インデュライン(6歳1000万下・牡)
父リンドシェーバー
母ラインダンサー
栗東・太宰義人厩舎
2000年4月25日生
成績:3−2−2−16(成績詳細)

総額1,400万円・1口14万円
(100分の1口所有)


【2006年3月20日現在】
 2月19日京都、琵琶湖特別・芝2400mに出走した。さすがに芝のレースにも少し慣れが見られ、2番手につけて、4コーナーまでは抵抗して、粘りきれず12着だったが、それほど差はなかった。レース後は少しゴトゴトしているが、キャンターは問題なく、続いて3月5日阪神、ダート1400mに出走し14着。やはり1000万クラスではかなり家賃が高いようで、残念ながらこのレースを最後に現役登録を抹消し、地方競馬に移籍することになった。これまでのご声援ありがとうございました。精算は4月末を予定しています。


【2006年2月20日現在】
 500万クラスでもダート1700mあたりで、足りない競馬が続いていたため、クラスが上がったからには何か工夫をしないと・・・とのことで、1月28日小倉、壇之浦特別・芝2000mに出走した。初めての芝で戸惑いがあったようで、前半は好位置につけたものの、ペースが上がるとついて行けなくなり殿だった。太宰騎手は「芝はある程度慣れてくれば大丈夫ではないか」とのことで、次走は2月19日京都、琵琶湖特別・芝2400mに出走の予定。


【2006年1月20日現在】
 レース後も取り立てて気になるところはなく、順調に調教を積み、追い切りもコンスタントに消化している。日常的には以前のようにうるさいところを見せたりしないし、少し老けたかなと思われせることもあるが、数を使っていないため、身体は若々しい。適当な地方交流レースに登録していたものの、除外続きで、ようやく1月17日名古屋競馬場、オルフェウス賞・ダート1900mに出走した。初めての1900mがどうかと思ったが、堂々の一番人気に応え3勝目を挙げた。クラスが上がって厳しいかもしれないが、気になるところはないので、色々と試してみる予定。


【2005年12月20日現在】
 11月22日笠松、古太尽特別・ダート1800mに出走した。やはり休み明けで、数字以上に緩い感じに見えたし、2番手から理想的な流れだったにも関わらず、勝負どころからの反応がもう一つで惜しい3着。その後も変わりなく、気になるところもなく調教され、地方交流レースにも登録しているが、補欠にも入らない状態なので、12月11日阪神、ダート1800mに出走した。ゲートを上に伸びるような感じで出てしまい、押っつけて3番手。砂をかぶらない位置でレースを進めたが、直線は馬群に飲まれてしまい9着。中央ではいくらか家賃が高い感じなので、今後も地方交流レースに登録する予定。


【2005年11月21日現在】
 八日市のアカデミーで調整されていたが、厩舎の馬房調整がつき、10月27日に帰厩した。さっそく30日には時計を出し、その後も週に2回の追い切りをこなしている。いくらか前の出が硬く見えるが、もともと出が良い方ではなく、特に気になるほどではないとのこと。角馬場で頭を振ったり、馬場入りの際に、立ち止まって気分が乗るまでじっと佇んだりと、状態の良さを伺える癖を見せており、11月22日笠松、古太尽特別・ダート1800mに登録したところ、補欠2番目だったが、繰り上がりで出走できることになった。使いながら良くなるタイプだが、条件的にはかなり期待できそうだ。


【2005年10月20日現在】
 引き続き、八日市のアカデミーで調整中。調教の前後にはウォーキングマシンで運動を行い、チップの角馬場で常歩を乗られ、その後、馬場に移動して、ダク2周、キャンター2〜3周のメニューをこなしている。毎週末には併せ馬で、2F〜3Fを16-16くらいにペースを上げている。かなり乗り込んでいるものの、あまりペースを上げると、もともとトウ骨を気にしたり、前の出が窮屈になったりするため、今のところ帰厩が具体的ではないので、少しペースを落とすかもしれない。


【2005年9月20日現在】
 引き続き、八日市のアカデミーで調整中。調教の前後にはウォーキングマシンで運動を行い、チップの角馬場で常歩を乗られ、その後、馬場に移動して、ダク2周、キャンター2〜3周のメニューをこなしている。8月下旬から9月上旬にかけて、毎週末には併せ馬で、2F程度だが16-16くらいにペースを上げているが、もうすっかり仕上がった身体つきを見せている。今のところ帰厩は具体的ではないが、パンとすれば、まだまだ期待できる器だし、今後も帰厩に向けてこの状態をキープしていきたいもの。


