タヌキとのたたかい2(&カラスもね、ネズミもね)とその後

---------------最終更新日:2020.1.20

人が狩猟採集生活から、土を耕して食料を得る農耕生活にシフトして幾千年。
古来より連綿と続く、タヌキvsニンゲンの戦いに、平成20(2008)年ついに私も参戦することになったのでした。

たたかいは8年に及び、記録ファイルが破損したため「2」として継続することにしました。

タヌキとのたたかい(平成20〜27年夏)

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2015(H27)年

●7月19日
台風11号が17日早朝、倉敷市を通過した。
台風の目通過時の静寂を経験した。ほんとに雨風がぴたっと止んで、しんとなるんだね。
19日の日曜日、リサイクル畑に行ってみると、A.T.(Anti Tanuki)フィールドが数カ所壊れていた。
幸いにも、Tが侵入した形跡はなかった。よかったよかった。

木製の支柱が、やはり地面付近で折れていた。
この地中-地面の部分を補強するため、プラスチック製の杭(45×45×600mm/楽天市場¥249)を事前に多めに購入していたのだ。
なかなかに優れもので、穴あけ、ビス打ち、切断等の加工ができるので、折れた杭を立ててそのままステンレス製の針金とコースレッドで補強した。不朽の一品といえよう。

●2015年夏
刈った雑草と醤油かすを混ぜて有機堆肥にする。 伸びる→刈る→伸びる→刈るのループを意味あるものにする方法。
草と醤油かすを食う虫がTの食糧になり、結果的にリサイクル畑のA.T.フィールド内への侵入を抑制している。
たたかいを経てニンゲンとTの間にできた妥協点といえるかもしれない。
付近にはNuなども生息し、ときどき見かける。 こいつ等はA.T.フィールドの敵ではない。

●2015年秋
Tの侵入無し。見かける事さえなくなった。 だが、堆肥山にはほじくったあとが依然として存在している。
今年初めて作った落花生がKに掘り返され、食い散らかされていた。
ダミーカラス、その他は効果がなくなっていた。
やつらはピーナッツのうまさとそのありかを知っているらしい。
応急対策として、かぼちゃの空中栽培に使った防獣ネットをばさっとかぶせた。 以後被害はない。やはりKが犯人。

●2015年冬
Tとのたたかいは、相互不可侵条約を結んだかのようにかりそめの平和が訪れていた。
K対策も着々と進行し、ニンゲンにはある程度勝算があった。

そんな油断をぐさりと突いて、リサイクル畑ではなく、収穫後のサツマイモと落花生がChuのえじきとなってしまった。
多少かじられた時点で、ステンレス製の棚の上に移動し高床式としていたが、やつらの身体能力を甘く見ていたことが判明。
倉庫で熟成中のサツマイモはかじられた上、うんこまみれに。
車庫の隅に吊して自然乾燥していたの落花生は殻ごと強奪され、車庫や隣の倉庫の至る所で食い散らかされていた。

倉庫内数カ所に殺鼠剤、落花生のエサを入れたチュートルマン(楽天市場 2,495円×4)を仕込んだ後、残った落花生を全部集め、無事なサツマイモは別の倉庫に避難させた。

しかしながら、追撃してきたchuによりサツマイモ全滅(うんこまみれ)。
ニンゲンは決定的に敗北した。


2016(H28)年

●1月
食糧を求めてChuが罠にかかった。 中に入るとシーソーの仕掛けで両側の入り口がぱたんと閉まるのだ。
底には窓が2つ設けてあり、罠にかかったおろかな小動物を観察することができる。
付属の黒い筒に水を満たし、ゆっくりと罠を沈めてゆく。
空気を求めるChuのひげが罠の隙間からのぞくが、最後にちゃぽんと水没させる。 さようなら。
花のデザインに、これを作ったニンゲンのブラザーのブラックユーモアが感じられる。

落花生をすべてちぎり、残念なサツマイモの残骸を処分した。 かなしいぜ。

●2月
しばらく後、恐ろしいことが起こった。

朝、うーさびと言いながら台所へ行くと、食い散らかしたあとと黒いうんこが床に、棚に点々とばらまかれていた。
体内ではアドレナリンがどばどば分泌され、朝一番に怒りが急加速でピィーと頂点に達した。

