9 そぼQ そぼくな質問 どんなに練習していっても完全にはほめてくれません。 2005年3月25日 2005年版へ戻る
そぼQ コラム 躾(しつけ)とマナー
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:勉強中 さん
私の習っているエレクトーンの先生は、どんなに練習していっても 完全にはほめてくれません。
自分では良く弾けたと思っても、必ず何ヶ所かはダメと言います。
私のことを嫌いなのでしょうか、それとも私に才能がないのでしょうか?


回答者:そぼQさん
そぼQが考える良い先生の定義とは、
 @良いものは、必ず良いと言う。
 A悪いところは、必ず指摘する。
 B趣味で楽しんでいる人にはやさしく、上達過程の人・みどころ のある人には厳しく。……じゃと、思う。

あんたの先生も、一応は 誉めてくれるんじゃろう? 完全に誉めてもらおう なんぞは、贅沢な話でぇ。
プロでも、完全な演奏は 滅多にできるもんじゃぁ ないらしいからな。
ダメだしをされとるうちが 華じゃと思うし、口惜しい思いがあるからこそ 上手になれるんじゃないかな。

考えてみいやぁ。 何を弾いても絶賛されたら、気色が悪いでぇ。
そぼQなら、『この先生、本当にわかって 言っとるんかいな?』…と疑うてしまうよ。
その曲が良いか悪いかワカランから、とりあえず 誉めとるんかも知れんがな。
誉めてもらおうと思うて演奏したら、うまくできんことの方が 多いんじゃないか?

面白い実話(あるコンクールの時の、控え室での会話)を紹介しておくよ。
H君曰く 「僕は、先生の為に どうしても受かりたいんです。落ちたら、習っている先生に申し訳ないから…。」
(※先生とは、その筋では有名な演奏家)
そぼQ、「あんたは、先生の為に演奏するんか? それじゃあ、受からんでぇ〜。」
結果は、H君 惜しくも落選。そぼQは自分の為に演奏して、合格してしもぅた。
その後、そぼQを見たら H君は顔を背けるようになってしも〜た。 何か悪い事を言うたかなあ? 全く思いつかんが…。
しかし、音楽とは そんなもんじゃ。
似たような回答も参考にしてみて下さい。(2003年6月5日版)



≪そぼQ コラム≫    「躾(しつけ)とマナー」

(その1)とある医院の待合室。
4〜5才くらいの男の子が ドアを “バタン・バタン” と開け閉めし、ドタドタと部屋の中を走りまわっている。
それをしばらく眺めていた 小奇麗でツンとすました母親が、おもむろに パチンと子供の手を叩いた。

すると男の子は、
「お母さん、何で僕を叩くんなら?(注:叩くのですか?)。人を叩いたらいけんが、あやまれ!」と大きな声で怒鳴った。
母親はすかさず、「ゴメンネ」 と。
周りの人達は、一様に唖然とした顔で 母親を見る。
その後も平然と座り続ける 母親のそばで、子供はまたまた走りまわる。

家に帰ってから、お父さんに叱ってもらう つもりじゃったんかなぁ?
なんぼ あとで叱っても、子供の頭じゃあ 何で叱られたんかは 理解できんはずじゃ。今 ここで叱らにゃ〜いけんが。
子供の躾は、“仔犬” の躾と同じやで。
永久歯のはえる前までに きちんと教えてやらんと、どうしようもない子に育ってしまうがな。
我慢することと、人に迷惑をかけないことは、犬でも人間でも 一番大切なことじゃと思う。

(その2)近頃のテレビ番組では、食べ歩きのコーナーが増えてきた。
若い男の子も女の子も、年配の男女も、食べ方の非常に汚い人が多い。
大口を上に向け、顔の上から エサをもらうかの如く食物を押し込む。
その後お決まりの、「ウン、おいひ〜い!」。 まるで調教中の “あしか” と同じ。

視聴者の中には、それらを 『可愛い〜い・かっこい〜い』と真似る人もおるから、こんな番組が増えたんかいなぁ?
まあ 需要と供給のバランスはとれておる…と言うことか。

(付けたし)米の国からやって来た、米長官。(注:米国からやって来た、ライス長官)
黒いカモシカのような 長〜い足を深く組み、太ももの奥まで見せて、日本の総理大臣との会談。
リラックス・タイムやお酒の席でなら許せもするが、テレビ放映の時くらいは 何とかならんのかいな。
時と場合を考えにゃ〜イケンような気がするが。