【2005年8月19日現在】
 引き続き、八日市のアカデミーで調整中。調教の前後にはウォーキングマシンで運動を行い、馬場でダク2周、キャンター2〜3周のメニューをこなしている。少し腹回りには余裕があるが、トモの肉付きには物足りなさを感じる現状で、調教師は「以前に比べると少し年を感じる」とのことだった。それでも気になるところはなく、すこぶる順調で、毎週末には16-16くらいにペースを上げており、今のところ具体的な予定は決まっていないが、今後も帰厩に向けて徐々にペースを上げていく予定。


【2005年7月20日現在】
 引き続き、八日市のアカデミーで調整中。調教の前後にはウォーキングマシンで運動を行い、馬場でダク2周、キャンター2周のメニューをこなしている。心配なところはどこもなく、健康そのもので、もう少しトモに肉が欲しいところだが、そろそろ毎週末にペースを上げことを検討している。このまま順調に進んで、うまく馬房の調整がついたなら、3回小倉開催の最後くらいには復帰できるかもしれない。


【2005年6月21日現在】
 引き続き、八日市のアカデミーで調整中。移動後、しばらくはサンシャインパドック放牧のみでのんびりさせていたが、疝痛予防のためにすぐにウォーキングマシンでの運動を開始。その後経過は良く、6月に入ってから、調教師の指示で、チップコースの角馬場でダクを乗り始めた。動きは問題なく、下旬から馬場入りする予定。順調に進んで、タイミング良く馬房の調整がついたなら、小倉開催で出走できるかもしれない。


【2005年5月20日現在】
4月20日、名古屋競馬場での交流レースに出走した。2頭が競り合うのを少し離れた位置から見る、理想的な展開で、勝負処から並ぶ間もなく交わすと、後は楽々先頭でゴール。さすがにここでは力が違ったし、時計もかなり速かった。ただ、レース後は、馬場が悪かったからか、筋肉痛が見られ、全身がゴトゴトになってしまった。いろいろ治療を行ったが、歩様は、日によって良かったり悪かったりするため、思い切って放牧に出すことになり、5月7日に八日市のアカデミーへ移動した。しばらくはパドック放牧のみでのんびりさせる予定。


【2005年4月20日現在】
 谷川牧場で調整されている。調教開始後は馬体を緩めない程度に軽めに乗られていたが、歩様が今ひとつだったので、3月下旬に背中から腰にかけて針治療をした。数日は舎飼で様子を見たが、特に問題なく、4月に入ってからはすぐに調教を再開しており、上旬は屋外ダートトラックで、ダク、軽いキャンター合わせて2400mを乗られている。皮膚病はほとんど目立たないくらいまでに回復したし、ようやく馬体に張りが戻りつつあり、体調面は確実に上向いているようだ。取り立てて不安な面はないし、実績のある夏の北海道シリーズでの巻き返しを期待している。


【2005年3月18日現在】
 3月6日中京、ダート1700mに出走した。ゲートでつまずく不利があったが、立て直して先行し、3番手の砂をかぶらない位置で粘っていたが、直線半ばで差され5着。これまで中京はもう一つの成績で、馬自身の調子と、回りの関係かと思っていたが、今回、太宰騎手は「流れが忙しすぎる」とのことだった。引き続き体調は良く、追い切りでも以前のようにもたれたりすることもないし、レースでも以前のような気弱な面を見せることもなくなり、粘り強くなっているのは確か。3月20日阪神、ダート1800mに出走の予定だが、そろそろ決めてほしいもの。


【2005年2月18日現在】
 1月23日京都、ダート1800mに出走し、休み明けを何回か叩いて、だんだん動けるようになったと見えて、これまでになく粘りを見せ5着。続いて、2月5日小倉、ダート1700mでは、小回りの上、行きたい馬が多いだろうから、先行するのは無理かも・・・の予測を裏切り、押してハナに立つと、直線は引き放すくらいの余裕でギリギリ粘って2着。メンバーも楽だったようだが、ようやく本調子になってきた。レース後も順調そのもので、次走は3月5日か6日中京、ダート1700mあたりになりそうだ。


【2005年1月20日現在】
 12月19日中京、ダート1700mで復帰し、12着。もともと使われて良くなるタイプでもあり、今回は追い切りも足りない印象で、太め残りとのことだったが、以前のように3コーナーあたりから止めるような面は見せず、終いまで踏ん張っていたことは収穫だった。レース後も心配なところもなく、続いて1月8日京都、ダート1800mに出走したが、レースぶりは前走と変わりなく10着。それでも太宰騎手は「だんだん良くなっているし、この次くらいは良さそう」とのことだった。1月22日小倉、ダート1700mに出走の予定だが、願わくば外枠が欲しいところ。


