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筆者も仕事上やむを得ずWin2000ProやWinMeを使ってはいますが、なぜかDOS/Vパソコンに言うがままに使われているような気がしてなりません。
もしこのことを信用できないなら、一度新OSのWinXPを使ってみてください。個人情報が盗人集団のマイクロソフトに筒抜けます。しかもPCIカードなどを追加してOSを再インストールすれば、ほぼ100%,1ヶ月後に起動できなくなります。不正使用だか何だかは知りませんが、明らかにユーザーを無視し、背を向けた施策と言わざるを得ません。
それに比べるとマックは時々、すねたりフリーズしたりもしますが、人格を持った友人のような、いや恋人のような感覚です。アイコンをマウスで摘んだ感じそのものからウインドウズと違います。「パソコンを使うのは人間なんだ」と再確認させてくれるそんなマックを、私はとても好きです。
このページをご覧いただいている方に対して、今更、起動方法/終了方法の解説は必要ないのでしょうが、超初心者対応ということですのであえてここから始めさせていただきます。
平成13年3月24日発売のMacOS X v10ですが、操作感はウィンドウズの改良品並でしたが10月に出たMacOS X10.1.1(現時点ではMacOS X v10.1.5です)、クラシック環境のMacOS9.2.2も動作が軽快になりました。とはいううものの、本サイトでは、頑なにOS Xのサポートはしない予定ですので、クラシック環境のMacOS9.2.2を最終サポートとさせていただきます。
マックではほとんどの機種がキーボード上の起動ボタンを押すことによって起動できます。(残念ながら、最新マックに付属しているUSBキーボードには、起動ボタンがありません。したがって新PowerMacG4や新iMac、G4Cubeなどは、本体の起動ボタンを押す必要があります。なんだかWindows機みたいでホント、いやなもんです・・・・・ねえ)
起動すると、まず画面の中央に小さいテレビマーク
(ほんとはテレビではなくて昔の一体型マック---私は128Kか512Kだと思っています----が、これをニコニコマックといいます)が現れ、続いてMacOSの横顔マークの起動画面が現れます。その後画面の下方に小さなアイコン状のマークがゾロゾロ横に並び始めます。(これをアイコンパレードといいます。ソフトやユーティリティーをたくさん使っていると一列ではおさまらず二列にもなってしまい機能拡張書類が多すぎてトラブルの原因の一つにもなります)これが終わりますと・・・・
最後に、画面の上方左端に7色のリンゴマークを配するメニューバーが現れ、下方にはHDとゴミ箱アイコンのあるデスクトップが完成します。この状態を「Finder画面」といい他のソフトはまだ起動していない状態です。ソフトが起動していない証拠はメニューバーの右上にFinderマークがあります。ここを1クリックして他の表示がないか確認できます。
- MacOS8.1のデスクトップでは、上記の様に右上にニコニコマックが表示されていますね。
MacOS8.5以上ではちょっと違います。メニューバーのファインダマークは上図のMacOS8.1と違って下記の様な起動画面で現れる「MacOSの顔マーク+Finder」と表示されるようになります。ここに表示されるアイコンは現在どんなソフトが起動されているかを示しますので、同様に1クリックすれば、現在いくつのソフトが同時に起動しているかも知ることができます。マック上達のために、時々は注目してみましょう。
ヤFinderマーク
マックを終わらせるには、決して電源を抜いたり、電源プラグをオフにしてはいけません。この「Finder」の状態では上方のメニューバーに特別メニューが現れます。この特別メニューの「システム終了」を選べばマックは自動的に電源を切ってくれます。(一部の機種では、キーボード上の起動ボタンを押しても、マックを終了することができます)。最近の機種では、この特別メニューには再起動、システム終了、に加えてスリープという選択項目があります。
この「Finder」の状態に戻すためには起動中のソフトすべてについて、ファイルメニューから「終了」を選んでもいいのですが、もう少し速くFinderに戻す方法があります。
