超初心者のためのOLDマック実用操作Q&A
2005.4


超初心者パソコン操作と周辺機器の解説-------------目次

(パソコン操作基本編)

(周辺機器操作)

(周辺機器解説)

(パソコン機器設置編)


(パソコン操作基本編)

Q1 マウスでクリック、ダブルクリックの使い分けがよく分からないときがあるのですが・・・

A1 マウス操作の際,クリック(選択)、ダブルクリック(実行)の区別に迷ったら,とりあえずクリックしてみます。マウスカーソール(矢印)が砂時計にか割れば起動しています。何の変化もない場合はそのままダブルクリックすればよいです。逆にクリックのところをダブルクリックしたとしてもクリックを2回したと見なされるだけで特に問題にはなりません。 
* [クリック]
マウスカーソルを目的の場所に持っていき、マウスボタンを押し、すぐに離します。書類アイコンの場合クリックでは「選択」を意味し、色が反転します。
* [ダブルクリック]
[クリック] の操作を素早く2回行います。「ファイルを開く」を意味し、ほとんどのソフトはこの動作で起動できます。ここがWINとの根本的な違いです。マックの場合は書類にタイプとクリエーターが記載されているので、アイコンが白紙でないかぎりソフトも書類も同時に開ける訳です。 

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Q2 メモリを増やすには、買ってきた32MBメモリをそのままはめ込むだけで勝手に64MBから96MBになるのですか。それとも何か設定しないといけないのですか。また、ソフトに今どれくらいメモリが、使われているのかどこで見ればわかりますか。

A2 メモリはそのままさしていい場合とそうでない場合があります。DOS/Vのように最初に設定をしないといけないものもありますが、マックでは、むしろメモリーのタイプ(SIMM/DIMM)とPIN数(72PIN/168PIN)など機種によって合うものがあります。御買い求めの際はマックに詳しい店員に相談すべきです。また、メモリの容量の確認ですが、こちらもパソコンの機種によって違います。Macでしたら起動時の画面=ファインダといいますが左上のリンゴマークの「アップルメニュー」の一番上のこのMacintoshについてで実搭載メモリーや仮想メモリーの配分、さらには、ソフトに割り当てられているメモリーもわかります。

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Q3  大事なデータを入れていたフロッピーが突然読み出せなくなりました。どうにかならないでしょうか。

A3 フロッピー自体が壊れてしまった場合は、残念ながらどうしようもありません。他に考えられる原因としましては、フロッピー内部の円盤の位置がずれて読めなくなることがあります。使えていたはずのフロッピーを入れて初期化を聞いてくるようでしたら一度取り出して軽く振って下さい。これだけで何事もなかったように読み出せることがありますが、いずれ重大なトラブルに発展する前兆であることもあり、必ず他のフロッピーかHDに保存しておくようにしましょう。また、フロッピードライブのクリーニングも定期的に行って下さい。マックではフロッピーを挿入する際コマンドキーとオプションキーを押しておくと、デスクトップの再構築が行えますが、この操作をすると読めるようになる場合もあります。またノートンユーティリティでも修理できる場合がありますが、何れにしても壊れやすいフロッピーのことです。何度も書き換えを行ったものは寿命です。バックアップは必須です。

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Q4 日本語入力の機種別使用法を教えてください。

A4 機種によって違う日本語入力
  ★日本語入力切り替え
  98シリーズ  Ctrl+XFER
  DOS/Vマシン Alt+半角/全角
  Mac     
コマンドキー+スペースキー(右上のことえりマークがアメリカの国旗になれば英語モードです)
  ★ローマ字入力切り替え
  98シリーズ  カナキーで切り替える
  DOS/Vマシン Altキー+カタカナ・ひらがなキー
  Mac     ことえりで切り替える(AppleJIS2キーボードではスペースキーの両隣に英数/かなキーがあります)


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Q5 ノートパソコンを使用しています。使用中にマウスもキーボードも効かなくなって、電源が切れません。

A5 これはフリーズという機械のトラブルです。マックでは、ハードディスク音が全くしていないのを十分に確認した後に、まず以下の操作の順で現在の書類の保存につとめます。

A6 キー操作で終了できます。
   
Mac・・・・コマンド + Q ・・・・・絶対に憶えておくべきです。
   DOS/V・・Alt  + F4
   NEC・・・・GRPH + F4


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Q7 ワープロのローマ字入力で小文字の入力は?

