●醤油粕はうち捨てられた土地をすくえるか?
 リサイクル計画2008 
---------------最終更新日:2008.12.17
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トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ カボチャ

リサイクル計画3の2008(平成20)年版です。昨年の経験を活かし、更にバージョンアップの予定。
基本スタイルは、変わらず。 志はリサイクル計画3をご覧ください。

2006(平成18)年度の日本の食糧自給率39%(カロリー計算)。平成19年度は40%。
近年の食品問題、バイオエタノール需要による輸入穀物価格の高騰、更に長い目で見ると、地球温暖化による世界的規模での農業への影響、水、鉱物資源、エネルギー資源の枯渇。
このような背景で、各国とも国内で資源、エネルギー、食料需要が増える中、輸出規制をとりつつあります。
ピンチはチャンス。はやいとこ日本を変えなければ。 まず自分から。

シータが言うとった。『人は土から離れては生きられないのよ』 やっぱ農家の子は言うことがちがうなー。


●2008.3.16
平均ひと月に2回くらい、醤油かすをまいては耕しているリサイクル畑ですが、2年前は石くれだらけのススキが生える塩田跡地でしたが、春の植え付けを前に、トラクターで大まかに畝立てをしていると、30センチに一回は
“おっと、すまん。”
で、ミミズさまの安息を妨げてしまうまでになりました。

“これは、けっこういい土になっているということでは?”
とミミズさまをひょいとつまんで、ちょいとどいていただきながら、思うことが多くなりました。
 ・・・ふくらむ野望。 あとは作物との相性かな。

●2008.4.1
昨年採れたヒマワリのタネを播いた。今シーズンは直まき。 理由:種大量在庫アリ。ポット栽培がめんどくさいから。
「何でヒマワリなんか」と思われる方も多いと思うが、実はヒマワリのタネは食えるのである。うまいのである。
更に、種から採れるヒマワリ油はヘルシー、種自体も漢方薬として使われるという。
夏の元気をイメージさせる大輪の花だけではないのである。
今年は台風に気をつけようと思う。

●2008.4.6
この春は例年になく忙しく、変革の年になりそうで、春先からよくわからないやる気と活力が湧いてきております。
仕込み前に、ポットに種を蒔いた。土は、昨年夏に刈り取った雑草から作った堆肥と昨年の残りの種まき培土。
今年度は、トマト(レッドオーレ種)、トウモロコシ(スーパーマロン種)、エダマメ(白鳥系早生)、カボチャ(あずまえびす種)といったラインナップ。
栽培面積は、テスト栽培であった昨年の4〜5倍の予定。

●2008.4.13
ポットに播いたエダマメがいくつか発芽。他は全く変化なし。
リサイクル畑付近に自生する竹を切って、支柱を確保した。
直まきのヒマワリは、どうも土が堅すぎるのか、一本のみ発芽。

●2008.4.15
トウモロコシ発芽。カボチャ発芽。(4.18)

●2008.4.22
今シーズンは自給自足を目指して、土も雑草から作った堆肥を使ったのだが、これが裏目に出たようだ。
堆肥に醤油の仕込みの時に出る大豆かすを混ぜ込んでいたのだが、これがカビの発生を促してしまった気がする。
雑草の種、ナメクジ(おそらく卵か)、ミミズまで混入。

昨年は、市販の種まき培土を使い、作物にもよるが、発芽率は7割以上だったように思う。
再び種を蒔くことによる時間のロスを考えれば、市販の培土を使った方がよいのかもしない。
雑草がにょきにょき生えてきて、片っ端からピンセットで抜いている。 こりゃ面倒だ。
アサガオやら、わけのわからないキノコまで生えてきた。

●2008.4.27
種まきから約3週間。(ヒマワリは4週間)今日までの、発芽率まとめ。

作 物
トマト
トウモロコシ
エダマメ
カボチャ
ヒマワリ
発芽率(発芽/種)
56.8%(50/88) 63.4%(123/194) 50.0%(72/144) 40.9%(9/22) 50.0%(33/66)

発芽率が思わしくないので、市販の種まき培土のみを使い、追加でエダマメ32個、ヒマワリ64個をまいた。
種まき培土40L(¥980)、ポット16穴10枚(¥265)。
醤油の仕込みシーズンなので、麹の温度が安定したところで、小一時間ほど雑草生え放題のリサイクル畑の草を刈りに行く。 案の定、くさぼうぼう。