デスクトップの何もないところ(上の画面では灰色のところ)をマウスで一度クリックすると、あら不思議!上に特別メニューが出てきます。これでFinderに戻りました。これで再起動したり、コンピューターを終了することができます。
どうです。マックはWindowsのような終わるときに、「Startボタン」を押すようなバカなOSではないでしょう。全てにおいてGUI(Graphic User Interface)というマウスの操作を優先させたコピー&ペーストは、Windowsが真似をしようにもできない。これがまさにマック特有のFinder方式なのです。ここまでくれば、WIN95やWIN98がマックのものまねだということが、お分かりでしょう。何しろマックは既に1985年からこんな環境を実現していたのですからね。
WINは1994のv3.1まではGUIのかけらも見られなかったのですから、ビル・ゲイツという大泥棒が、アップルのソフトを作ってやるという甘言で、マックのプログラムを何から何まで盗んだということなのです。では何故?アップルはビル・ゲイツを訴えなかったか?それはアップル社が商品開発(ハード&ソフト)に投資しすぎて、訴訟費用が捻出できなかったというのが事実なのです。
ソフトの起動
マックのソフトを起動させるためには、ほぼ例外なく、使いたいソフトのアイコンをダブルクリックして行います。一度ソフトで書類や画像を作れば、そのアイコンは起動に必要なソフト情報を記憶しているので、次回からは作成保存された書類アイコンや画像アイコンのダブルクリックだけで、ソフトも同時に立ち上がることになります。
WINでは、マックのものまねアイコンなので、こんな情報は含まれません。したがって「バカでもわかる拡張子」(.txtなどのような呪い文をつけねばなりません)が必要になるので、マックからWINに書類を渡すときには、(お馬鹿な拡張子とやらを付けてあげなくてはいけません)ここまで気遣ってやる必要があるのです。
ソフトの終了
ソフトを終了するためには、メニューバーの右上に、使っているソフトを表示させた状態で、ファイルメニューの一番下の「終了」を選択することで行います。
使っているソフトを一時的に隠すには、ソフトのウインドウ上のタイトル(タイトルバーと言いますが)の左端の「クローズボックス」をクリックします。これでは、まだソフトは起動されたままです。このように、ソフトを終了することなく、どんどん起動させてゆくと、使用メモリーが足りなくなり、いずれはフリーズする事になりますので、注意が必要です。
雑誌のCD-ROMや一部のソフトでは、デスクトップを隠してしまい、ファイルメニューが選択できないため、終了ができないように見えるものがあります。こんなソフトでは、半角英字入力モードで「コマンド」+「Q」を押すと終了させることができます。あわてないように!しましょうね。
CO-ROMその他のリムーバブルメディアの取り出し
最近のマックには、残念ながらフロッピーディスク(FD)は装備されておりません。外付けにされたFD,MOやZIPといったリムーバブルメディア、さらにはCD-ROMは取り出すときにイジェクトボタンではなく、これらのアイコンをドラッグ&ドロップして、なんとゴミ箱に捨てるのです。初めての人には違和感があることでしょうが、作業が終了したという確認のための操作で、とても重要な意味があります。Windowsでは、これらのメディアが使用中でも無理矢理イジェクトボタンを押すと出てくるので、簡単にファイルが壊れてしまいます。まあ人に優しくないWindowsの側面とは明らかに異なるマックというわけです。
1)実際、フリーズ してしまったら?(マックでは爆弾マークが有名でしたが、初心者にはパニックになってもいけませんし、同じシステムエラーです。)
マウスが動かない、時計のマークがいつまでたっても変わらない、ハードディスクのからから音が全く聞こえないなどコンピューターが止まってしまう現象です。大抵はソフトを開きすぎたか、使用メモリーが断片化したためメモリー不足となり起こることが多いのですが・・・・まずほんとに止まっているかどうかの確認は大切です。大きな画像処理などは10分以上かかることも多いのです。もし作業中ならデータを壊す可能性があります。したがって現在作業中のデータを救うことを第一に考えるためには、HDの作動音がしないのを確認し(耳を澄ませて)、以下の作業にかかりましょう。
a) Commandキー + ル(.)