A7 ワープロのローマ字入力で「じ」「ぢ」、「ず」「づ」の入力の方法で悩みをお持ちのお客様をたまに見かけます。以下のように入力してみて下さい。(ATOK9の場合)
  じ→ZIまたはJI
  ぢ→DI
  ず→ZU
  づ→DU
  試しに、DA、DI、DU、DE、DO等を入力してみると理解できます。その他にも、DHA、DHI、DHU、DHE、DHO、LA、LI、LU、LE、LOな
ども試して下さい。他にてぃ(THI)でぃ(DHI)なんかが打てないとユーティリティー、ディスクなど困りますから。

結構パソコンに詳しい人が「ハードヂスク」と表記してるのは恥ずかしいものがありますね

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(周辺機器操作)

Q1 予算の都合上、パソコンのみ購入してきました。購入の際、サプライ用品をあれこれ勧められましたが、本当に必要かどうかわからなかったので購入しませんでした。どういったものを買うべきなのでしょうか。アドバイスお願いします。

A1
1)マウスパッド  …マウスのボールがうまく滑るようにするためのもの。静電気防止加工がされているものや様々な材質(コルク・スウェードタッチ)のもの、デザインや大きさも多種多様ですので、お好みでお選び下さい。最近は光学式というボールレスのものが主流です。基本的に光学式にはマウスパッドは必要ありません。
2)キーボードカバー  …ほこりや液体からキーボードを守り、常時付けてお使いいただけるよう半透明になっています。万一、コーヒーやジュースをこぼしたりすると、糖分でキータッチが鈍ったり、故障の原因となります。以外と飲み物の事故は多いので、おすすめの一品です。機種対応がございますのでご購入の際は注意です。
3)OAフィルター  …画面から出る電磁波をカットしたり、画面のちらつきを抑えたり、目の疲れを防ぐためのもの。かなり近い距離でモニターを見ますので、健康のためにもおすすめの一品です。最近はノートパソコン用や液晶用もあります。購入の際はモニターサイズに注意です。
4)OAタップ  …電源コードの接続がかなり増えますので、安全性や整理整頓のために準備すると便利です。
5)クリーニングキット(クリーニングディスク・専用クリーナー・ハタキ等)  …快適なパソコンライフの
ためには、お手入れが必要です。衣服や車と同様、大事に扱いましょう。
6)パソコンカバー・プリンタカバー  …ほこり・たばこの煙等から本体を守ります。ご購入の際はサイズにご注意下さい。精密機械なので、パソコンをホントに大事と思ったら、たばこは止めましょうね。
7)パソコンラック  …収納可能なマウステーブルやキーボードテーブルが付いていたり、キャスターが付いていたりとパソコン専用なだけに使いやすい設計になっています。
8)コピーホルダー(書類ばさみ)  …書類を見ながらパソコンを操作するとき、ディスプレイと平行位置に書類があれば作業の効率も上がりますし、目の疲れも軽減されます。机の上に置くタイプやモニターに設置するタイプ、パソコンラックに取り付けるタイプ等があります。
9)リストパッド  …キーボード入力の際、手首を適度な高さに安定させるためのもの。長時間入力を行うときには欠かせません。キーボード用以外にもマウス用のものもあります。
10)テンキー  …デスクトップパソコンならキーボードに付いていますが、ノートパソコンにはありません。お持ちの機種がノートパソコンで、数値入力の機会が多いなら是非購入しましょう。作業の効率アップ間違いなしです。機種対応がありますので購入の際には注意です。
11)フロッピーディスク/ラベル  …バックアップをとったり、起動ディスクを作成するのに必要です。中身がすぐわかるように、必ずラベルを貼っておくようにします。はがしやすいシールのものを選ぶのも一考です。
12)フロッピーケース/CDケース  …携帯用(1~5枚程度収容タイプ)や整理整頓用(大量収納タイプ)があります。カラー・デザイン・サイズは様々です。また、フロッピーディスクは磁気に弱い特性があるため、磁気防止フロッピーディスクケースも販売されています。このほかにも、パソコンライフを快適なものにする商品はまだまだあるので、パソコンショップを散策してはいかがでしょうか?


