§2-8.凡例及び着色
 ここでは、簡易な凡例表と図面の着色を行う。
 HO_CADは文字コマンド内に簡易な表を作成する便利なツールが用意されているので、これを利用する。
 着色に関してはレイヤグループを変えて作業するので、レイヤグループのチェンジに留意して作業して欲しい。

2-8-1.凡例表の作成

ここでは、レイヤ[A/4]に「Pen2」実線で作表、文字は「f・6」を使用する。


[文字]-[表作成]を選択、[書式]-[行・列数]で現れる
ダイアログに上から


「2」「5」と入力の後[OK]。


目的のセル内を直接クリックし、図のように文字を入力。

このままでは体裁が悪いので、見栄えよく整える。

左上[全セル選択ボタン]をクリックし、表全体を黒
く反転[書式]-[中央揃え]で、文字を中央に揃える。
(もう一度左上ボタンを押せば、選択解除される)
[図面に書込み]を選択し・・・


今回は図面左下に配置(クリック)する。
以上で凡例表が出来る。


2-8-2.図面の着色

-<着色の前処理>-
HO_CADの着色は線を指定し、その線が範囲する部分にペイントがなされる。
よって、図面に着色を行う前に、着色予定場所を線で完全に囲む。

ここでレイヤ[B/0]を指定、

[/]を選択し「Pen1」補助線を選択"G1""G2"及び"G4"G3"間を右クリックで線引きしておく。

-<道路部分の着色>-

[ハッチ]-[ペイント]-[パターン]を選択、今回はベタ塗りで
作業を進めるので、左上を選択し[OK]。

ヒント)ペイントパターンはベタ塗りを含め7種類が選択可能。
選択されたパターンは、丸く表示される。


次に、[カラーパレット]を選択し、道路を着色するため茶色を選択し[OK]。
(右のレバーで薄めにすると良い)

道路の範囲を構成する線を順にクリックして行き、最初に指定した線まで戻る。
"G1"G2"道2"道1"G3"G4"G5"Pt-4"Pt-5"G8"G1"線を順に指定の後、
最初の"G1"G2"線でペイント範囲を確定する。


-<あぜ道部分の着色>-
継続で、あぜ道部分を構成する範囲(線)を順に指定していく。
小法面の小さな線を指定しないよう、表示をしっかり拡大して作業する。
もし、違う線を指定したら、[Esc]で行為を戻る。


まちがえてクリックした
場合の例


-<排水側溝の着色>-
排水側溝部分の色を上塗りするため、[カラーパレット]よりグレーを選択し[OK]。

まず北側の側溝を構成する線をクリックして
いく。
ここで、図示のように下側をクリックしない
こと。
同じ線上でも、側溝を構成する位置(上側)を
指定(クリック)する。


同様に南側の側溝も着色する。


-<敷地の着色>-

これまでの着色作業と同様、敷地東をオレンジ色に着色。


-<予定建築物の着色>-
ここでは更に便利にペイント範囲を指定する

まず、[カラーパレット]より赤を選択、
建築物の線の1つを指定(クリック)、
その後ツールバーより[自動作成]
を選択。


すると、完全に線で囲まれた範囲が一括
で着色される。

更に、この範囲内部を中抜きしてみる。

手順は[ペイント種別]より【中抜】を選択し
先ほどと同様、中抜き範囲の1つの線をクリ
ックの後、[自動作成]する。
囲い状に体裁よく着色する際に便利である。

-<法面の着色>-
法面を緑色で着色。
ここまでのペイントテクニックを利用して着色する。

注)現在ペイント種別が【中抜】であるので
【描画】に戻す事。
注)ここでは自動作成は利用できない。


2-8-3.凡例表の着色

これまでの作業と同様、表の色別□部分を着色していく。

ヒント)目的の色の選択は、カラーパレットを利用せず、[色抽出]
を利用すると良い。
属性(色)を抽出したいペイント部分でクリックすれば、その色が選
択できる。
(右クリックすれば、色+パターンを抽出可能)

作業のキリが良いので、ここで上書き保存。


いったんHO_CADを終了させる。
次はエクセルを利用した、測量属性の表示・・


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