b) Commandキー + Q
c) Commandキー + Optionキー + ESCキー
以上で上手くいけば、使用中の書類が救えるかもしれません。ダメなとき以下のシステム再起動を行います。
d) Commandキー + Controlキー + パワーキー
大抵はこれで再起動しますが作業中のデータは残念ながら失われてしまいます(iMacではリセットキーで代用します)最近のUSBマックではうまく再起動できないことがあります。
e) もしこれでダメならマック本体や後面に付いているリセットキーでコンピューターを停止させるか再起動を試みます。これでも停止/再起動できないならf) 最後の手段で電源プラグを抜きますが ここまで来れば仕事中のデータはまず救われませんし、場合によってはハードディスクやシステムに重大な故障を起こさせるかも知れません(MacOS8.5からは再起動時に自動的にDisk First Aidが起動しHDを診断します)
- 以前は快適だったのに、「最近どこか変なんだけど」という場合、以下の原因を考えて対応します。
a)最近新しくソフトをインストールした
b)新しい周辺機器を繋いだ
c)システムファイルが壊れてしまった
d)ハードディスクが断片化してアクセスが上手くゆかない、遅い
e)ハードディスクが寿命で異音がする
f)ウイルスに感染した
g)内蔵メモリーやソフトに割り当てたメモリーが不足している対策は、まず再起動すること(マックでは「何はなくても再起動」のごとく再起動だけで治ることもあるのです)
続いて、上記のa)〜b)を外すか元に戻し、再起動を試みること。これで直ることが多いのですが、これでもだめなら、DiskFirstAidやNortonUtilitiesでHDの修復が必要なのかもしれません。
その前に、以下の*操作の中、まず*デスクトップの再構築、*PRAMクリアーは行ってみましょう。続いて、*操作を順番に考えてゆきましょう
アイコンが消えて無くなったり、ファイルのコピーなどがおかしいときなどにも有効ですが、まず起動ボタンで起動させてのち Commandキー + Optionキー を押し続けますとデスクトップの表示直前に「デスクトップの再構築をしますか?」というダイアグラムが出ますので、これをOKすることでできます。もし起動中に止まって再構築さえもできないなら、HDの故障、OSが壊れている、HDドライバが古いなども考えられます。
起動時に Commandキー + Optionキー + Pキー + Rキーを押して起動音が3回鳴ったら手を放します。これでマックの設定がもとに戻りますので、デスクトップなど再設定が必要です。またアイコンパレードの最中に起動が止まってしまう場合などにも有効なことがあります。その起動の際には、スペースキーを押しつづけて起動させると「機能拡張マネージャー」が呼び出され、読み込む書類のオンオフが設定できます。これは、ソフトのインストール時に併せてインストールされる機能拡張書類同士の相性(コンフリクトといいます)を疑ったときなどに有効な方法です。
また、時計などがリセットされる機種もあるので、時間は直しておきましょう。
*PowerBookのPRAMクリアー(ちょっとややこしいです)
本体からACアダプタを抜く。バッテリだけで起動する。直ちに,option+command+P+R キーを押さえ続ける。
起動音の後もう一度起動音がするまで4つのキーを押さえ続ける(複数の起動音がすれば,「起動後,特別メニューからシステム終了を選択する」までスキップ)PB190, PB1400, PB5300 は起動音は 1 回しかしない.その後,スクリーンは暗いままブランクとなり,緑色のスリープランプが点いたままとなる(スリープモードのように点滅しない)
リセットボタン(PowerBookの背面にある)を押すとまもなく再起動し始める。
注: PowerBook が起動せず,緑色のスリープランプが点いたままの場合はもう一度リセットボタンを押す。もし, PowerBook が起動しない場合,そのキーボードのパワーオンキーから起動する。起動後,いったん特別メニューからシステム終了を選択する。ACアダプタのプラグを差し込む.コンピュータがシステム終了したままなら, PRAM クリアは終了し, Power Manager と PowerBook は正常に作動する。もし, ACアダプタを差し込んで PowerBookがオンになるようであれば, Power Manager をリセットする必要がある。
また、PowerBook G3 Series では次のようになる。PowerBook をシステム終了する。
Shift+Fn (function)+Ctrl (control)+パワーオンキーを押す。5 秒間待つ。パワーオンキーで PowerBook を再び起動する.