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Q2  友人から貰ったフロッピーディスクが読めません。フロッピーについて教えてください。

A2 フロッピーディスクの現在の主流は、3.5インチの2HD/2DDです。少し前まで5インチの2HD/2DDが主流でした。昔から使っている人や、昔のソフトをたくさん持っている人でなければ、3.5インチのフロッピーディスクドライブを使用した方がよいでしょう。少し前まで主流だった5インチのフロッピーディスクは、2HDや2DDといった情報密度(物理的なディスクの種類)によって、書き込める容量、つまりフォーマットも同じだったので混乱は無かったのですが、3.5インチ時代になって混乱が起きました。そもそも、98シリーズは5インチが主流でしたから、初めて3.5インチのディスクを使うことになったときも、5インチと同じようなフォーマットをとりました。これが98独自の3.5インチフォーマットで、2HDなら1.2MB、2DDなら640KBの容量を持つものです。(「PC-98用」フォーマット済みディスクとして売られているもののフォーマットがこれです。)しかし、世界の標準であるDOS/V機などでは、2HDが1.44MB、2DDが720KBというフォーマットが当たり前になってしまいました。Windowsの普及で、外国の優れたWindowsソフトを使おうとしても、1 .44MBフォーマットのディスクは読めなかったのです。この互換性を保つために、最近の98シリーズでは、これらのディスクも読み書き出来るようにした「3モードフロッピーディスクドライブ」を搭載しているものが多くなっています。「3モード」とは、 1.44MB、1.2MB、720KBの3つを指します。


友人から貰ったフロッピーディスクが読めないということですが、98シリーズを使っているなら、そのディスクが壊れていなければ、それはおそらく、1.44MBフォーマットのディスクでしょう。1.44MBのフロッピーを98シリーズで読むためには、対応したドライブと、対応したDOSを使用する必要があります。つまり最近の98シリーズでないと読み書きできないのです。98シリーズ同士でのデータのやりとりをするのであれば、1.2MBフォーマットに統一するか、あるいは2DDのディスクを使いましょう。逆に、相手が98シリーズのマシンでなく、DOS/V機だった場合は、相手のマシンに3モードディスクドライブが付いていなければ、1.44MBのフロッピーしか読み書きできないことになります。この場合は、
2DDのディスクを用いることで解決できます。2DDは640KB、 720KBという2種類のフォーマットがありますが、これは、互換性があり、98は昔のマシンでも、720KBフォーマットは、読み書きできたからです。


WINの相手がMacだった場合はより大変です。Macは、MS-DOSのフォーマットではないので、そのままでは、全く読み書きが出来ません。そこでMac側ではPC-Exchangeという特殊なソフトが組み込まれていますので、MS-DOSのディスクを読み書きできますが、これに対応しているのは
1.44MB/720KBだけです。このように、フロッピーディスクのフォーマットはマシンの種類によって異なりますから、フォーマット済みのディスクを購入する場合は、気をつけて下さい。間違って買ったとしてもフォーマットすれば問題ないのですが、それではフォーマット済みを購入する意味がありません。
いずれにしてもマックのフロッピーはNEC98やWIN98では絶対読めないということです。

これに対しマックではWINのテキストファイルなんかはなんの苦労もなく読めるのですが、改行コードなどが違うので文字化けする場合には「Jedit」「YooEdit」などを持っていた方が便利です。

A3 一般家電製品同様(電子レンジ、テレビ、携帯電話など)確かにパソコンからも電磁波は出ています。医学会の報告では癌、白血病の可能性が高くなるという報告はなされていますが実際のところ、その影響の程度は正確には解らないようです。パソコンの場合モニター(CRT)から放射されているのですが、モニター前面にフィルターを取り付けることである程度、防御出来ます。その他、紫外線に対しても効果がありますので、画面フィルターをご利用されることをお勧めします。その他として、OAエプロン、OAサングラスなどもあります。

医学的根拠はありませんが、妊娠初期にはできるだけ、電磁波は浴びない方がいいはずです。


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Q4 フルカラー(1、677万色)とは?