【2004年12月20日現在】
 滋賀県八日市のアカデミーで調整されていたが、厩舎の馬房調整がつき、11月24日に帰厩した。さっそく角馬場からCWコースで調教され、少し行きたがるくらい元気一杯。その週末から時計を出し始めて、もともともたれる面はあるものの、身体がしっかりした分、スピードより、パワーが感じられる動き。12月15日には併せ馬で追い切られ、まだ太めとのことだが、球節の骨折部分も問題ないため、12月19日中京、ダート1700mで復帰することになった。


【2004年11月19日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。定期的に撮っているレントゲンでの患部の状態にはそれほど変化なく、ここへきて調教のピッチはうんと上がり、1000m馬場でダク2周、キャンター2周のメニューをこなしているが、16-16くらいまでペースを上げても大丈夫のようで、このまま進めても問題なさそう。ここで15-15の追い切りを2〜3本行ってから帰厩させたい意向だが、現在、馬房調整がつかないため、実際のところ、帰厩はもう少し先になりそうだ。


【2004年10月20日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。毎月上旬にレントゲンを撮り、前月と比較しながら、調教を進めている。角度によっても、若干見え方が違うようで、レントゲンを見る限り、目に見えて良くなっているとは思えないが、調教を進めても、患部に変化がないため、このまま進めていくことになった。現在は1000m馬場で20-20くらいのキャンターを2周乗られており、帰厩に向けて徐々にペースを上げていく予定。全体に筋肉がつき、毛づやも良く、張りがあって状態はかなり良さそう。


【2004年9月17日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。レントゲンで確認しながら、角馬場で、ダクと、軽めのキャンターを手前を替えて乗られていたが、調教師の指示で、ペースを上げることになった矢先、左前脚の歩様が乱れたとのことで、レントゲンを撮った。特に気になる面はなく、おそらく軽い捻挫ではないかとのこと。すぐに跛行は治まり、調教を再開している。1000m馬場でキャンターを2周乗られているが、ある程度速いところをやってから帰厩させたいとのこと。


【2004年8月20日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。現在もチップの角馬場でダクと、軽めのキャンターを手前を替えて3000mくらい乗られている。歩様にもまったく問題はなく、今後もレントゲンで確認しながら、徐々に調教を強めていく予定。少しイライラして口うるさい馬だったが、最近ではすっかり落ち着き、どっしりした感じが伺える。まだ角馬場だけでの調整だが、いつでもペースを上げられる状態にあるようだ。


【2004年7月20日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。レントゲンではまだ骨折線が残っているとのことで、調教開始までには、かなり辛抱したが、7月に入ってからのレントゲンでもそれほど変化がなかったため、調教を再開している。当初チップの角馬場で常歩とダクを入念に乗り込み、現在はハッキング1000mほど乗られている。中間にもレントゲンを撮って、患部の状態を確認しながらだが、そろそろ馬場での調教を始めても良さそうなくらい回復している。


【2004年6月19日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。骨折の患部にはレーザー治療を行いながら、化骨を促進し、6月上旬に再度レントゲンを撮った。骨折線が完全になくなることはないが、時間の経過を考えると、もう大丈夫だろうとのことで、ウォーキングマシンでの運動を開始した。特に問題はなく、チップの角馬場でダクを乗り始めており、すぐにダートコースでの調教を始められそうだ。


【2004年5月20日現在】
 引き続き、滋賀県八日市のアカデミーで調整中。取り立てて心配な面はないし、歩様にもまったく問題はないが、1ヶ月が経過し、そろそろ運動を始めても、とのことで、5月上旬に念のためレントゲンを撮ったところ、まだ骨片がはっきりわかるくらいとのことだった。まだ時期尚早のようなので、今後はレーザー治療を行いながら、化骨を促進し、もうしばらく舎飼で様子を見ることになった。


【2004年4月20日現在】
 もう少し落ち着きが欲しいとのことから、中間障害飛越練習を行ったが、蹄が小さくて、すぐに落鉄するし、斜めに跳んでしまうため中止。3月28日中京、ダート1700mに出走したが、テンに鈍い感じで、砂をかぶったら、意気消沈してしまい、12着と惨敗した。レース後、左前脚の球節に熱を持ったが、歩様が悪くなく、調教も行っていたのだが、レントゲンを撮ったところ、かすかに骨折らしい箇所が見つかり、3ヶ月の診断が下されて、4月1日に滋賀県八日市のアカデミーへ移動した。1ヶ月くらいは舎飼し、その後はウォーキングマシンで運動を開始する予定。


