§2-7.線変形マクロの利用(地図記号)
 ここでは、「線変形マクロ」という便利な機能を利用し、地図記号(地形のマーク)を描く。
 線変形マクロのファイル自体はメモ帳で作成や編集ができ、その方法も、HO_CAD作者のホームページよりダ
 ウンロードできるので、自分の業務に合ったマクロを作成するのがベストである。
 ここでは、HO_CAD作者のホームページで公開されている「測量用変形マクロ」(作者:ugajinさん)を改変した
 マクロを利用する。

2-7-1.線変形マクロの組込み


まず、地図記号を描くためのレイヤ[A/2]を選択。
[変形]-[線変形マクロ]を選択する。


ここで、新しい線変形マクロを利用するため[再検索]をクリ
ック、拡張子がhohのファイルを自動検索してくれる。
この検索が完了すれば、組込んだ線変形マクロが利用可能と
なる。

ヒント)線変形マクロは、どのフォルダに配置しても検索機能で利
用可能となる。
しかし、頻繁に利用するマクロはHO_CADが格納されている「H_O's
ThinkTank」フォルダ内に配置すると煩雑にならず利用しやすい。
(今回は、作成したフォルダが検索対象)


この検索が完了すれば、組込んだ線変形マクロが利用可能となる。

2-7-2.線変形マクロの利用

-<法面のマークを描く>-

リスト枠内に表示のある「HO現況」
フォルダ(引出アイコン)をを指定し
、[OK]するとマクロファイルのリス
トが現れる。


この中の「畔」を指定すると、あぜ道にできる
小法面や、法面のマークが一覧表示される。
ここで「法面」を指定の後、基準対象線となる
"G9"G10"線をクリック


赤く仮表示されたのり面マークが出現。
更に見栄えの良い大きさとするため
[倍率指定]を選択し・・・
今回は「1.5,1.5」(全て半角)と入力し
[Enter]すると、横縦1.5倍になる。

描画方向に注意しクリック。
適度な個数になるまで"G9"G10"線を指定して描いていく。


-<あぜ道の小法面を描く>-
先ほどと同じ[変形]-[線変形マクロ]手順でコマンド選択。
注)継続作業の場合は[他記号選択]を行うためのためキャンバス内任意の場所で右クリック)
ここでは、あぜ道の左角部を描くため「r畔2.0~0.8-n5-L」を指定。
図示の線をクリック、今回の倍率指定は「0.5,0.5」を入力し[Enter]、適所に配置(クリック)する。


同様に、あぜ道の右角部を描くため
「r畔2.0~0.8-n5-R」を指定し、適
所に配置する。

左右の小法面角部が表現できたところで、直線部分の小法面を表現するため。
ここでは「畔2.0-n5」を利用し適所に数回描画(配置)する。


ヒント)「畔2.0-n5」は、一度に5本のケバマーク(小法面記号)が
描けるように作られている。どうしても間隔が埋まらない個所は「
畔2.0-n1」を利用すると良い。


-<擁壁のマークを描く>-
擁壁面は、垂直に落差の有るコンクリート面の記号を描く。

ここまでのマクロ作業同様、[変形]-[線変
形マクロ]と選択し、左のリストの「改現況」
を選択「擁壁」マクロを指定、

線種が実線で有る事を確認した後、
擁壁正面を表す線"G11"G12"及び"G12"G13"線を基準線として、マークを描いていく。


以上で、線変形マクロを利用した地図記号の描画が完成。
ここでも上書き保存をしておく。


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