●2008.5.5
連休後半に入って、仕事の合間に草刈りをし、15cmくらいに成長したトウモロコシを二日がかりで定植した。
今年は14列、123株植えた。また、昨年の台風による倒伏に懲りたので、早々と竹の支柱を立てた。
1.3mくらいの竹を125本くらい切って畝に立て、苗を全部植え付け、最後に水をやる。結構疲れた。

追加で蒔いたエダマメとヒマワリは順調に発芽。やっぱ、市販の種まき培土がいい。
一週間ですでにエダマメは66.7%(24/36)、ヒマワリは26.6%(17/64)の発芽率。

ここで、はたと気がついたのだが、ヒマワリの種はとんがった方を下にして植えるべきなのだ
今回は丁寧にも、全部上下逆に植えてしまった。
まず、種のとんがった方から根っこが地表に出て、『あら、まぶしー。逆だわー』と気づき、地中にUターンしてもぐりこむ。
それからよっこらしょと種を持ち上げて双葉を開く。
ヒマワリ、エダマメなど種を植える向き、深さも発芽率に結構影響するのではと感じた。

●2008.5.11(日曜日)
昨日日中から今朝にかけて久々の雨だったので、麹の温度を調整しつつ、エダマメの植え付けを行った。
第一弾として、8列67株。
昨年のこぼれた種からヒマワリが27株ほど発芽。すでに成長の早いものは30cmくらいになっている。

ただ、場所によっては雑草がびっしりと生えているので、植え付け前の草取りがたいへん。
あんまりひどい部分は、耕耘機で草ごと土にすき込むしかない。

●2008.5.16(金曜日)
醤油の2番絞りかすを撒いてトラクターで耕すついでに、カボチャ、トマトの苗をリサクル畑まで運んだ。
週末に定植の予定。畝立てしてから2ヶ月くらい雨に打たして、土の締まった畝に植え付ける。

醤油粕をまいて、はびこった雑草ごと土にすき込んでいく。(下の画像1→2)
カラス、ヒヨドリなどが掘り起こした後の畑で虫をついばんでいる。
驚くべきことに、非常に度胸がいいヒタキの一種と思われる鳥は稼働中のトラクターの1m以内にまでつかつかと近づいてくる。
カラスは知能が高いためか、あるいはビビリなのか、トラクターの向きを変えたりする不振な動きに敏感に反応する。
ヒタキ(?)は、肝が太いのか、人に慣れているのか、はたまたカラスに追い散らされないで虫をゲットできるギリギリの線を攻めているのだろうか? ちょっとカワイイやつだ。

●2008.5.18(日曜日)
朝から午前中いっぱいは、雑草をぷちぷち抜いて、畝の間は鋤で削って定植の準備。
3時頃から作業を再開し、夕方にやっとトマト4列50株とカボチャ2列10株植え付け完了。
トマトは根がよく育つように寝かして植えた。カボチャは乾燥防止に畝全体に敷きわらが必要らしい。
そこら辺に生えているアシを切り集めて敷かねば。

●2008.5.23(金曜日)
カボチャの敷きわらの代わりにアシを切って敷く。わらよりごついのでめんどうだ。

●2008.5.25(日曜日)
昨夜まとまった雨が降ったので、20cmくらいにまで成長したポット栽培のヒマワリを植え付けに行った。
直まきのヒマワリと比較すると、まるでもやしのようにひょろひょろだ。
強く育てるには、やはり厳しく育てなければならないのだろうか。
夕方から、草刈りと草むしりをして、新たにひまわりの種を40粒ほど直まきした。
支柱が足りなくなりそうなので、また竹を20本ほど切り出した。そこら辺にある天然素材を利用。エコだね。

●2008.6.1(日曜日)
まずは、畑の草刈り、雑草抜き、草ごとトラクターで耕す。 作物も雑草もにょきにょきの季節です。
ついに今日で最後のポット栽培の苗を植え尽くした。ヒマワリ6株とエダマメ23株。
トマトにもぜんぶ支柱を立てた。これで一安心。ヒマワリの支柱は、そのうちに。
今日は巻き尺を持っていって、畑の作付け面積を測ってみた。

作 物
トマト
トウモロコシ
エダマメ
カボチャ
ヒマワリ
合計面積
面積
(縦×横m)
51.8m2
(11.5/4.5m)
77.5m2
(15.5×5m)
65m2
(4×3m、他2箇所)
16.1m2
(11.5×1.4m)
131m2
(13.5×4m、他2箇所)
341.4m2

醤油の絞りかすをまいて耕す部分が必要なため、作物を植えている面積は畑の半分以下になる。
さらに西か北へフロンティアを拡大しようかな。

●2008.6.14(土曜日)

 無惨!

