§2-6.他のファイルからの複写
 ここでは、予定建築物として描かれた他のファイル、(予定建物.JWC)から、必要な部分を複写して
 貼付けを行う。
 HO_CADは、起動している1つのアプリケーションに複数のファイルを読込み、編集や相互に複写が
 出来る機能を有する。
 エクセル上でシートを扱う感覚に似ている。

注)5章から連続で作業している前提

2-6-1.複写するための準備


[入出力]-[ファイル]-[開く]を選択、
「HO現況」フォルダ内の
「予定建物.JWC」を読込む。


キャンバス内には、新しく開いた図面が表示されているので、
複写準備のため、いったん元の「平面1.HOC」に戻る。 
(クリック)


予定建築物は、レイヤ[A/4]に配置するので、レイヤを変えておく。
(右クリック)


●今回は予定建物を敷地の西及び北側境界線から2m離して配置したいので、目的の間隔の補助線を描く。

[複線]を選択し"Pt-11"Pt-10"線をクリ
ック
線間隔に「2000」と入力の後、[端点指
定]を選択、複線の起点と終点を任意の
位置で指定し、敷地東側でクリック。

ヒント)線は自由な長さで複線描きできるが、
端部がほかの線と重ならない位置で描いてお
く方が視覚的に解りやすい。


同様に、"Pt-11"Pt-7"線下に線間隔「2000」の端部指定の複線を描く。


2-6-2.ファイル間の複写

●複写先である「平面1.HOC」のレイヤが[A/4]である事をもう一度確認し・・

複写元である「予定建物.JWC」をアクティブにする(タ
ブをクリック)。

[複写]を選択、[右クリック→右クリック]で範囲指定し、今回は複写原点に左下角を指定(右クリック)。


そのままの状態で複写先「平面1.HOC」
をアクティブにする(タブをクリック)す
ると、「縮尺が違います、自動的に合わ
せますか」と確認行われるので、今回は
「はい」を選択。


ここで、複写条件をもう1度確認。ツールバーのBが
【書込レイヤ】であることを確認した後、[回転角]-
[マウス角]を指定。

先ほど描いた補助線の交差部を右クリック、角度を図上で合わせ るため補助線下の端部をもう一度、右クリック。

これで、目的の角度が調整された複写図形が
キャンバス上に現れるので、補助線の交差部
でもう一度右クリックする。
ファイル間の複写(回転)が完了する。

少々、行程の多い複写方法だが、慣れれば他のファイルから任意な角度で複写が可能となる。

複写の補助として描いた補助線を
消しておく。
[線消]を選択し、右クリック。

ここで、いったん上書き保存しておく。


ここまでで、建築物の配置図としては充分かも・・
次は線変形マクロへと・・


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