A4 一般のパソコンで表現できる最大の色数です。光の三原色、赤・緑・青(RGBと言 います)で画面を表示しているのですが、フルカラーでは各色256段階まで表現出来ます。従いまして、赤256色×緑256色×青256色で約1,677万色の表現が出来るのです。プロと違って、一般には32000色でもフルカラーと区別はつかないと思いますので、遅い機種を使っている場合、大きいサイズの画像処理などでは1677万色を32000色に変更することで若干処理スピードが速くなります。


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Q5 パソコン使用時の消費電力はどのくらいですか。

A5  本体が100〜150W、ディスプレイが70〜150Wくらいです。最近の機種はほとんどが「エナジスター」という規格に準拠していますが、この規格に準拠していれば「パワーセーブモード」で未使用時、ディスプレーの消費電力は約30Wくらいまで落ちます。中には長時間使わないと自動的に電源が切れたりするような機種もあります。最近はタワー型の350ワットのケースなども販売されているようですので、結構電気喰いです。コンセントなどゆとりのあるものを使うように心がけてください。


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Q6  パソコンで絵を描きたいのですが、マウスではなかなか上手く行きません。

A6  絵心のある人にとって、一番使いやすいのは紙とペンですが、パソコン用にもパッドとペンがセットになった「タブレット」というものがあります。これは、専用のパッドの上にペンで線を描くと、それがそのままパソコンに入力されるというものです。最近では「筆圧感知」型が主流です。筆圧感知型のタブレットと筆圧感知対応のソフトを使って絵を描けば、強く描いた線は太く濃く、弱く書いた線は細く薄く描かれるのです。また、ペンとパッドの「滑り具合」も紙とペンに近づけるように工夫されています。シリアル接続とUSB接続のものがありますので間違えないようにしましょう。取り敢えずワコムの製品を選んでおけば無難です。


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Q7 Mac(漢字Talk7.5.2)のシステムを入れ替えたら、今までセレクタの中に入っていたプリンタードライバーが消えてしまいました。EPSONのMJシリーズなのですが、何度ドライバーをインストールし直しても、セレクタの中に入りません。どうしたらよいでしょうか。

A7 プリンターの中で、Quick Draw GX非対応の機種は、Macintoshの機能拡張マネージャーの中の「Quick Draw GX」のチェックを外せばうまくインストールできます。最近のOSはQuick Draw GXは対応していないので、普通にインストールできます。しかしOSによっては、対応していないものもあるので、常にプリンタドライバは新しいものを使うように、プリンタメーカーのアップデータをチェックするように心がけましょう。


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Q8  Power Macintosh7500を使っています。簡単に解像度を変えられるとのことで購入しましたが、画面上には、一つの解像度しか表示されず、変更することができません。どうすればよろしいでしょうか。モニターはマルチスキャン(TAXAN エルゴビジョン170)の17インチを使っています。

A8 Power Macintosh7500の場合、さらには多くの一般のPowerMacintoshでは解像度を切り替えるには、モニターと本体をつなぐコネクタ(マックアダプター)が必要です。これについているジャンパーピンを使い設定します。TAXANのエルゴビジョンをお使いですので、上下に8ピンずつピンがついていると思います。上のピンの「1、2、5」と下のピンの「3、8」をONに設定していただけば、画面上にその機種で一番多く解像度の選択肢がでてきます。一般にはコネクタの設定を13インチ〜19インチモードに設定しておくと、マルチスキャンのモニターで使えます。


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Q9 パソコンに外付けMOドライブを接続しました。作成したデータの保存が終わり、アクセスランプが消えたのを確認してから、MOドライブの電源を切ったところ、パソコンの様子が変です。電源の切り方がまずかったのでしょうか。パソコンを再起動したらよくなったようですが、壊してしまいそうで怖いです。