「ぐがぎぎぎ、イッピキノコラズブチコロスがう」

ニンゲンはこれほどまでに強い殺意を他の生物(ヒトを含む)に対して抱いたことはなかった。
かつてトウモロコシを蹂躙したKさえも、実害がなければ積極的に攻撃することはなかった。
草刈りや耕運中にミミズを求めて飛来しても、まいっかとほうちしていた。
直接ニンゲンの生活圏に侵入し、あまつさえその食糧を食いあさってうんこを無秩序にばらまいた罪は万死に値する。

次の夜、浅い眠りの中、かすかな物音に目が覚めた。そっと足音を忍ばせ台所へ行く。
電気を点けるといくつかの黒く小さいのがすたこら物陰に逃げこんだ。 ぞわぞわと鳥肌が立つ。
心臓ばくばく、アドレナリンどばどば、瞳孔全開。
逃走ルートをたどって部屋の隅の衣装ケースをどけてみると、内壁のエアコンの配管穴を埋めていたパテを食い破って侵入した経路を発見した。
そのとき、おろかな小動物がちゅーと壁際を走り、穴に逃げ込もうとした瞬間、反射的にニンゲンの右足が一閃した。
容赦ない蹴りはその運動量のすべてをChuにぶち込み、完全に破壊した。 スリッパ履いててよかった。
まず、一匹。

侵入口にスチールウールたわしをぎゅうぎゅうに詰め込み、逃げ道を断ってから、じっくりと追いつめる「袋のネズミ」作戦。
深夜にもかかわらず、煌々と明かりのつくニンゲンの住みかでは息詰まるたたかいが続いていた。
眠気も吹き飛んだ人間の目は血走り、祖先から受け継いだ狩猟本能が目覚める。

一匹がするするとはしごを伝ってロフトへと逃亡した。
後を追い、力任せに家具を壁に押しつけ、段ボールをどかし、家具の隙間をほうきの柄で突きまくった。 うらうらうらー!
ロフトは防災品等の物置となっており、あまりに障害物が多すぎて捜査断念。 命冥加なやつ。
チュートルマンを設置。

敵を知らねば。
ネットで生態を調べたところ、クマネズミと推定された。駆除法を調べまくっていたら朝になった。
後ろ髪を引かれる思いで確実にChuが潜む自宅をあとにし、今日のお仕事。
と言っても道をはさんだ向かい側なので、仕事の合間に罠を確認しに帰る。
粘着シート(タイム/12枚入り 1,034円×2箱)購入。
がんばって捜索してもChuは見つからず、網戸に直径2cmの穴発見。食い破って逃げたもよう。

この侵略以降、壁の中や天井裏で不意に "とことことこっ" と音がし始め、悪夢のような日々が始まった。
リサイクル畑だけでなく、本来心休まる場所であるマイホームにおいてもたたかう事態となってしまった。
もはやこれはニンゲンの運命なのか。 逃れられない宿命、あるいは業なのか。
ねこ様ご存命であればこのような無様な事態にはならなかったろうに。

●3月
"かたっ" 何かが落ちたような音に目が覚め、台所へ。
保存していたカボチャの種、落花生、大豆が食い散らかされ、うんこが散乱していた。
慌ててエアコンの配管穴を確認するが、侵入した形跡はない。
今度はどこから侵入したのだ。
すごい既視感、こんなんばっかり。たたかうさだめの醤油屋。
とりあえず、粘着シートを付近に敷いて対応。

毎朝夕やつらの活動が活発になり、天井裏や壁裏を移動する。 "かりかりかりかりかりかり" とかじる音が続く。
深夜かすかな物音に目覚め、明かりを点けて室内を確認する。
絶え間ないストレスと睡眠不足が徐々にニンゲンの精神をむしばみ、心の平衡を崩していった。
当然捕らえられたChuの最期は悲惨なものに。
怒りにまかせた鉄拳制裁、水責めから、磔(はりつけ)ハバネロ&タバスコ&その他の刑へと。
単なる駆除から、捕らえたChuを拷問し恐怖や苦悶を引き出す復讐にくらーい愉悦を感じるようになっていった。