意外に多いのが、単なる接続の不良です。端子はオーディオ関係と違って、金メッキでもなく接触不良は時々起こりうることが結構あります。そこでもう一度以下の確認をしてみましょう。
- 端子が確実に繋がっているか?電源を切ってから、端子をはずして付け直しを何回か行うこと。
- 最近接続したUSB機器やSCSI機器の原因などのドライバが上手くインストールされていない。
- SCSIのID番号が重なっていないか?爆弾が出たり、HDなど認識できない。
- 接続コードはハイインピーダンス型のケーブルか?安物は購入時に断線していることもある。
- ターミネーターはアクティブタイプか?パッシブタイプは絶対使わないこと。
以上の可能性を考えて、トラブルが疑われたらまずSCSI機器をはずしてみること。これだけで治ることも結構多いものです。SCSI の基本ルールをここにリンクしました。
次はコントロールパネルの「機能拡張マネージャー」でMacOS8.6のみなどシステムの基本だけを選択して再起動します。これで問題なければ、システムフォルダに入っているファイル同士が影響しあっていると考える。何れにしても処置や変更した後は必ず再起動すること。以上で機能拡張書類同士のコンフリクト現象の大半は解決しますが、相性の問題は複雑ですので、必要ないものは極力、入れない努力も必要です。
また起動するときスペースキーを押しながら起動させると「機能拡張マネージャー」を呼び出して読み込む書類のオンオフを設定できます。(できない場合CapsLockキーが押されていないか確認のこと)
マック純正ユーティリティーの「Disk First Aid 」は最も安全な修復ソフトです。これでもある程度のハードディスクのチェックや修復ができますので、トラブルの際には試してみても損はありません。いや絶対に試すべきです。
多機能の市販のユーティリティーというと「Norton Utilities(ノートンディスクドクター)」がもっとも有名です。以前はノートンというと「神様」にも匹敵するソフトでしたが、最近ではこの神話も崩れつつあります。ただしノートンディスクドクターはバージョンの制約が厳しいのでできるだけ新しいものを使うようにしましょう。
その他、HardDiskToolKitなど、ユーティリティは色々ありますが、結構トラブルも多く、HDを救うどころか、壊す可能性だってありますので、あくまで自己責任で行ってください。修理とかメインテナンスで壊してしまったら洒落になりませんから。
いずれにしても、バックアップあるのみです。
マック純正のユーティリティーのHDフォーマッターは「ドライブ設定」といい、内蔵HDのみの初期化、パーテーション、ドライバの更新ができます。OSを新しくバージョンアップしたらドライバの更新は忘れないようにしましょう。MacOSシステムディスクでは自動的にドライバの更新がされるようになっていますが、3rdメーカーの内蔵HDや外付けHDやMOなどは、上記のドライブ設定ではフォーマットできませんので、市販品を用いることになりますが、私はB'sCrew3を勧めます。Silverlining,FWB,FormatterOnePro,Drive7などもありますがどれかに統一することが大切です。たとえばMOなどはZIPと違い未だにAppleはサポートしていませんので、FormatterOneProでフォーマットしたMOディスクを他人のB'sCrewをインストールしたマックでは全く読めないことなどは日常茶飯事なのです。
筆者は、B'sCrew & B'sCrew mini 4.1.4 を使っていますが、どちらも現在のバージョンは4.1.4(2002.5現在)です。
マックでいうところの初期化とは・・・・
最近、廃棄パソコンからデータが流出したとの報告があり、HDの消去が話題になっています。マックでもWINでも同じですが、HDのディスク管理は、内周付近にある「カタログ」にあります。その読み書き方法にマックとWINの違いがあるというだけです。一般的な初期化とはこの部分を消しているだけなので、データの復旧はできる可能性があるということです。基本的な初期化=マックでいうところの「イニシャライズ」では専門的な知識とある種のリッピングソフトを使えば、データは理論的には読み出せてしまうことになります。DOSフォーマットは、ファイル管理システムがマックに比べて稚拙でありこのリッピング作業は行いやすい。すなわちアイコンが全てのマックと違って、不可視ファイルをいっぱい作っているWINの方が、データを拾いやすいのは事実のようです。
したがって、どうしても、他人にHDを読まれないようにするなら、マックのノートンユーティリティーの「WipeInfo」を用いるか「イニシャライズ」ではなく、「物理フォーマット」を選ぶ。すなわちマックのドライブ設定の「物理データをゼロにする」を行えばいいわけです。
だからマックのメニューバーの特別メニューの初期化は、データを消したように見せているだけで、厳密にいうと「初期化」とは違います・・・・