【2004年3月19日現在】
 中間はフレグモーネと、トウ骨に不安があり、坂路調教に切り替えてすっかり良くなった。2月21日阪神、ダート1200mに出走し、追い通しで、9着だったが、結構激しいレースだったものの、砂をかぶって嫌がったりする面は見せずだった。地方交流レースは除外続きのため、距離を延長して見ることになり、3月6日中京、芝2500mに登録したが除外。3月13日阪神、ダート1800mに出走した。前走後はチークピージズを装着しており、直線半ばで押し出されるようにハナに立つも、寸前に差されて惜しい2着と距離延長が功を奏したようだ。レース後は、障害飛越で落ち着きが出ればと練習中。


【2004年2月20日現在】
 交流レースに登録を行っているが、かなり狭き門で、除外が続いたため、1月24日小倉、ダート1000mに出走した。外枠で砂をかぶらない展開は良かったようだが、ただ、スタートからびっしり追い通しで、かなり苦しいレースだったのと、明らかな距離不足を6着と健闘した。その後、右前脚のソエと、トウ骨を気にしているため、治療を行いながら、調教を坂路に切り替えて、いくらか楽になったようだ。引き続き、毎週のように地方交流レースを中心に登録を行っている。


【2004年1月20日現在】
 12月18日園田競馬場での交流レースに出走した。プラス25kgだったが、もっと増えても良いくらいだ。スッと3番手につけたものの、交流レース特有の、向正面からのまくりについて行けず後方まで下がり、直線は差を詰めたものの3着。その後、一番心配だった飼葉の食いは良く、続いて出走した1月12日京都、ダート1400mでは体重を維持。ただ、多頭数のためか、外枠で揉まれないうちは良かったものの、インで砂をかぶると気の悪い面を見せて13着。追い切りの動きが良かったため期待していただけにがっかりだ。レース後も変わりなく、今後は交流レースを中心に登録を行っていく予定。


【2003年12月19日現在】
 荻伏共同育成場で調教されていたが、ようやく厩舎の馬房調整がつき、11月19日に帰厩した。身体がもう少しふっくらしていると思っていたが、案外で、少々不満。それでもさっそくCWコースで乗られ、別の馬かと思うくらいしっかりしているとのこと。帰厩直後に熱が上がったが、取り立てて心配はなく、復帰に向けての追い切りも順調。以前は、すぐに飼葉の食いが上がったりしていたが、さすがに成長して、その心配もなくなった。復帰戦は12月18日園田、千種川特別・ダート1400mを目標に、順調な仕上がりぶりを見せている。


【2003年11月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。この中間も帰厩に向けてどんどん調整を進めており、11月上旬も週1日ペースで15-15を乗り込み、「すでに4ハロンから15-15を行っているし、その後も順調。いつでも大丈夫だよ」と育成スタッフ。馬体もフックラとして前月と変わりなく、さらに張りが良くなっており、やはり成長分は確か。調教でも素軽い走りをしており、ほんと以前よりトモに幅がでて力強くなった。馬体は良いので、トモさえしっかりしてくればもっと走れる馬だろう。なお、ようやく厩舎の馬房調整がつき、19日にトレセンへ帰厩することになった。10月25日現在の馬体重は510kg。


【2003年10月24日現在】
荻伏共同育成場で調整されている。しばらく長めに乗ってじっくり調整してきたが、中間も心配な面はなく息も出来てきたので、帰厩に向けてペースを上げており、10月上旬は週1日は終い15-15を乗られている。馬体は前月に比べればだいぶスッキリしてきたし、そんなに太くは見えないが、乗りながら馬体重が増えてきた。「成長もあると思うよ」と言われ、トモ幅がでて調教の動きも力強く、グッと実が入ってきた。今の状態なら少なくとも470kg台では競馬ができるだろう。なお、馬房調整がつきしだい帰厩の予定なので今後もどんどん調整を進めていく。9月25日現在の馬体重は515kg。