ばらまかれたうんこをたどると、不明の侵入口を通って部屋から部屋へと移動しているようだ。
玄関の靴箱に残っていたねこ様用のドライフードも食い破られた。
玄関から部屋へ続く戸を5cmほど残して閉め、その先に粘着シートをずらりと並べる。

「きょうもかじりにいくチュー 閉め忘れだチュー 行くチュー」
「チューッ! なんチュー! べとべとくっちゅくチュー! たちゅけてチュー!」
天国への門と思われた隙間は地獄への門であった。
足掻けば足掻くほど粘着剤に捕らえられる。 ブラザー達の知恵の結晶”強力チュークリン業務用(怒り消毒)”
ずしんずしんと床が震え、巨大なニンゲンの顔が近づく。
磔にされ、うんしょうんしょともがく小動物を観察。
その唇の両端がきゅっとつり上がり、牙がのぞいた。
「かかったな ひーひっひっひっひっひ、ひーひっひっひ」

翌朝、ニンゲンは小さなゲストをもてなすべく、ぜいたくな朝食をさし上げた。
 「おお、それほどおいしゅうございますか、遠慮なさらずたんと召し上がれ。」
 「おっと、手がすべりました。 ですがすばらしい香りでしょう。そんなに興奮なさって。」
 「おっとこれはまた失礼を。 ですが涙があふれるほど喜んでいただいき、光栄でございます。」
 「お飲み物もどうぞ。 これはしたり。 ×××でございました。 ですがきっとおきれいになられます。」
 「まだまだデザートもご用意してございます。 震えるほどおいしい・・・・・・」
もてなしは、苛烈を極めた。

●4月-8月
醤油の仕込みが近づき、原料の小麦、脱脂大豆への被害も想定されるため、殺鼠剤、罠、粘着シートに加え超音波撃退機を投入。
複数の種類の製品をタイマーでランダムに作動させてみた。ある程度の効果はあるようが、決定的ではない。

ついに侵入口を発見。物置の隅の柱と壁の間を食い破っていた。 すぐにこれでもかとたっぷりのセメントでふさいだ。
これ以降、室内への侵入は止んだが、天井裏を駆け抜ける音とかじり音は続いた。

5月ごろからか、天井裏で "のさっ のさっ" と明らかにChuよりも大型の生物の気配がするようになった。
イタチあるいはネコと思われる。
天敵の出現と同時にChuの出没頻度が明らかに下がってきた。
ニンゲンがネットを駆使し、お財布を軽くしてまで頼ったブラザー達の手による文明の利器よりも食物連鎖の掟の方が絶対的だったのだ。
次第に天井裏、壁裏の気配は減り、やがてなくなっていった。

●9月
朝、草刈りに行く途中、ゴミステーション前の道路でTが車にひかれていた。
しばらくリサイクル畑で見かけないと思ったら、こんなところでゴミあさりなんぞしてたのか。
一度文明のうまみを知ったら、もう畑のイモムシやコオロギでは満足できなくなるのだろうか。

そのままほうちして畑に草刈りに行った。しとしとと雨が降り出しても刈り続けた。
うーん。どうにも気になって仕方がない。
袋を持って行って死骸を回収、リサイクル畑の隅に埋めてやった。 故ねこ様のとなり。
たぶんリサイクル畑付近で生まれたのだろうから、畑の土に返してやるのがよいだろう。
安らかに眠れ強敵(とも)よ。 合掌。
雨脚が強まり、止む気配もなく、ニンゲンは家に帰った。

●11月
11月13日、近くにとまってずっとニンゲンの隙をうかがっているKの襲撃をかわし、なんとか今期の落花生を収穫。
布団干し等に吊し、K対策のネットをかぶせて乾燥を始めた。