「特別メニュー」の「ディスクの初期化」を行うとHDの名前は変わりません。これはHD情報が、完全に消えていないことの証明ですから、システムの再インストールなどのクリーンインストールするときには、「ドライブ設定」の初期化」を選ぶ方が無難です。
「ドライブ設定」で行う「初期化」がイニシャライズを意味します。
「ドライブ設定」で行う「物理データをゼロにする」が、ホントの初期化、即ち「物理フォーマット」のことです。
もう少し簡単な方法は、金槌を用意します。パソコンを廃棄するとき、HDを取り出して、たたくなど物理的に壊せば、これがもっとも確実かつ完璧な方法ですm(~~)m
これでも解決つかなければ、システムフォルダ(MacOSの心臓部)の故障です。といってもシステムフォルダ内の壊れる書類は限られています。これらは正常のうちにコピーを作って保存しておくことでいざというときのトラブル予防ができます。
コピーを作っておくもの:(これを現在のシステムフォルダのものと入れ替えれば正常に帰ることが多い)
MacOS8.1では---System,Finder,WorldScriptII,丸漢サポートは必ずコピーしておくこと。これらに加えて、「 Appearance 機能拡張」「Text Encoding Converter」も起動に必要なことがある。
MacOS8.6では---System,Finder,WorldScriptII,SystemResources,丸漢コンパチビリティー、インライン追加機能。iMacでは、MacOS ROMが必要。
MacOS9.0.4/9.1では、ROMの書き換えを行うため、一筋縄ではいきません。システムフォルダの全コピー以外には無理なようですので、念のため。
トラブルの最後の決め手は、システムの再インストールです。ここで大切なことは、決して上書きインストールしないことで、「新規インストール」することが最も大切です。さもないとOSの入れ替えにならず故障ファイルが一部残ってしまうことになります。もちろんHDのフォーマットをした後にインストールするのが完璧ですが古いシステムを残したまま新規のシステムをインストールした方が復旧を考えた場合とても簡単ですので、お勧めです。
・・・・OSのインストールに際してですが、
OSの起動CD(起動システムCD)が必要です。コントロールパネルの「起動ディスク」でCDを選ぶか起動時に「Cキー」を押し続けることで、CD起動できます。続いてCD内のインストーラをダブルクリックしてインストールを始めますが「オプション」ボタンを押して「新規にシステムフォルダをインストール」にチェックをつけて続行します。最近のiMacやG4ではレストアCDというのがありハードディスクを購入時点に戻すことができる起動CDもあります。ただレストアの場合は、現用ファイルをバックアップをしておかないと大事な書類など完全に無くしてしまうことになるかもしれません。
いずれにしても、修復のためにはバックアップが必須ということです。
先日、初めてのパソコンとしてiMacDVを買った20歳くらいの事務の女の子ですが、調子が悪いので一度マックを診察してくれないかと・・・・・その彼女ですが、フリーズの度にシステムCDから起動させてシステムのレストアを行っていた。ところで何回レストアした?と尋ねると、さーー60回くらいかな?
世のマック使いの御仁たち!マックを買って1〜2ヶ月の女の子が60回もシステムインストールしてたのですよ。だから難しいことなんて無い。面倒くさいおまぬけなウインドウズではない、マックの本領ですよ・・・・これは。
マック使いの人たちにとって、安定なシステム、これが究極の目的です。まず大事なことですが、「最新のOS」と「安定なOS」は、決して同じものではないということです。確かにバージョンアップすれば、使いやすくなってゆくのは当たり前ですが、そのために安定性や軽快さを犠牲にしていることは少なくありません。筆者の場合も、起動可能な外付けハードディスク(HD)を複数用意して、いろんな環境の実験用OSのインストールして、多数のソフトの相性の実験などを調べています。
現在私の起動可能な外付けHDは26台ありますが、実はこれが便利なんです。ところが最近のiMacなどのようにHDが一個しか内蔵されず、増設もできず、さらには外部起動できないものはホントに困ってしまいます。USBの外付HDやMOではバックアップはできたとしても、実際に起動できないのです、できたとしても遅くて使い物になりません。(最新のiMacDVやiBookではFireWire外部起動できるようになりました)。そこで普段なら絶対にパーテーションを勧めない筆者ですが、旧iMacや旧iBookではHDの分割もやむを得ないところです。(REV A/BのiMacでは8GB以上のHDからは起動できないというバグも報告されていますので、こんな場合は大容量のHDでも分割は意味がないようです。)
