§2-12.印刷
 図面は利用目的によって、着色や写真を出力したくない場合や、現場メモを出力したくない場合がある。
 ここでは、各レイヤグループに分別したデータをグループ印刷機能を用いて出力や非出力する方法を解説する。
 まず全てが印刷される通常印刷から行うので、出力結果を参考に自分の業務形態に役立てて欲しい。
   注)本解説での着色部の実際の印刷結果は、あまり綺麗では無い。
     解説中、キャンバス内の状態を解りやすくするため、かなり濃い目の配色で進行している。
     実務においては、ペイント時の色の選択[カラーパレット]をする場合に右のレバーで、かなり淡く調整する必要が有る。
     ちなみに、着色部を消去したい場合は[消去]- [ペイント消去]で可能である。
     特に法面の緑と、宅地のオレンジは、線が隠れる程濃いので、是非色の調整にチャレンジして欲しい。

2-12-1.通常印刷

[入出力]-[印刷]-[通常印刷]と選択すると、プリンタ設定のダイ アログが表示される。

ここで、以前の解説同様、
用紙を「A4」、
印刷の向き「横」
を選択の後、[OK]する。

すると、キャンバス内全体が白く反転。
赤く表示された印刷範囲が、キャンバス上の用紙範囲に合っていることを確認した後、
キャンバス内をクリックすると、印刷が開始される。


ヒント)
もし、印刷範囲が、用紙の範囲から
ずれている場合は、キャンバス内で
右クリックの後、用紙範囲の左下角
でもう一度右クリックする。

また、印刷範囲が縦方向の場合には、
HO_CADの回転印刷機能を使わず、[フ
゚リンター設定]を選択し、印刷方向の
「縦」「横」選択で合わせること。



2-12-2.グループ別印刷(ケース1)

●提出先によっては、現場メモを印刷したくない場合がある。
ここまでの作業で、レイヤグループ|A|に基本作図を、レイヤグループ|B|にペイントや写真を、レイヤグループ|C|
に現場メモをそれぞれ分別してあるので、必要なレイヤグループをさらにグループ化して印刷する。

グループグリッド呼出しボタンを右クリックすると、
「グループ別印刷指定」が現れる。


今回は、レイヤグループ|A|と|B|を印刷対象とするので、
まず「グループA」をクリック、次に「Ctrl」キー
を押したまま「グループB」をクリック。(複数選択)

真中のボタンを選択すれば、印刷グループとして登録
される、これを[OK]


[入出力]-[印刷]-[グループ別連続印刷]を指定すると、
グループ一覧を背景に先ほどの「グループ印刷指定」
のダイアログが表示される。

ここで「A+B」の項目を選択(クリック)し、[OK]。

プリンタの設定は先ほどの印刷と同じ条件を選択、白く
反転表示されたキャンバス内をクリックすれば、印刷が
開始される。
途中、グループ別印刷確認のダイアログが表示されるが、
ここでは「はい」を選択する。

レイヤグループ|C|の現場メモ以外が印刷される。

2-12-3.グループ別印刷(ケース2)

同様に、レイヤグループ|B|の着色をグループから外して印刷してみる。
ヒント)このグループをはずせば、カラーの要素が無くなるので、ペンプロッタ印刷等に便利である。

ここでも、グループグリッド呼出しボタンを右クリックし、
「グループ別印刷指定」を表示。

まず、前回指定したグループをクリックした後、[<<]をクリック。
指定を解除する。


新たにレイヤグループ|A|と|C|を印刷対象とす
るため、印刷グループに指定し[OK]。


あとは、先ほど印刷した手順どおりに
印刷を行う。

レイヤグループ|B|の着色データ以外が印刷
される。


最後にグループグリッドボタンをクリック。
[All]をクリックし、全グループを表示状態にしておく。


これで、一連作業の終了・・お疲れ様でした
自動保存を解除しているので、必要な方は元にもどしておいてください


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