【2003年9月25日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。調教再開後はすぐにキャンターを乗り始め、中間は徐々にペースを上げていき、9月上旬はダートトラックでキャンター3200mを乗られている。調教を進めても問題はなく、9月に入ってから15-15を乗ることも検討されたが、まだ息が十分に出来ていない為、もうしばらくは控えて長めをじっくり乗り込んでいくことにした。それでも、馬体に幅がでて調教でも力の入った動きを見せ、やはり状態は良くなっている。休養に来た時のトモのひ弱い感じがなくなった。帰厩の時期は未定だが、この分なら大きな上積みが見込めそうだ。8月25日現在の馬体重は500kg。


【2003年8月25日現在】
 キタジョFで中間も順調に乗り込まれ、しばらく坂路1本を乗ってじっくり身体をつくってきたが、8月に入ると徐々にピッチを上げていき、上旬は坂路を2本に増やし15-15も乗り始めた。その後も強めに乗り込んでいく予定だったが、9〜10日の台風10号による水害で同牧場の坂路と屋外トラックが使えなくなった為、急遽12日に荻伏共同育成場に移動し調整していくことになった。移動後、数日はWマシンのみで様子を見たが、心配なところはないので、すぐに調教を再開。今後は徐々にペースを上げていく予定。まだ強めを乗りだしたばかりで余裕は見えるが、身体は幅がでて本当に良くなった。


【2003年7月25日現在】
 キタジョFで調整されている。調教再開後はすぐに坂路で乗り始め、中間は徐々にペースを上げていき、7月上旬は屋内で乗り運動を行った後、坂路で600mを1本、ハロン17〜18秒ペースで乗られている。「ビシビシ鍛えていくよ」と育成スタッフ。まだ坂路は1本だけだが、ダートで傾斜もキツイので楽ではないはず。そしてどんどん調子を上げている。トモ幅がでて、一気に身体が増えて実が入ってきた。来た時とは比べものにならないほど力強くなった。ソエも大丈夫だし、これでもう心配ないだろう。さらにひとまわり成長すれば、いい状態で秋を迎えられそうだ。6月末現在の馬体重は492kg。


【2003年6月25日現在】
 キタジョFで調整されている。中間もWマシンだけで楽をさせてきたが、ソエは焼いた後、痛がらなくなったし、馬体の回復も順調なことから、調教師の指示で6月10日より調教を再開した。復帰予定はまだ具体的でないが、今後は坂路調教を主体にして乗り込んでいく予定。「うちの傾斜のきつい砂の坂路でビッシリやれば復活するよ。休養馬はまず良くなるからね」と育成スタッフ。馬体はバンとした感じではないが、この馬なりに充分身体が戻ったし、だいぶ力強くなった。まだまだパワーアップできるはずで、夏場じっくり鍛えられての変わり身に期待。5月末現在の馬体重は470kg。


【2003年5月23日現在】
 キタジョファームで調整されている。5月上旬も引き続き、Wマシンによる運動を1時間とパドック放牧を2時間行っている。移動後、何度か調教師が視察に来ているが、まだ調教再開の指示は出ておらず、「秋までゆっくり」の方針のようだ。また中間、やはりソエを痛がるようなので、両前脚に焼烙治療を施した。馬体の回復は順調のようで、だいぶフックラして太くなってきたが、まだトモがしっかりしていない感じに見える。調教を進めながらしっかりと身になってくるには、もう少し成長を待つ必要がありそうだが、まだまだ変わってくる馬だろう。4月末現在の馬体重は470kg。


【2003年4月25日現在】
 馬体の細化とソエの影響か、レースで精彩を欠いた為、放牧に出して馬体の立て直しを図ることになり、3月30日に北海道新冠のキタジョファームに移動した。移動後は調教師の指示で4月1日に笹針を打ち、数日は舎飼にした後、上旬すぎよりパドック放牧を2時間と、Wマシンの運動を1時間行っている。「そんなにヒドイ疲れではないよ。来たときはもっと細かったから、短期間でだいぶフックラしてきたし、針が効いたみたいだね。すぐに調教を再開できそうだけど、先生の指示待ちだね」と育成スタッフ。ソエの方はそれほど気にしていない為、自然に固まるのを待つことにした。


【2003年3月25日現在】
膝蓋脱臼はほとんど見せなくなったが、ソエの痛みはしつこく続き、そのため、一時はトモの状態ももう一つだった。そうなると飼葉を食べていても身につかず、かなり細くなってしまい、中間はダクを長めに、キャンターを1周にするなど、少し楽をさせた。3月に入ったあたりから少し元気が出てきて、3月12日の追い切りでは追われるとグッと沈んで、全身を大きく使った本来の姿。期待を受けて、3月16日阪神、ダート1400mに出走したが、3コーナー手前で不利を受け、例によって砂をかぶるとズルズル後退し11着。精神面も含め、もうしばらくこのクラスでの慣れが必要かもしれない。