メインテナンスのためにもトラブル時のためにも現用システムと同じものを他のハードディスクに作成しておくと便利です。例えば急にインターネットに繋がらなくなったときなど、電話回線の異常か?パソコンCPUの異常か?ハードディスクの異常か?などをいち早く検証できます。なによりもトラブルシューターとしての有用性が一番で、HDごとに違うOSを入れておき(システムのインストールの際に、カスタムインストールを選び「全てのマックのシステム」をインストールしておきますとこのHDを複数のマックで共有できることができます)ので外部起動させるととても便利です。またソフトがどのOSでちゃんと機能するかなどのバージョンチェックにも有用です。
このようにマックがDOS/Vと根本的に異なるのは、起動(ブート)ディスクを簡単に増設できる点です。DOS/Vを使ったことがある人は、マックでは当たり前のCD起動一つにしてもBIOSの設定やら大変、IDE起動はDiskCというマスタープライマリーだけなのです。SCSI起動にしてもBAKファイルやコマンドの書き換えなど厄介そのものです。
マックでは、以前は全機種のSCSI端子で外部起動可能でした。最近のSCSIカードを搭載していないマック機種でもSCSIカードの増設ができれば、以前の機種のように外部起動できますし、増設できないiMacやiBook,PowerBookではFireWire端子にFireWire-HDを繋ぐことで外部起動を可能にします。こんな便利な機能を利用しない手はないでしょう。外付けSCSI-HDは20GBで¥20,000前後です。先日私の近隣のショップでは15GBで¥15,000で出ており絶対お買い得でした。外付けHDは実際いくらあっても邪魔にはなりませんので、SCSIポートを持つマックには是非複数機揃えるようにしましょう。ちなみにFireWire-HDでも安いものは20GBで\23,000くらいです。
私のPowerMacG4/450にはAdaptec2930(\9000)やLogitec LHA600(\3800)などのSCSIボード増設で、昔の古いSCSI-HDも起動ディスクとして、十分役に立っています。特にドライバがなくても起動できる点は、DOS/Vユーザーには到底理解できないくらい便利です。
まず起動システムCD(MacOS8.1やMacOS8.6/9.0/9.1)から起動させます。CDの中にあるユーティリティーフォルダのドライブ設定をダブルクリックします。認識された内蔵HDをクリックして選択反転させてから初期化ボタンを押します。次にカスタマイズを選択しパーテーションを切るわけです。このようにしてデスクトップに2つ以上のHDアイコンができたら各々のHDに別個のOSをインストールできることになります。たとえば、同じMacOS8.6でも「仕事用MacOS8.6」「インターネット用MacOS8.6」「実験用MacOS8.6」などに分けておくのはどうでしょう?HD自体が壊れればパーテーションしてあっても元も子もないのですが、少々のシステムの不調くらいなら代わりのパーテーションから起動できて支障は起こりません。安定なMacOS8.1の作り方をここに書きました。ご参考いただければ幸いです。
マックを使っていて重いという表現をよく聞きます。Windowsではもともと難しい操作はできないので、実際困ることは少ないのですが、マック版のAdobe PhotoshopやMicrosoft Officeは別の意味で重いのです。 Adobe Photoshopは機能に応じたメモリー食いで、新バージョンの Photoshop5.5 では割り当てメモリーを100MB以上にしないと快適ではありません。仮想メモリーは使用できませんので実搭載メモリー200MB以上が必要になります(Photoshopメモリー配分については、扱う画像容量MBX3+20MBなのでメガピクセルデジカメなど30MBの画像を扱うなら少なくとも30X3+20=110MBが必要となるわけです)Photoshop6.0では、推奨割り当てメモリーは250MB,できれば500MBくらいあればストレス無くPowerMacG4が動きます。即ちシステムメモリーを含めて、搭載するメモリーは750MBが一つの目安です。私のG4は1024MB実装しています。
ですが、ソフトを起動させていない状態でソフトアイコンを選択してファイルメニューの情報を見るで「最大メモリー」の欄に割り当てメモリーを入力するだけです。それに対して Microsoft Office はインストールに際してシステムに不可視ファイルを含めて多数の書き込みをします。これがあとあとFinderの動作を重くするのです。なぜこんなにいらない書類が必要なんでしょうか?要はマイクロソフトの技術者の思考レベルがマックのシステムに対応できてないほどお粗末だというわけです。それともマックが快適になったらWIN陣営にとって何かまずいことでも起こるからなのでしょうか?
