山陽新聞健康ウォーク
1.会場
稲荷山ジャンボパーキング(2012)
2.種目
2012 | 11kmウォーク | 制限なし |
3.コース
稲荷山ジャンボパーキングからスタートし、吉備高原自転車道などを歩きながら、最上稲荷や備中高松城跡、高松城水攻め築堤跡をめぐる。(2012)
4.参加料
一般 | \500 |
高校生以下 | \200 |
5.表彰
なし。
6.参加賞
記念バッジ(2012)
7.売店等
自販機。
8.招待選手
なし。
9.出場種目・記録
出場年 | 種目 | 記録 |
2012 | 11kmウォーク | 2時間30分 |
10.天候
天気 | 最高気温 | 風速 | |
2012 | 快晴 | 14℃ | 微風 |
11.感想など
<2012>
療養中ではあるが、ドクターから運動を勧められていることもありウォーキングイベントに参加してみた。
このイベントは、毎年11月下旬に場所を変えながら開催されているらしく、これまでには、吉備路、片鉄ロマン街道、笠岡湾周辺、児島風の道などで行われてきたとのこと。今回は、山陽新聞の広告欄に載っていた「高松城水攻め」というワードが、たまたま「のぼうの城」を読んだばかりだった私の目に留まったのがきっかけとなった。
1592年6月、羽柴(豊臣)秀吉が天下統一を目指す織田信長の命で中国地方を攻め進み、毛利輝元支配下の備中高松城を水攻めしている最中に本能寺の変が起きる。この報を受けた秀吉は直ちに毛利と和睦して京へ引き返し、わずか10日後には山崎で明智光秀を討った。この約200kmの強行軍がかの有名(?)な中国大返しである。この歴史を動かした大事件の一舞台となった高松城には、以前から興味はあったが実際に見に行ったことはなかった。歴男を自認する自分としては、これらの史跡をゆっくり見て回れるということは大きな魅力である。
できれば娘と参加したかったが、9歳の女の子に11kmはちょっと厳しそうだったため、ひとり寂しく歩くことにした。集合時の外気温は10℃。日差しがあって風が無いため、歩いていれば寒くはない。おじいさんおばあさんばかりかと思っていたが、女子大生のグループや小学生もチラホラいる。
歩き始めるとすぐに最上稲荷が見えてくる。小高い丘を越えた後、田んぼの間をしばらく歩いて高松城址公園に到着。ここで休憩。みんな弁当を持参している。ガイドさんが水攻めの説明をしてくれる。高松城は本丸にも石垣は無く、低い土塁の上に築かれた平城だったらしい。秀吉の水攻めにより、ほぼ全てが水没してしまったらしい。実際にその場に立ってみると、見渡す限り水面と化したであろう当時の状況が想像できる。手ブラで参加した私は自販機で買ったコーヒーだけ飲んで空腹のまま再出発。
最上稲荷の大鳥居を横目に少し歩くと水攻め築堤跡に到着。ちょっとした公園になっている。堤は10m程しか残っていないが、土砂を入れた俵の跡が残されていたり、周囲が湿地帯であったことの証となる粘土質の地層に関する記載があったりと、なかなか興味深い。
最後は自転車道をひたすら北上。昼過ぎに終了。久しぶりに長時間歩いてグッタリ。参加賞でもらったバッジは今日のためだけにデザインされた物のようで、なかなかカワイイ。こうゆうイベントはアチコチであるらしく、似たようなバッジを何十個も付けたリュックを背負った参加者が何人もいた。