【2003年2月25日現在】
1月26日京都、ダート1200mに出走した。イレ込んでスタートは良くなかったが、2〜3番手につけ、砂をかぶっていったん下がるも、3〜4コーナーにかけてスルスルと進出すると、直線は前の馬を掴まえて突き放す強い内容で勝利を挙げた。レース後は、ソエを気にしているため焼烙治療を行い、続いて2月15日京都、ダート1400mに出走。ソエと、トモにいくらか疲れが感じられるためか、追い切りの動きがあまり良くなかったように、砂をかぶったし、外から来られると馬を気にしていたとのことで、初勝利の内容からここでもと期待したが、9着と、残念な結果に終わった。


【2003年1月26日現在】
 追い切りは回を重ねるにつれ、シャープで、反応も良く、初戦から楽しみを感じさせる動き。中間は左前脚のソエを気にするようになってきたし、右トモに疲れが感じられることもあったため、焼烙治療を数回行い、問題はなくなった。1月5日ダート1200mでデビューの予定だったが除外になり、1月11日京都、ダート1200mに出走した。ゲートの出は良くなかったが、スッと好位置につけ、直線は手応えがなさそうに見えるも、渋太く粘り4着で、スタートさえ良ければ・・・と悔やまれる内容。レース後も変わりなく、次走は1月26日京都、ダート1200mを予定しており、今度こそ!


【2002年12月20日現在】
 少し不安があったのは最初の週だけで、その後は飼葉の食いも良く、特筆は、ゲート試験を記録的な速さで合格したこと。思ったほどやんちゃな面も見せず、素直だし、膝蓋脱臼も長針治療を続けてもらっており、徐々に良くなってきた。追い切りも回を重ねるごとに、シャープだし、特に追われてからの反応が良い。厩舎スタッフは、結構辛口コメンテイター揃いだが、「もう少しトモがしっかりしてくれば楽しみですよ」と口を揃える。動きや体型からダートの短いところが合っていそうな感じで、デビューは1月5日ダート1200mか、6日ダート1400mあたりになりそうだ。


【2002年11月25日現在】
 イクタトレーニングファームで調教されていたが、ようやく厩舎の馬房調整がつき、11月8日に入厩した。膝蓋脱臼は相変わらずで、右ばかりでなく左も起こすようだ。ただ、自分で入れることができるし、痛がっていないため、このまま通常の調教を続けながらドンドン力をつけていく他はなさそうだが、併せて長針治療を行ってもらうことにした。調教はCWコースにて併せ馬で乗り込まれ、その後ゲート練習を行っているが、全体には素直で大人しく扱いやすい。牡馬にしては飼葉の食いが細く、環境に慣れるのを待つしかないようで、今後は年明けの京都開催デビューを目標に進めていく。


【2002年10月25日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。調教の前には膝蓋脱臼を起こすが、調教後は大丈夫で、かなり固まってきたもよう。連日、ウォーキングマシンで常歩運動を行った後、ダート馬場でダク2周、キャンターはインターバルを挟んで左右2周ずつ。さらに週に2回は、その後坂路に入れて16-16くらいのキャンターを2本。さらにウォーキングマシンでのクーリングダウンと豊富な調教量をこなしている。併せてゲートの練習も行っているが、通過、駐立をこなし、すこぶる順調。厩舎では、次の2歳グループでの入厩を予定しているとのことなので、そろそろ順番だろう。


【2002年9月25日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。相変わらず、調教の前には膝蓋脱臼は起こすが、痛みがなくなったし、調教後に起こすことはないので、これで完全に固まって行くだろう。あとはとにかく乗り込んで筋力をつけて行くことが肝心で、調教量も坂路を併用して増えているし、キャンターは16-16までペースアップしている。併せてゲート練習を行っているが、一時少しイライラした面が見られたものの、現在は問題なく、扉を閉めての駐立、手開けも行っており、順調そのもの。まだ具体的な入厩は未定だが、このまま進めばそれほど先のことではなさそうだ。


【2002年8月20日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。結局、丸一ヶ月完全に休養させ、休んでいる時には膝蓋脱臼を起こすことはなかったため、7月中旬から運動を再開した。当初は、たまにはずすこともあったが、乗り込むにつれて解消され、現在は20-20くらいのキャンターを乗られている。併せてゲート練習を行っているが、パッと開けて出るところまで進んでいるとのこと。もともと素直で、問題ない馬なので、このまま膝蓋脱臼さえ起こさなければ、9月中旬くらいには、厩舎の馬の入れ替えを行うとのことなので、候補の一頭に上げられそうだ。


