ピッカリ独走会

スイムラン多伎

1.会場
   田儀海水浴場

2.種目


ロング
swim2.4km
run21km 
19-39歳男子
40-69歳男子
19-69歳女子

ショート
swim1.2km
run10km
16-35歳男子
36-55歳男子
56-99歳男子
16-99歳男子
キッズ swim100m
run400m 
小学1・2年
swim200m
run800m
小学3・4年
 swim300m
run1000m
小学5・6年
 swim500m
run1500m
中学生

3.コース
   SWIM:透明度の高い田儀港を泳ぐ。防波堤があるため概ね波は静か。
   RUN:前半上り、後半下り。高低差約40m。(ショート)

4.参加料

 一般 \9000 
 キッズ \2000

5.表彰
   1〜6位
   1〜3位(キッズ)

6.参加賞
   バスタオル、いちじくジャム(2011)

7.出店等
   ジュース、スイムラングッズ、そうめん(無料)など

8.招待選手
   なし。

9.出場種目・記録

出場年 種目 記録 前1ヶ月練習量 天気 気温 風速
2011 swim1.2km 36分59秒 R:45km
B:297km
S:5.0km
 曇り⇒晴れ 34℃  微風 
run10km 52分50秒
total 1時間29分49秒

10.感想など
 前々日からキララ多伎でオートキャンプ。今年初めて¥20000のウェットスーツを買っての挑戦。トライアスロンへの足掛かりという位置付けだが、これまで連続で泳いだ最長距離は500m。特に娘が夏休みに入ってからは全く練習らしい練習ができていない。ウェットスーツではまともに泳いだことがない。せめてこの2日間で練習しておきたいと思っていたのだが、娘がいてはそんなヒマがある訳もなく、ただひたすら遊んだだけ。
 前日には、その透明な海とサラサラな砂浜が美しいキララビーチで海水浴がてらキッズスイムランを見学。競技説明と記念撮影の時間が長くなかなかスタートしない。スイムは片道50mの往復コース。ほぼ浅瀬のため、往路のほとんどを走っている子もいる。ランは砂浜を往復するコースで、かなり足腰に応えそう。なんだか遠目で見た限りではあまり楽しくなさそう。出てみたいと言っていた娘もその気を無くしてしまった。
 スイムランは前日受付を16時までに済ませておかなければならない。受付後はそのまま説明会と前夜祭に参加。資料を見ると参加者の2/3はショートの部のようだ。前夜祭では抽選会があるというので娘が楽しみにしていたが、スポンサーの売れ残り商品の寄せ集め感丸出しでガッカリ。しかし食べ放題の貝は美味しかった。そして、スイムラン多伎のアクセントは「ラ」と「多」ではなく、「ス」と「伎」らしい。
 キャンプ場に戻ると、やはり娘のキックボードとトランプ、花火に付き合わされてゆっくり体を休めることもできない。翌朝は06:00起きなのに。せめて少しでも深く眠れるように、大目に酒を飲んで耳栓を詰めてコットに横たわる。
 そんなこんなで結局不安でいっぱいのままその日を迎えてしまった。当日受付時間ギリギリに到着。会場には芝生もありテントやパラソル持参で応援している人も多い。スイムコースとなる会場前の海は砂浜ではないが、キララビーチにも引けを取らないほど透明度が高い。受付を済ませると両腕両足にゼッケン番号を書かれる。ウェットスーツに着替えて計測チップを足首に巻き、トランジットにラン用の着替えなどを置いておく。周りの選手達を見ると、なんだか思っていたより年齢層が高い。それにあまり引き締まっていない人が多い。チャリが無いからか?
 スタートは海中で横に広く並ぶ。娘がカメラを構えてくれていたため最前列に陣取る。ただしなるべく強い人の邪魔にならないように、そして息継ぎのとき周りの状況を確認しやすいように左端の方へ。スイムは何とか一人ぼっちならないように付いて行きたい。目標は40分。トータルでは早くて1時間30分、悪ければ2時間超えるかも、と娘には言っておいた。
 スタートすると、いきなり前後左右から激しく手足が当たってくる。なるほどこれが噂に聞くあれか。できるだけ左へ左へ。200mほど泳いでようやくバトルから抜け出せた(置いて行かれた)。スピードこそ遅いが、とりあえずちゃんと泳げている。プールより全然楽だ。非常に気持ちがいい。海中を観察する余裕もある。意外と魚は見えない。まあ人間の集団にびっくりして逃げたんだろう。クラゲはチラホラ見える。水深はまだまだ浅いが、田儀港まで泳ぐとさすがに深くなる。が、底まではっきり見える。集団からは完全に離されて周りに人が見えなくなってきた。気が付くと変な方向に向かっていたりする。どうも右へ右へ行ってしまう癖があるようだ。
 折り返しで自分より後ろにまだ何人もいることを確認。中には犬掻きの人もいた。しかし、ここで左ふくらはぎが攣りそうな気配が・・。できるだけ負担を掛けないようキックは右足メインで。もともとバタ足で推進力を得ている感覚は全く無かったし、あんまり影響は無さそう。海水とウェットの浮力のおかげで、とりあえず腕だけでも回していれば前に進んでくれるし。
 そして最後の折り返し。残り30m。突然頭にガツンと衝撃。前をよく見ていなかったらブイに頭突きをしてしまった。手が底に付く位浅くなったところでスイム終了。ついに1.2km、ロングの先頭に抜かれることもなく泳ぎ切った。と思ったらトランジションまでの通路で抜かれた。時計を見ると36分。予想よりかなり早い。しかし部門別78人中75位。トランジションは4分も掛かってしまった。まあここまでくれば完走だけはできるでしょう。
 走り出すと、思っていたほど体は重くない。しかし暑い。そして腹の調子がおかしい。スイムで冷えてしまったようだ。スピードを上げる気にはなれない。1km地点には階段や石の道がある。キロ3分台で走る人にはかなり危険な場所だろう。キロ5分の私にはどーってことない。しばらく緩い上りを行くと給水を発見。ボランティアの中学生が大勢頑張ってくれている。スポンジの水がキンキンに冷えていて非常に気持ちがいい。
 折り返した後は緩い下り。しかしまだペースを上げる気になれない。○ンコがしたくなってきた。残り3km地点で1時間16分30秒。キロ4分30秒で走れば1時間30分を切れる。ここに来てようやく欲が出てきた。ちょっとだけペースアップ。階段も石の道も手抜きしない。最後の直線は多くの拍手で迎えてくれる。しかし腹は限界。なんとかチビらずにゴール。
 トイレでスッキリした後はもうひと泳ぎして体温を下げ、ジュースを買って娘が待つテントへ。半分凍ったレモンティーを振るとシャーベットになった。これはいい。さらに生姜と鰹節が入ったぶっかけそうめんを娘ともらいに行く。これもいい。二人ともおかわり。なお、娘は父親のゴールを見ていなかったらしい。

 

 後日、当日の写真やリザルトが入ったDVDが届いた。ゴールシーンは全員分入っているようだ。なかなか良いサービスだと思う。

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