A9 これはほんとに危険な手技です。パソコンに周辺機器をつけているなら、電源の入れ方及び切り方の順序がありますのでご注意ください。電源を入れる順番は1)記憶装置(外付けハードディスク・CD-ROM等)→2)ディスプレイ→3)パソコン本体です。スピーカー、プリンタ、モデム等は必要なときに電源を入れればよろしい。記憶装置等の周辺機器から先に電源を入れるのには理由があります。パソコンは電源が入ると、OS起動時に使用可能な周辺機器のチェックを行います。このとき電源の入っていない周辺機器は認識されません。マウス・キーボードも同様に、パソコンが起動した後につないだとしても正常に認識されません。よって、周辺機器から順に電源を入れていきます。電源を切るときはその逆の順番になります。1)パソコン本体→2)周辺機器。パソコンの電源を先に切ることを守りさえすれば、周辺機器の順番はどれからでも構いません。

したがって本体の電源を切る前にはSCSI機器の電源は決して切ってはならないと言うことです。

SCSIの関連情報はここにリンク

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(周辺機器解説)


パソコンという機械をうまく使うには周辺機器について最低限の正しい知識が必要です。それは、パソコンが接続する周辺機器によって用途・機能が著しく変わってしまう面があるからです。極端な話、しかるべき周辺機器が接続されていなければパソコン本体だけがあっても何の役にもたたないのです。周辺機器があってはじめてパソコンはあなたのやりたいことを叶えてくれるものなのです。そこで、要望が多く、これくらいは知っておきたい周辺機器についてまとめてみました。

★プリンター
パソコンを使って作成した文書や表などの文字データ、図形や画像などのグラフィックス・データを紙やOHPシートなどに印刷するための、言わずと知れた周辺機器の代表的な装置です。パソコンを使用する上では、必需品と言えるでしょう。代表的なものとして、
熱転写式、レーザー式、インクジェット式、昇華式などがあります。使用用途によっては、それぞれの特徴がありますので、使い分けして利用されることが多くなってきました。

最近は低価格のカラーインクジェットプリンターがほとんどです。インクの種類、補充法や写真画質など選択に悩むくらい多く嬉しい限りです。SCSI接続のもの、シリアル接続のものがマックの主流だったのですが、最近の機種はUSB接続のものばかりになってきました。購入時にはよく確認してからにしましょう。

★メモリー
メモリーの空き容量が足りなくなるとプログラムを動かす際、メモリーに収まりきれない情報をいったんハードディスクに書き出し、その書き出した情報が再び必要になったらメモリー内の情報とハードディスク上の情報を交換するようになります。このプロセスのことをスワップ(マックでは仮想メモリー)といいます。この仕組みによって実際に実装してあるメモリーよりも大きなメモリーを必要とするプログラムを動かしたり、複数のプログラムの同時使用が可能となります。しかし、このスワップがパソコンの快適な動作を阻害し遅さの原因となります。十分なメモリーを追加搭載すれば、生まれ変わったように快適に動作するようになります。多い方が快適これがメモリーです。マックで
画像やビデオを扱うなら、200MB以上は最低必要と断言できます。少しくらいの予算オーバーなら、できるだけ増設しておきましょう。それだけでフリーズの厄介から解放されることも多いものです。

★ハードディスク
昔は内蔵ハードディスクは40〜100MBが普通でした。ところが1GBでは少ないと感じるようになりました。最近では 80GBを超える容量のものも手に入る時代になりました。いつの世にも、あっという間になくなってしまうのがハードディスクです。最近ではアプリケーションソフトの機能拡大に伴う大型化、インターネットなどの画像データなどを保存したりしているとハードディスクがどんどん膨れ上がってきます。最初のうちはいらないファイルを削除して整理したり、フロッピーディスクに退避させたりすれば、済みますが、それでも足りなくなってくるのがハードディスクで、いずれは、増やしたくなるものです。ハードディスクを増設すれば重要なデータのバックアップにも使えます。ただハードディスクはいつかは消えて無くなるものです。大きければ大きいほど、被害も大きいので、バックアップはより大事になってきます。マックでは、
外付けHDでも内蔵HDでも起動ディスクを簡単に設定できるので、必ずバックアップHDにも起動可能なシステムフォルダを入れておきましょう。いざというときに助かること請け負いです。