その夜、やつらが帰ってきた。
もう匂いをかぎつけてやってきたのだ。 なんて恐ろしいやつらだ。
深夜"とことことこっ" 、 "のさのさのさっ" 、"ちゅー" で目が覚める。
天井裏の疾走音。上をとられた敗北感、下に住まねばならない屈辱感。
ニンゲンののうみそに過電流が流れ、倫理ブレーカーがかちんと落ちて良心回路が機能しなくなった。
「イッピキノコラズブチコロス」

11月20日、残りの落花生とサツマイモを収穫。
収穫死守すべし。害獣死すべし。

11月22日、バーサーカー(狂戦士)モードに突入したニンゲンは手段を選ばなかった。
南米系の店で購入。ブラザー達の悪魔の発明 "デスモアPro"。(Amazon/デスモアPro投げ込みタイプ12包入り ¥1,700×2箱)
ワルファリンの300倍でころり、ひとくちでころり、スーパーラットもころり。
こわれた心にここちよく響く、その商品名。 たのもしいぞマイブラザー!
「DEATH MORE ! もっと死を!(ほんとはdethmorらしい)

材料も揃ったので、ニンゲンはるんるんでおもてなし料理を始めた。 元レシピはこちら

材料
 サツマイモ   中1個(きずもの、くずイモでOK)
 スパイス     1包
 サラダ油     適量

調理法
 1,サツマイモをてきとーに洗い、1cm角ほどの短冊切りにします。
   揚がりやすく、たべやすく、スパイスをたくさんまぶせます。
 2,油でてきとーに揚げます。
 3,油を切ってさまします。
 4,揚がったサツマイモをさっと流水に通します。
   スパイスが付きやすくなります。おいしい油が失われないよう短時間で。
   水を切って、ビニール袋にいれておきます。
 5,スパイスを袋ごと金槌でたたき、細かくします。
   貴重なスパイスがこぼれないようにやさしくたたいてください。
   注意!自身がスパイスでやられないように、手袋を装着してください。
 6,ビニール袋にサツマイモと粉砕したスパイスを入れて密封し、シャカシャカします。
   注意!自身がスパイスでやられないように、手袋を装着してください。

なんともアレなすごい紫色のスパイス。 偶然にもサツマイモの皮とよく似た色。
できあがった料理を盛りつけて、小さいゲストがいそうな倉庫内3カ所に差し入れ。 たくさんたべてね。
自宅接待ではなく、より積極的にデリバリーサービスでおもてなしすることにしたのだ。
死ぬほどおいしいですよ、生涯でもっともおいしいたべものですよ。
最後の晩餐、至高のおもてなしを小さいきみたちへ。

●2016.11.29-12.21
2日ほど料理に大きな変化なく、警戒しているご様子。 トラストミー、プリーズ。
3日目、2カ所でほぼ完食。盛りつけた皿ごと移動していた。
一週間ですべて完食。
11/29、おかわり。
11/30、ぺろり完食。 これは、料理し甲斐がある。
12/3、もう一丁おかわり、へいおまち。 わんこそばのようにchuが食べ続けるかぎり、もてなしは続く。
12/5、どこかへ逝かれたのか、旅立たれたのか料理が減らない。
    静かな夜が帰ってきた。 ニンゲンは心安らかに、すやすやと眠ることができるようになった。
12/8、少しずつだが料理が減っている。 もっともっと食べて。 みんなみんな食べて。 ぜんぶぜんぶ食べて。
12/12、食が細くなった。ニンゲンの夜は平和になった。
12/21、まだお客様がいらっしゃるようだ。もてなさねば。

●2017.1.28-3.30
たいそう平穏な夜が続いたため、お皿がスパイスの粒一つ残さずきれいになっていたが、ほうちしていた。
1月末屋根裏に来客あり。
2/1、料理追加。
2/2、召し上がった様子。
2/3、朝、壁裏で移動音、鳴き声。 昼、天井裏で移動音。昼の活動は珍しく、スパイスが効いているための行動か。
2/4、完食。スパイスを2倍効かせて提供。
2/12、パンチの効いたスパイス2倍のためか、半分ほど召し上がってそのまま。
2/22、少し減ったか?
3/1、まだいる。
3/30、もういない。かな?

