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2012/6/5
そぼくな質問 (指導グレード)数回追試を受けましたが、結局合格できませんでした。 2012年版へ
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コラム ツバメを見た
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:すずめ さん
こんにちは、このコーナーの質問はとても参考になります。
演奏はまだ5級をとれるレベルではないので、指導グレードの5級から受験しています。
昨年は1年に数回追試を受けましたが、結局合格できませんでした。
実技のソルフェージュと鍵盤実技が40点くらいしかとれず、特に“ひきうたい”と“伴奏づけ”がだめでした。
演奏の先生に聞いたら、「グレードの本を買って自分でやれ」と冷たく言われました。
どのような勉強をしたら良いのか教えてください。


回答者:そぼQさん
ソルフェージュについて、まず 2005.10.25 を見てください。
(1)指示されたテンポで歌っていますか?
(2)その曲に適した曲想がつきましたか?
(3)声とピアノの音のバランスはどうですか?
(4)“メロディー視唱”も“ひきうたい”も、音が鳴れば点をくれると思っていませんか?

“ひきうたい”は(3)で減点される人が多いです。
ピアノの音ばかりが大きくて、声はほとんど聞こえない…これでは音楽とは言えません。
“伴奏づけ”も、メロディーと伴奏のバランスが悪い人が多いです。

ひきうたい”と“伴奏づけ”両方に共通することは、ピアノの演奏力と和声づけの知識も審査されていることです。
しかし5級は難しいことは要求されていないので、基本的なことができていればOKなのです。
指導グレードだけを特別視しないで、演奏グレードと平行して勉強したほうが点数はアップするのではないでしょうか。

2009.3.25 と ●2009.4.5 も参考にしてください。




≪そぼQ コラム≫   【ツバメを見た】

倉敷のとある病院の出入口にさしかかった時、目の前をツバメがすごい勢いで横切った。
見上げると(あまり高くない)頭上の鉄筋コンクリートの壁にツバメの巣があり、
5羽のヒナが大きな口を開けてエサをねだっている。
これはヒナを守るための威嚇なのか?としばらく眺めていた。
子育てを他人任せにしたり放棄する人間も多いのに、頑張っている親を見るのは気持ちが良い。
ああ初夏なんだぁ…と気づかされたものだ。

近頃は家庭の軒先にツバメの巣を見る機会がめっきり減ってきた。
一昔前までは 家にツバメの巣が作られることは縁起がよいとされており歓迎されていたが、
最近は糞が落ちることが嫌われ巣を作らせないようにする家が多いと聞く。

そういえばJRの駅も綺麗になっていたなあ。
昔はいたるところに巣があり糞害がひどかったが、何時間見ていても飽きなかったものだ。
スッキリしたと考えるべきなのか淋しいと考えるべきなのか、胸中は複雑である。

先日庭木の剪定をしてもらったら、鳩の巣が現れた。
明け方から鳴き声がうるさいと思っていた原因がこれだったのだ。
自然と共存したいとは思うけれど、なんで住宅街にこんなものが山から下りてくるのだろうか。
すでに巣立ちをした後だったので取りはずしてもらった。

自然が壊れている・人間が壊されているという状況は理解できるが、
すべてを受け入れるほど寛容な精神は持ち合せていない。
しかし、コツコツと努力している人に対しては協力を惜しまない…とは常々思っているのだが。。。。。