★MO (光磁気ディスク)
フロッピーディスクでは収まりきれない大容量のデータを保存しておくのに便利なのがMO ドライブです。使い方もフロッピーディスクとほとんど変わりません。現在では1枚のディスクの中に640MBまでデーターを書き込めるタイプが主流となっていますがまだまだ230MBも捨てたもんじゃない。リム ーバブルディスクといわれる装置の中では
日本では一番普及しておりなんと言ってもメディア(ディスク)の値段が安く、信頼性も高いのが特徴です。残念ながらマックではZIPなどのようにOSに標準装備されたドライバがありませんので、B'sCrewなどのフォーマッターソフトが別途必要になります。ただしHDに比べると読み込みと違って、書き込みは激しく遅いので、時間的にゆとりをもってバックアップに心がけましょう。

★CD-R/RW

最近、メディアの安さから、MOと並んで人気の的になりつつあります。CDのコピー機能もあり、マックでは起動CDも作れるので、ゆとりのある人は是非備えておきたい機器です。何といってもCD-Rは全てのマックに標準装備のCDで読めるので、データを渡す相手がCD-Rを持っていてもいなくてもいいわけです。

★SCSIカード
パソコンには様々な周辺機器があります。現在では外付け型のハードディスク、スキャナー、MO、ZIPなどの光磁気ディスクなどのほとんどがSCSIを採用しています。SCSIは最大7台の周辺機器を一台のパソコンに接続できます。しかも接続方法は次々にケーブルをつなげていくディージーチェーンという方法なので増設スロットルは1個しか使用しません。また、転送スピードが速いので、高速のデータ転送に向いています。ID番号が重ならないことが大切ですので、トラブル回避には注意が必要です。マックはDOS/Vと違ってすべてSCSIは標準装備でしたが、最近のiMac,B&W,iBook,G4,からはマウスのインターフェースであるADBポートについでSCSI端子も廃止されてしまいました。
とはいってもPowerMacG4などはSCSIカードの増設が必須です。

むしろ、新マックがSCSI-1やSCSI-2という遅いインターフェースを廃止したことは結果として良かったのかもしれません。UW-SCSIカードも¥5000以下で購入できるものもある訳ですから、外付けHDでも十分起動ディスクとして速度も維持できるので、古いマックでもnarrowUW-SCSIやUW-SCSIの周辺機器が使えるというのは驚くべきバージョンアップになります。

★無停電電源装置
パソコンにとって最大の大敵はなんといっても、アクセス(パソコン内部で情報のやりとりをやっている)中に不意に電源が切れること。処理途中のデーターが全て無駄になるだけならまだよし。たいていインストールしてあるソフトウェアに何らかの傷害がでます。ひどいときには、パソコン自身がクラッシュする事が少なからずあります。雷などによる停電、使用電流オーバーによりブレーカーの切断、電源ケーブルの外れ等、私たちの周りには大いなる危険が潜んでいます。無停電電源装置は、不意な電源の切断があっても、しばらくは、バッテリーによって電源が確保され最大の危険から守ってくれる装置です。また、「自動セキュリティーソフト」と同時に使えば、たとえば、不意の電源の切断があった時、その場にいなくても、 全ての作業途中のデーターを自動的に保存してくれます。
セキュリティー装置の中でも最右翼に位置するものです。アマチュアではここまで装備している人はまだまだ少ないでしょう。

★スキャナー
印刷物や写真の画像を取り込む装置がイメージスキャナです。普通、これをフラットベッドスキャナーといいます。取り込んだ画像はフォトレタッチという種類のソフトを使って色を変えたり形状を変えたりなどの加工・編集をする事が出来るようになります。またOCRソフトを使えばスキャナで読み込んだ印刷文字が文字データとして扱えるようになり、そのままワープロで読み込めるようになります。また、英文を和訳するソフトを使えば、英字紙面の英文を取り込み、翻訳するので簡単に内容が理解できるようになります。
ホームページ作成には1万円前後の300dpiのものでも十分ですが、OCRソフトや画像の修正や印刷などを考えているなら間違いなく600dpi以上のものをお勧めします。これもSCSIとUSBのものがあるので購入時に間違えないようにしましょう。最近になって、1200dpiや1600dpiといった高解像度の製品も安価で手にはいるのですが、あくまで目的に応じたものを選ぶようにしましょう。