実はMicrosoft Officeの機能拡張ファイルの大半は、機能拡張フォルダに入れておく必要はなく、システムフォルダの中にあれば機能するのです。こんな簡単な事実も認識できないマイクロソフトの技術者はもしかすると、WIN98を理解できないNECの技術者以下のレベルかもしれません。
まれにですが、システムフォルダの初期設定ファイルがトラブルの元になっていることがあります。原因は不可視ファイルのことが多く、一度 システムフォルダから出して、新しくフォルダを作って名前を「初期設定」にします。外にある 初期設定フォルダの中身だけ戻すと治ります。 この操作で初期設定フォルダの中にある 不可視ファイルが見事排除できたというわけです。
またどうしても直らない時、初期設定フォルダ毎ゴミ箱に捨てて、再起動したら直ったという事例もあります。ただしシリアルナンバーなど入れ直しも必要にはなり大変ではありますが・・・・こっちの方が確実です。
これのほとんどは内蔵電池の消耗が原因です。大体3年くらいが内蔵電池の限界です。交換しましょう。ただしクオーツでないので1ヶ月あたり10分くらいの狂いは大目に見ましょう。
内蔵電池切れについてのコメントはここにも記載してあります。
トラブルの起こる原因を探求するためにはデスクトップのスクリーンショットという画面コピーが欲しいものです。
Commandキー + Shiftキー + テンキーでなくキーボード上の数字の「3」でシャッター音とともに全体のスクリーンショットが撮れます。画像はPICT形式で印刷にも耐えうる画質でHD内に「スクリーン1」として保存されます。ダブルクリックすれば「SimpleText」が開き表示されます。
同様にCommandキー + Shiftキー + テンキーでなくキーボード上の数字の「4」で部分ショットも撮れます。
サッドマックはマックのハード関係のトラブルで、メモリーの抜けかけやSCSIケーブルの抜けかけでも起こりますが、アルペジオ音(チャラリーン)か交通事故音(ガッシャーン)でも違いがあります。丁度ニコニコマックが顔をしかめて泣き顔になっています。
私は、いままで数回経験しましたが、いつ見ても冷や汗が出る緊張ものです。心臓に良くない画像です。
ハテナフロッピーマークはシステムのインストールされたHDが見つからず起動できないときに起こります。HDの寿命のこともありますが、SCSI機器を全部はずし起動CDで立ち上げてHDを認識できないなら、内蔵HDを初期化してシステムを入れ直さないとダメな場合が多いようです。
10)ファイルの コピーと移動 が簡単なマックのFinder
マックではマウスを使ったファイルのコピーが簡単です。メディアが異なればドラッグ&ドロップで簡単にファイルのコピーができますが、その反面同じディスク内であれば、ファイルをドラッグ&ドロップはコピーでなく単なるファイルの移動になってしまいます。こんな場合はOptionキーを押しながらファイルをドラッグ&ドロップすれば無事コピーができます。同じ階層では「OOのコピー」という名前になりますし、違う階層であれば全く同じファイル名になります。WINDOWSのようにむだなショートカットを作ってしまうことはありません。同様にマックのエイリアスを作るにはCommandキー + Optionキー を押しながらドラッグ&ドロップすればいいのです。
ウインドウズでは、マックで言う「エイリアス」とショートカットの区別ができませんが、マックでは、エイリアスを選択しておき、ファイルメニューの「オリジナルを表示」にすれば、本物のソフトアイコンが表示できます。(メモリー割り当て時に有効です)ウインドウズではアイコンはアイコンにすぎず、単なる影武者を見ているという騙しなのです。
ウインドウを閉じるには左上のクローズボックスをマウスでクリックしてやればいいのですが、たくさんのウインドウを一度に閉じるには Optionキー を押しながらクローズボックスを閉じればいいのです。
(ウインドウズの世界ではショートカットと言うらしい)をここにリンクしました。
- PRAM のリセット(クリアー)
“再起動中”に、「コマンド」+「Option」+「P」+「R」キーを同時に押します。起動の過程で、コンピュータから警告音が 2 回鳴るまでキーを押し続けます。2 度目の警告音が聞こえたら、キーをすべて放します。
- NVRAMのリセット
PCI ベースの Macintosh より古い NuBus ベースの Macintosh ではディスプレイ関連の解像度などの情報も PRAM に保持されたのに対して, PCI ベースのPowerMacintosh ではそれらの情報が PRAM ではなく, NVRAM という 8K のメモリに記録される.