【2002年7月18日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。一度左膝蓋を脱臼したが、その後は異常なく進めていたものの、6月中旬に、少しペースを上げたところまたはずしてしまったとのこと。完成された競走馬の場合は乗り込むことで解決するが、若い馬は筋肉の発達のバランスなどが影響するとのことなので、思い切って完全に休養させることになった。放牧のみのメニューにして、2週間経過しても、一度もはずさないとのことだったので、さらに2週間放牧のみでようすを見ている。今のところ入厩の予定もなく、ちょうどいい休養になったようだ。


【2002年6月18日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。すこぶる順調に乗り込まれ、調教量もこの時期の2歳馬にしてはかなり多く、キャンターも17-17まで進んでいた。5月26日にも強めを乗ったが、左膝蓋を脱臼してしまい、若い馬にはよく起こるものの、かなり痛がったし、癖にならないように2日間調教を休ませた。その後は異常なく、ほとんど元のメニューに戻している。とにかく以前には物足りなさが感じられた、肩のあたりに筋肉がつき、本当に惚れ惚れするくらいの立派な馬になった。まだ入厩の予定はないが、物怖じしないし、かなりの活躍が見込めそうで、とても楽しみ。


【2002年5月20日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。4月下旬にレントゲンを撮り、化骨検査を行ったが、問題なく、ドンドン調教を進めている。現在はウォーキングマシンで、ウォーミングアップの後、ダート馬場でダク、キャンター、その後チップの600m坂路を1〜2本と運動量も豊富。トモがしっかりしており、肩のあたりにもう少し筋肉がつけば、といった感じ。若駒らしく、脚元に少し疲れが感じられることはあるが、メニューを調整しながら無理がかからないように進めており、思ったより仕上がりが早いタイプのようだ。4月末現在の馬体重は485kg。


【2002年4月18日現在】
 生産者である村下さんの希望で、できるだけトレセンに近いところへとのことで、3月15日に愛知県のイクタトレーニングファームへ移動した。当初、聞いていたとおり、立ち上がったり、飛び跳ねたりと、武勇伝を作ったようだったが、気が済むだけ大立ち回りをやった後は、ごく素直に調教メニューをこなしている。現在は2歳馬と併せて、ダート馬場でダク2周、キャンター4周。その後坂路2本のメニュー。キャンターのペースは22くらいまで。初めての装蹄の時も問題なく、飲み込みが早いようだし、「足裁きが良くて、走りそうな雰囲気があります」と場長。


【2002年3月19日現在】
 3月上旬も村下農場で調整され、中間も荻伏共同育成場への通い調教で順調に乗り込まれ、馬場の良い日は屋外トラックも使用し、常歩、ダク併せて3000mを乗った後、450mの坂路でキャンターを3本乗られた。「中間、調教量が増えて2〜3日程飼葉の食いが落ちたけれど、もう戻ったし、毛ヅヤも今時期にしてはいいし、至って順調」と村下氏。前月から馬体はグンと上に伸び、それとともにまたひとまわり逞しくなった印象。他馬以上に豊富なメニューを乗り込んでも疲れはないし、やはり馬がしっかりしている。なお、生産者の意向で3月14日に愛知県のイクタTFへ移動した。2月25日現在の馬体重は478kg。


【2002年2月19日現在】
 村下農場で調整されている。中間も順調に乗り込まれ、2月上旬も荻伏共同育成場へ通い、屋内トラックでダク2000mを乗った後、450mのダートの坂路をキャンターで2本乗られている。「普段は落ち着いているけど、多少イレ込みやすい面もあるんだ。それ以外は心配なところはないし、北海道でやれることは全てやったよ」と村下氏。馬体のバランスの良さ、柔らかみのある動きといい、とにかく馬が大人びている。動きも軽快だし、筋肉質な見た目どおり力強さも備えており、気性的にもテンからビュッと行くスピードがありそうだ。馬体はまだ伸びているが、この成長でまたひとまわり良くなるだろう。