写真のネガやポジのフィルムから直接取り込めるフィルムスキャナーもありますが、35mmフィルムで1000万画素の解像度がありますので、へたなデジカメなんかよりずっと高解像度です。拡大印刷に使うならこれが一番です。他に35mmフィルムをCD-Rに焼いてくれるサービスもあるようですが、コスト的にはフィルムスキャナーがお手軽です。

★ビデオキャプチャーカード
ビデオキャプチャーカードを利用すればビデオの好きなシーンを加工してカードを作ったり、ホームページに登録する画像を手軽に作成したりデジタルビデオ編集によってオリジナルの映画を作るなどが自由自在に行えます。また、Video CDなどのMPEGデータを表示する機能をもっていたりTVチューナーと組み合わせてテレビ表示を行うといった機能も充実しています。ここでVideoキャプチャーカードの性能は映像を取り込む性能ですがフレーム数、取り込みの解像度、などによってきまります。フレーム数うというのは1秒間に何枚の画像を記録できるかというものです。パソコンで扱うデジタルムービーはビデオの映像を、映画フィルムのように連続したフレームとして記録します。もちろんフレーム数は多ければ多いほどよいのですがフルフレームと呼ばれる1秒間で30フレームを記録するのが最高性能といわれています。

★PCカードスロット
デスクトップパソコンにPCカードスロットを装着すればPCカードを利用したパワーアップができます。PCカードはもともと拡張性の低い
ノートパソコンをパワーアップさせるために作られたものですが、今では様々なタイプがあります。例えば、増設に欠かせないSCSIカードや、通信に欠かせないモデムカード。また、フラッシュメモリーやハードディスクのPCカードをリムーバブルの記憶メディアとして利用すればデータのバックアップに使ったり、ノートパソコンとのデータの共有をするなどの使い方ができます。最近ではノート型に標準装備されてきましたが、デスクトップ型ではデジカメのコンパクトフラッシュやスマートメディアを読み込むためのものが主流です。

最近では、カードリーダーのSCSI接続のものを見る機会はなくなって、殆どはUSB接続のものです。新機種のマックならともかく、PCIマックにUSBカードの組み合わせでは、うまく読みとってくれないことが多いようです。

★インターネットTV会議システム
双方向の画像・音声伝送によって遠隔地にいる複数の相手と同時に会議をするシステムです。インターネットの通信網を利用するので海外の相手であってもインターネット使用料金で会議ができます。従来のテレビ会議システムは、専用のシステムと専用の部屋を用意する必要があり、導入には末端一台あたり数百万円の投資が必要でした。しかし、パソコンベースのテレビ会議システムはアプリケション、小型カメラ、画像ボードなどの周辺機器だけで実現する事ができるようになりました。しかも、手元のパソコンをそのまま利用できるので専用の部屋に移動することなく、自分の机から手軽に会議に参加できます。ちなみに、二台でする場合は、TV電話とも言います。

★LAN
オフィス内、ビル内など限られた範囲のコンピュータ同士を接続し、データをやりとりするのはもちろんのこと、データベースを共有したり、LANで接続されているパソコン同士でハードディスク、プリンター、モデム等を 共有したりできます。あたかも、接続されている相手のパソコンが自分のパソコンの一部であるかのごとく振る舞えます。Widows95が標準でネットワーク機能を持っていることもあり、本格的な普及期を迎えています。最近ではインターネットブームと連動してLAN上にWWWサーバーを立ち上げ社内文書などを共有するイントラネットを導入する企業が増えています。WINとマックのLANは「DAVE」「PC-MacLan」「WIN Mounter」などのソフトがないとなかなか上手く接続できません。

★外部記憶装置の取り扱い
現在、外部記憶装置と呼ばれる機器は数多くある。 例えば、フロッピーディスクドライブ・ハードディスクドライブ・MO(光磁気)ディスクドライブ等である。いずれの場合もアクセスランプ(動作中)が点滅・点灯している時に、取り出し・電源OFF・衝撃を与えるなどやってはならない。やってしまった場合、ファイルを壊したり最悪はドライブ(機器)自体を壊す可能性がある。必ず、アクセスランプが消灯してから取り出し、電源OFFを行う。マックでは、リムーバブル機器はアイコンをゴミ箱に捨てないと、とり出せないのでWIN機よりは失敗が少ないはずです。