Macintosh を起動し,可能な限り早く を押す。グレーの画面が現れるまで押し続ける
- 機能拡張の使用停止
“起動中”に「Shift」キーを押したままにします。“Welcome to Macintosh”(または、“Welcome to Mac OS”)の画面が表示されたら、キーを放します。
- デスクトップの再構築
コンピュータの“起動時”または“再起動時”に、「コマンド」+「Option」キーを押したままにします。
- 仮想メモリのオフ
“起動時”に「コマンド」キーを押したままにします。完全に起動するまでキーを放さないでください。
- 機能拡張マネージャ
“起動時”に「スペースバー」を押したままにすると、「機能拡張マネージャ」が起動します。
- 再起動/システム終了
「コマンド」+「Option」+「Shift」+「パワー」キーまたは、「コマンド」+「Option」+「ESC」を押すと、コンピュータが“再起動”または“システム終了”します。
- 強制再起動
「コマンド」+「Control」+「パワー」キーを押すと“強制再起動”します。
- ブート可能な CD-ROM からの起動
「C」キーを押したまま起動します。
- 内蔵HD以外のバス接続機器からの起動
起動ボタンを押して直後から、「Command 」+ 「Option 」+ 「Shift」 +「 Delete 」キーを押してニコニコマックが出たら放す。
マック超初心者のための基本操作のコーナー:
マックの不調やトラブルについてはアップルの Tech Info Lib-J のコーナーにQ&Aがあります。またパフォーマをお使いの方は、一度ここを訪ねてみてもいいでしょう。
マックではダウンロードしたファイルや、画像などが白紙のアイコンになっている場合があります。もし .sit などの名前の付いたファイルや圧縮ファイルをよく見かけます。その解凍方法を ここにリンクしました。
マックの超基本操作については、こんなページを見つけました。マック喰わず嫌い、触らず嫌いの方は、是非一度ご覧になってみて下さい。ノスタルジックなマックのデスクトップを見ることができます。
ウインドウズ使いの、大いなる勘違い
最近、筆者の周辺でも、常識のないウインドウズ使いが横行しており、信じられないことには、「マックがウインドウズをまねしている」などと平気でうそぶく輩が存在しております。マックはコンピューター業界では、少なくともMicrosoftなんかよりは、ずっと歴史と伝統があるし、何より使いやすいのです。
近い将来、OSなどという古い操作手法は無くなってしまうことでしょうが、少なくとも、筆者はアップル社が潰れようと、ウインドウズのような寄せ集めどろぼうアーキテクチャーOSに鞍替えするつもりはありません。機械が壊れない限りはマックを永久的に使い続ける覚悟はできているつもりです。
マイクロソフトに物まねされたマックの歴史についてちょっと一言:
みなさん、よくご存じの通りMicrosoftのビルゲイツは自分では何の努力も開発もせず、マックの技術を盗み、お金の力で次々ハイテク会社を乗っ取り、マックものまねWIN95を1995年末にやっとリリースさせたのは、記憶に新しいところです。
その時点でもGUIに関しては、10年間はマックが上位を保っていたので、我々はWIN95のことをMacOS-1985と呼んでいました。その後アップルが経営不振に陥り、マイクロソフトが資金援助をしたこと(美談)になってはいますが、実際は独禁法が恐かっただけだと、あとで上級幹部も発言されているとおり、ジョブスがビルゲイツの戦略に引っかかっただけなのです。所詮アップルもおめでたいと言えばおめでたい。公平な米司法省のMicrosoft分割施策を今後末永く、見守りましょう。
推薦図書:「マイクロソフト・シンドローム」外崎則夫&梅津信幸 著1998.9.30発行、オーエス出版、著者のHPをこことここにリンクしました。
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