●2017年9-10月
夏頃から、A.T.フィールド内部の堆肥にほじくった跡が見られた。
ジャガイモを植え付けた9/10、エダマメの黒マルチに多数の足跡を発見し、T侵入を確信した。
A.T.フィールドを点検して回ると、西の端にまあるい穴があった。
やはり草刈り機で引っかけたほころびをむりむりに押し広げて、押し入っていたのだ。 またか。
ほんの小さなセキュリティーホールも見逃さない、油断できないやつらだ。

ただ、今回は農作物の被害が未然に防げたことに加え、生息が確認できたことがちょっとうれしかった。
一年ほど姿を見ていなかったのだ。
昨年末からニンゲンがリサイクル畑の西を荒らし始め、草木を切り倒し、ねぐらを暴いた。
更にニンゲンの都合でリサイクル畑外部の堆肥山付近の草刈りを放棄したため、堆肥をほじくって食糧を得にくくなっていた。
相互に干渉せず、住み分けることができれば理想なのだが、ニンゲン社会はそんなに甘くない。

9/15、秋。収穫の秋。 それをねらって、季節の渡り鳥のようにやつらが帰ってきた。
天井裏でとことことこっ・・・・。

9/16、オーダー入りました!
へい、おまち!

9/19、追加オーダー入りました!
もひとつ、おまち!

9/21、ぱくぱくぱく。もうないの?
ちょこざいな! これで、どうだーっ!  デスモアPro一箱(12包)終了。

10/1、・・・・・・。
料理が減らなくなってしまった。 静かな夜だ。

10/8-10
お客さんラッキーですね。 ただいま季節限定スパイス増量サービス中なんです。

●2018.3.6-5.2
昨年秋から年が明け2月まで、食事に手をつけた跡がなく、白いカビが生えたままずっと放置されていた。
しかし、3月初旬食事が減り、ついに3月7日天井裏に来客があった。
醤油屋の平穏なナイトライフを守り、春の仕込みに向けて小麦や脱脂大豆をchuから守らねばならない。

3/8、この時期よい食材の入手が難しい。
お客様はきっとハングリーなはず、低温障害でやられた感があるサツマイモでもOKだろう。
代わりと言ってはなんだが、スパイスましましのてんこ盛りで提供した。

5月になり、食べられないまま乾燥してカチカチになっていた料理がなくなっていた。
すると、倉庫の外に食い倒れたクマネズミがいた。

●2018.5.14
リサイクル畑の作物をめぐって繰り広げられてきたニンゲンvsタヌキ、カラスのたたかいはここに終結することとなりました。
畑に隣接する共有地の売却が決まり、このままでは畑に行く手段がなく、準袋地となるため、売却せざるを得なくなったのです。

現在重機が開発を進めており、タヌキやヌートリアが逃げ出していったという目撃談も聞きました。
すでに彼らの住んでいた草むらはなく、リサイクル畑に作物もA.T.フィールドもなく、人類文明の勝利となりました。

●2019.8.25
リサイクル畑があった塩田跡地に建設された太陽光発電施設。


その後

リサイクル畑はなくなったが、そこに生息していた生き物たちはどうなったのだろうか。

2019年末、消防団の年末夜警を終えて帰宅すると醤油屋の前の道路でTが一匹いた。
このへんでたくましく生きているようだ。畑の作物あらすなよ。

●2020.1.16-20
醤油屋はその日が来るのを覚悟していた。
落花生を収穫したそのときから、いや、種を買った瞬間から。
そして備えていた。

16日早朝、天井から ”とことことこっ とことことこっ”
「屋根裏のお客様、いらっしゃーい。」

昨年、おもてなし料理用のサツマイモが手に入らない時期にスパイスの袋だけ置いていたものが食い尽くされていた。
スパイスは大箱で購入済み、旬の食材もたくさんあるので、豪華な定番料理をふるまった。

リピーター客が来ないのがこの料理の特徴です。
ファミリーごと来なくなるので、静かです。


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