【2002年1月18日現在】
 村下農場で調整されている。12月一杯は荻伏共同育成場に通い順調に乗り込まれ、1月に入ってしばらくは引き運動と放牧のみでひと息入れた。10日より通い調教を再開し、屋内トラックでダク2000mを乗った後、450mのダートの坂路を軽めキャンターで2本乗られている。「乗り始めは元気が良くてうるさかったが、すぐに落ち着いた。気性は素直だけど、坂路ではけっこう行きたがるみたいだな。全兄APライジンの方が馬は立派だったけど、こっちの方が460kg位の競馬だろうしちょうど良いサイズだね。予定どおり早めに進めていけそうだし、3月頃には内地の育成場への移動も考えている」と村下氏。 


【2001年12月19日現在】
 中間も順調だが、11月19日からは村下農場より荻伏共同育成場へ毎日、馬運車で通っている。12月上旬は屋内小トラックで常歩1000m・ダク2500mを乗られ、週3日は屋内で乗った後、ダートの坂路で軽いキャンター400mを2本乗られている。「馬格もあるし、動きそうだね」と育成スタッフ。「もう仕上がっているような格好をしているけど、これでけっこう食わしているし、食いが落ちるようなこともない。筋肉質だし、あまり余計な肉はつかない方だね。肩の筋肉なんかはまるで腫れているかのようにぶ厚いし、いい身体をしている。普段は口とかうるさいけど、乗ると素直なんだ」と村下氏。


【2001年11月19日現在】
10月19日に荻伏共同育成場に移動した。移動後はすぐにブレーキングを開始し、気性はおとなしく素直とのことで順調に進み、F5と共に11月上旬は屋外ダートトラックで常歩1000m・ダク2000mを乗られている。環境が変わっても馬は実に落ち着いているし、馬体は中型ながら胸前の厚みがすごくて、1歳馬の中では逞しさが目立っており、育成に入ったばかりとは思えないほど馬がしっかりして見える。成長は早い方だと思うが、もうひとまわり馬は変わるだろうし馬格は十分。リンドS産駒らしい重心の低い体型で、早くもスピード馬としての良さが目立っている。10月25日現在の馬体重は455kg。


【2001年10月22日現在】
10月上旬も村下農場で放牧されている。「牧場でやれることは全てやったよ。あとは育成場で順調に進んで、早期デビューを目指すだけだな」と村下氏。馬体は先月以上に筋肉がついて、張りのある身体つきが目につく。相変わらず胸前の逞しさは特筆ものであり、それに加え最近ではトモの辺りがムキムキしてきた。また、歩様も踏み込みが一段と力強くなり、ドッシリと安定感が感じられる。どんどん馬が出来てきており、これからの成長ぶりが楽しみである。なお、本馬は今月中に荻伏共同育成場に移動する予定。


【2001年9月18日現在】
 9月上旬も村下農場で放牧されている。「この馬は胸前がいいね。基本的には鍛えてここまでの筋肉が出来たように、やはり運動が大事だよ。最初は他の馬と比べても一番小さく飼葉食いも悪かったけど、この馬は手をかければかける程良くなるお手本だね。最近は引き運動の時間を50分にしたけど、人間の方が疲れるほど自分からグイグイと歩くよ」と村下氏。馬体は引き運動の成果で引き締まり、調教馬のような逞しさを感じる。なお、10月上旬には早めの使い出しを目標に荻伏共同育成場に移動させる予定だ。


【2001年8月21日現在】
 8月上旬も村下農場で放牧されている。「暖かくなって活発に走り回るからスリ傷が絶えないね。トモや胸前などパーツだけ見ると仕上がり早に見えるけど、全体の雰囲気なんか、まだまだ幼く変わりそうだね。成長を促す意味でも、今は引き運動を休んだりあまり馬に負担をかけないようにして、強弱をつけて調整しているんだよ」と村下氏。放牧地では調整の成果か、馬がとてもリラックスした姿に映り毛ヅヤも良い。首から背中にかけての筋肉のつき方が目立ち、力強い走りをする本馬の原動力だろう。


【2001年7月17日現在】
 7月上旬は村下農場で放牧されている。「毎日、40分引き運動をして、この馬には人一倍手をかけているからね。体高はないけど筋肉のつき方など見るべきものがあるし、全兄のエーピーライジンに比べるとひとまわり身体は小さいけど、脚元もしっかりしていて丈夫そうだよ。成長具合も早そうで、いかにも2歳競馬向きだね」と村下氏。馬体は骨太で、無駄肉のない筋肉質な身体がとても垢抜けて映る。特に太い首にはかなりの力感を感じる。放牧地で見せる、身体全体を使った地面を叩きつけるようなダイナミックなフォームからも、兄を越えて父に近づくような活躍を予感させる。


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