橋まであと数kmらしい。しかしここは初志貫徹で西ルートを行くことに。
 ところがこの道がやたらキツい。上りは急だし下りはスピード出せないし。蛇行しながらなんとか上ってみたりしていたが、あと2コーナーで頂上という所でついに心が折れ歩いてしまった。頂上の三叉路ではYリンがおじいさんに道を聞いていた。橋まではまだ数kmあるとのこと。どうやらさっきのおじさんが間違えていたようだ。ショック倍増。しかしここまで来たら行くしかない。さらに西へ。ここからがまた辛かった・・。ただ、最後の名駒峠を超え海に出た時の夕日をバックにした来島海峡大橋はマジ美しかった。写真で表現しきれないのが残念。
 来島海峡大橋に上ると真正面から強烈な向かい風。去年も同じような風が吹いていた。後でOさんに聞くと、Oさん達が通った時には風はなかったらしい。
 サンライズ糸山に着いた頃には満身創痍。すぐにでも寝てしまいたい気分であったがとりあえず風呂へ。極楽。風呂上りの「安政柑」も美味い。そしてまたタクシーで「一歩」へ。どの料理も美味いし、やはり体を動かした後の飲みは楽しい。仕事の愚痴爆発。Oさんによると、「ストレスは汗で流さにゃおえんで」とのこと。コンビニで夜食と酒と翌日の朝食も買っておく。宿でも飲んだがいつの間にか寝てしまっていた。何時に寝たのかもどういう状況で寝たのかも記憶にない。本日95km。

 


<2日目>
 9時前にYリンに起こされる。Aンドウは納豆を掻き回している。Oさんは巻き寿司1本をすでに食い終わってデカい焼きそばパンを食っている。Yリンはパンとか牛乳とかコーヒーとかドリンクとかいっぱい並べてる。外は快晴。濡れた靴をベランダに出しておく。ダイソーのカッパは捨てる。
 10時にチェックアウト。風が強い。寒い。来島海峡大橋料金所で今日のジャンケン。またAンドウが負け\800を料金箱へ。彼がいてくれれば安心だ。橋の上では風が押してくれて超ラク。景色も最高。今日は楽しい一日になりそうな予感。大島は坂がキツい印象しかなかったが、この日は2つの峠をあっさり越え、簡単に大島大橋まで通過。

 

 伯方島からは向きが変わり強い横風になる。大三島ではこれまでに走ったことのない南・西・北の海岸線を時計周りに走る。南側は完全に向かい風。ビンディングがないと上りと向かい風は全くダメ。Oさんの風下に逃げ込む。波しぶきが顔に掛かりしょっぱい。後で聞いた話ではOさんが寒さで鼻水が止まらず垂れ流したまま走っており、それが風でかなり飛ばされていたはずとのこと。。
 野々江トンネル手前でショートカットコースを発見。体力のないJだけこっちへ。Oさん、Yリン、Aンドウはさらに西へ。Jはあっさりショートカット成功。\50のちょっとアヤシイ缶コーヒーで体を温めながら待つ。O、Y、Aの3人は30分遅れで合流。J「上り下りは多かった?」Yリン「上り下りしかなかった」
 そのまま宮浦の町まで走りOさんが調べてくれていた「大漁」で遅めの昼食。と思ったら「本日定休」とある。しかたなく近くに見えた道の駅に行ったが食事処はない。ここでは「島いちごドラ焼き」を買って「汐の季」へ。「天ぷらうどんセット」は竹炭を練り込んだうどんと鯛めしのセット。美味い。が、外を見ると雨が・・。カッパはすでに捨ててるし。。携帯で天気を再度確認すると雨は15時頃までとの予報。少し休憩して隣接する土産物屋で買い物などしているうちに雨も止んだ。大三島橋に向かう途中では「ひょっこりひょうたん島」を発見。

   

 大三島橋では渡り切ったところで後ろを見るとOさんとAンドウが来ていない。携帯を見るとOさんから着信がある。電話するとOさんのチャリの後輪が突然ロックしたらしい。アブネー。
 生口島では去年も立ち寄ったミカン屋で安政柑を買おうということに。追い風に乗って軽快に走る。ミカン屋はこの島を4/5程走った地点。去年ここで食べた「はるみ」は美味かった。早く食いたいと思いながら到着すると店は閉まっている・・。ミカンジュースを飲んで一服。寒い・・。
 ミカン屋を出るとじきに生口橋が見えてくる。ここでまた雨が降り出した。空は明るいから通り雨っぽいがOさんはそんなのおかまいなしでグイグイ飛ばす。Jだけ付いて行けない。生口橋への上り坂もトロトロ上って3人を待たせる。
 因島はサイクリングロードを淡々と尾道方向へ。この辺りは一人遅れてるし風はきついし景色はどんよりしてるし全く楽しくない。向島では行き掛けにミカン屋があったのを見ていたためそこに期待したが、ここはすでに全て売り切れ・・。ここから街に入るというところで突然Aンドウが飛ばし出す。AンドウとOさんを見失うと、YリンとJは曲がるとこを通り過ぎ、ひとつ隣りの渡船場に着いてしまう。駅前渡船に戻るのに随分無駄に走らされた。しかしそのおかげでトータル200km超えた。
 尾道に渡って朝ドラ「てっぱん」でメジャーになった尾道焼きを食べようということになった。Oさんが準備してくれた尾道お好み焼きマップは大雑把過ぎてよく分からない。「トマト」を探してみるが見つからない。「すみちゃん」は見付けたが定休日。寒い。適当に走っていると偶然「じぐざぐ」を発見。「尾道焼きデラックス」を注文。すなずり入りは初めて食べたが、これが意外に美味い。駅でお土産を買って19:38の電車にOさん・AンドウとYリン・Jの2組に分かれて乗車。去年よりはかなり空いている。2駅程で座ることができた。福山駅でAンドウが突然降りたと思ったら隣りのホームにいた快速に乗り換えた。チャッカリしている。YリンとJはボケーっとしていて乗り換えの案内とか全然耳に入っていない。Jは1時間ちょっとで帰れるがYリンは2時間以上かかるらしい。Oさんはここでようやく座れたようだ。引き続きボケーっとしたまま到着。電車を降りてまたチャリを輪行バッグから出して走る。本日107km。


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