★マウスのメンテナンス
マウスのカーソルが思うように動かないとか、カーソルが飛ぶように動くといったことをたまに耳にします。 こういうときは、まず
マウスの裏蓋をはずして市販のクリーニングキットでロラーに付いたゴミを掃除しましょう。定期的にマウスを掃除するのはもちろん、机の上やマウスパッドもきれいにしておきましょう。消しゴムのカス等は、マウスの大敵ですので気をつけましょう。私は竹へらの耳掻きでゴミを取っています。金属はローラーを傷つけるので掃除には不向きです。ほんとは金属のクリップを引き延ばして使っていたのですが、ローラーに傷が付くので止めました。

★ディスプレイの変色
ディスプレイの端の一部分だけ変色する場合は、磁気の影響を何らかの形で受けていることが多い。こういう場合は、ディスプレイに付いている
DEGAUSSボタンを押し、たまった磁気を消去するとよい。中には、このボタンが付いていないものもあり、電源を入れる時に自動的に磁気を消去するようになっているものもある。

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(パソコン機器設置編)

Q1 パソコンをセッティングしているのですが、アース線は必ず繋がなくてはならないのでしょうか。

A1 必ずということではありません。日本国内の100Vのコンセントは、普通は2つ穴式で、どちらかがアースに落ちるようになっています。アース端子はあくまでも安全のためであって、そのまま浮かしたの状態でもほとんど問題はありません。  
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Q2 パソコンを購入しました。今から設置を行うのですが、注意する点があれば教えて下さい。

A2 まず箱の中身を確認しましょう。内容物のリストが説明書に載っていますので、それを見ながらチェックして下さい。万一不足品がある場合は、早急に販売店へ連絡しましょう。パソコンは精密機械ですので、高温・高湿な場所、直射日光、水気のある場所を避けて、水平で安定した場所に設置して下さい。また、パソコン本体・ディスプレイ共に熱を持ちますので、壁と密着させないようにして下さい。少なくとも壁から5〜10cm程度離すようにしましょう。それから、総重量が約26kg(15インチモニターセット)〜約36kg(17インチモニターセット)になりますので、机の耐荷重量をあらかじめご確認下さい。周辺機器に関しては、ケーブルで調節すればパソコン本体から離れた場所に設置可能です。しかし、パソコン同様に水平で安定した場所でないと正常に動作しない場合もあります。専用のラックをご購入されますと、スペースの有効活用にもなりますし便利です  
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Q3 パソコンをセッティングしました。説明書や付属のCD-ROM・フロッピーディスクはとっておこうと思いますが。箱はじゃまなので捨ててもいいですか?

A3 まず、ご注意いただきたいのは、箱に保証書が添付されていないかどうかです。保証書まで箱と一緒に捨ててしまうケースは案外多いのでご注意下さい。しかし、できれば解体するなどの工夫をして、箱は是非とっておきましょう。万一パソコンが故障してしまったときや引っ越しのときに困らないためです。パソコンは精密機械ですので運搬中の衝撃などが心配です。梱包材(発泡スチロールなど)もとっておきましょう。代用で対応するのは至難の業です。また余談ですが、パソコンを下取りにだすとき、箱も立派な査定の対象になります。

  
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Q4 説明書と一緒に「ユーザー登録カード」が何枚もありました。登録した方がいいのですか?

A4 是非行っておきましょう。登録しないとサービスやサポートが受けられず、故障の時、不利になります。また、メーカーによっては問い合わせの際に「登録番号」を尋ねられますので、登録カードの控えは必ず保管しておきましょう。
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マック超初心者のための基本操作のコーナー:


マックの不調やトラブルについてはアップルの Tech Info Lib-J のコーナーにQ&Aがあります。またパフォーマをお使いの方は、一度ここを訪ねてみてもいいでしょう。

マックではダウンロードしたファイルや、画像などが白紙のアイコンになっている場合があります。もし.sitなどの名前の付いたファイルや圧縮ファイルをよく見かけます。その解凍方法をここ にリンクしました。

マックOS関係のトラブルやシステムアップデートの一般的注意は香川大学、秋山先生のMacintosh トラブルニュースが有名です。システムアップデートを行われる際には是非ご一読下さい。

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