 ヒマワリ 
切られる!

14日午後5時ごろ、倉敷市玉島勇崎のリサイクル畑でヒマワリ十数本が切断されているのが発見された。
同様の被害は昨年から発生し、他の農作物のトウモロコシなども被害を受けていたことがわかっている。
無断で立ち入りが禁止されている私有地に進入(軽犯罪法第1条32号)、器物損壊容疑でも捜査が行われている。

調べでは、被害にあったヒマワリは刃物のようなもので切断されており、犯行時刻は13日(金)夕方から、翌14日(土)夕方の間。
ヒマワリは4月初旬から西山さんが丹精していたもので、ガックリと肩を落とし、無念さを隠しきれない様子だった。

●2008.6.15(日曜日)
今日は朝から部落の溝掃除をして、10時ごろからリサイクル畑へ。
よかった。今日はやられていない。 まったく、こまったもんだ。
昨日できなかったカボチャの子蔓をとって、元から10枚以内の葉の元についた雌花もとった。
すでに黄色い花が咲いているものもあり、かわいそうだが仕方がない。
あとは、エダマメに“敷き雑草”をした。

●2008.6.19(木曜日)
先週頃から、今度はエダマメの葉っぱが食われて茎だけの悲しい状態に。 被害は日々広がるばかり。
せっかく実も太りだした時期だというのに。 何とかしなければ。

●2008.6.21(土曜日)
意を決して、しとしと降る雨の中、夜9時過ぎ。 悪党退治に出かける。
モンベルのレインダンサーに身を包み、ヘルメットにはNational BF-267、左手にはPELICAN Recoil 2010、右手にピンセットの完全武装。  殺ってやる。
現場に着くと、LEDライトに照らし出されたそこには、雨の中ぬらぬらと光るおぞましいうにうにが、エダマメの葉といわず、茎といわず、あらゆるところをはい回っている。

きさまだったのか! このひとでなし野郎! ゆるさん!
エダマメ様の恨み、思い知るがよい!
成敗!おらおらおらおらー!

ピンセットで、“うにっ”とつかみ、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、数十匹のナメクジを魚のえさにした。
拙者がもう少し早く気づきさえすれば、エダマメ様も立派に成長できたものを。 不覚。

●2008.6.22(日曜日)
昨日に続き、夜9時過ぎ、残党狩りに出かける。
のーやくは使わないので、物理的駆除法(ちぎっては投げ)しかない。
今回は、ヨーグルトの空き容器に塩を入れて持って行った。もちろん処刑法は、“塩漬けの刑”。
昨日ほど多くはないが、20匹以上殺った。 成仏せい。

ただ、気になるのは、犯人は本当にナメクジ単独犯なのだろうか? 確かに昨日はエダマメにたかっていたが、今日見ると蟻やダンゴムシもたかっている。動物(ヒトを含む)犯人説の可能性も捨てきれない。
ヒマワリ切断事件は、ヒトにのみ効果のある、ある対策を講じて以来、ぱったりと止んだ。 頭脳戦の勝利。

●2008.6.28(土曜日)
今夜から明日にかけて雨の予報なので、昼間に1時間ほど草刈りをしておいた。
それぞれの作物に実りの予感。

●2008.7.6(日曜日)
先週から実り始めたトウモロコシが何者かに食われています。 一難去って、また一難。
農家の苦労が身にしみてよくわかってきた。
今日も新たに7本やられていました。日に日に減ってゆきます。 種から育てて3ヶ月。 マジかなしいっす。
夜行性で、雑食性で、足跡からしてタヌキが犯人ではないかと。5月に見かけたヤツか?
先の“エダマメはっぱ消失事件”も被害の広がり方から、こいつが真犯人だった可能性が高まった。
下等生物であれば、情け容赦なく“ぷちっ”とやれるのですが、ほ乳類となると、できれば穏便に解決したいというのが本音です。
一昨日、実にラー油を塗ってみましたが、効き目なし。
このペースで行くと、生産者が一本も食えなくなる恐れがあるので、早めに2本収穫してきました。

●2008.7.7(月曜日)
昼ご飯に昨日収穫したトウモロコシをレンジでチン。うまい!
新鮮な旬の野菜はいいものだ。更に、自分で苦労して作ったとなると、味はまた格別。
種の植え付けからの数々の記憶が走馬燈のように・・・。 ごちそうさまでした。自然に感謝。

●2008.7.11(金曜日)
日中リサイクル畑へ行ってみると、トウモロコシにカラスがたかっていた。
終わったな。
種から育てた123株を植え付けて、収穫は12本。
今年度の最重点作物であったトウモロコシは、こうして早々と幕を閉じたのです。

醤油の2番絞りかすを、タヌキとカラスに食い尽くされた無惨なトウモロコシ畑にまく。
トラクターで、残った株ごと土にすき込む。夢も野望も潰えてしまった。悲しい。
来年は、防鳥ネットとトタン板バリアで収穫を守りたい。
タヌキのバカヤロー。カラスのバカヤロー。

●2008.7.13(日曜日)
午前の涼しい時間帯を利用してトマト&カボチャ畑の草むしりと防鳥ネット(9×18m/880円/ナンバ)を張るためのくい打ち、麻縄(4.5mm×330m/848円/コメリ)張りを行った。

エダマメを見てみると、予想通りやられている。大量に収穫しておいてよかった。
『あらー、トウモロコシばたけがないや、じゃ、かえろー』なんてかわいいタヌキがいるはずもなく、『ちっくしょー(おめえらが畜生だろうが)、トウモロコシばたけねーじゃねーか。さがせー、ほかのくいもの、くいもの。さがせー。 お、エダマメがあんじゃねーか。くったれ、くったれ。はらいっぱいになるまでくったれー。』というのがふつう。
カボチャもひとかじりされていた。こちらは、カラスかタヌキか別の生物か不明。
とにかく、対策を急がないと。

まず穴を掘って杭を打って、ぐらつかないように石で固定して、また埋める。
曇りの予報だったのに、太陽が容赦なく照りつけ、Tシャツも上着もびっしょり。水も切れて、昼前に撤退。
4時ごろからまたリサイクル畑に行って防鳥ネットを張る。これがめんどくさい。
トマトの支柱に引っかかるわ、時間切れで半分はまた明日。

●2008.7.14(月曜日)
午後4時過ぎから早速リサイクル畑へ。
タヌキはトウモロコシ畑をつぶされた腹いせに、エダマメをほとんど食いちぎっていた。
そーとー頭にきたらしい。ざまーみろ。 食べ頃の実はもう取ったもーん。
エダマメの残骸と数本の無傷の株から、今年2回目の収穫。

残っていたネットの半分を張り終わり、何とか防空体制はできあがった。
トマトも初収穫。大きさはゴルフボールとほぼ同じくらい。 あまい! これならお得意先に配れる!
トウモロコシ畑をつぶされ、エダマメもほぼ尽き、ムッキーとなったタヌキどもがどのような行動に出るのか。

●2008.7.16(水曜日)
夕方リサイクル畑に行くと、ネットの地面付近数カ所に穴があけられ、固定していた麻縄も一カ所食いちぎられていた。
トマトへの被害は青い実の食いかけのものを見つけたが、味が好みでなかったためかほとんど見られない。
トウモロコシのことがあるので、完熟を待たずに、よさそうに色づいた実を5つ収穫して帰る。

●2008.7.17(木曜日)
朝食に昨日採ってきたトマトをぱくつく。あまい?かな? うーん。まだ収穫が早かったのか、当たりはずれがある。
本日、中国地方も梅雨明け宣言。 雨が少ない方が、トマトにはよいのだが。
昨年は雨で、トマトが裂果(急激に水分を吸収した実が割れる)を起こしたので、注意が必要だ。

●2008.7〜8月
熱ダレです。 今年の夏はひどく暑く、ニンゲンがだめになりそうです。
パソコンも逝ってしまいました。
手入れ、水やり、脇芽かき、草取り、すべてほうち!
日が沈んでから、週に一、二回よさげなエダマメ、トマトをもいで帰る。
そんな2008年の夏、リサイクル計画でございました。

●2008.8.21
トウモロコシ、エダマメに続き、トマトもタヌキのエジキに。
特に低い位置になっていた実はほとんどない。 トマト畑の中には、けもの道が開通。
トウモロコシのように、根こそぎ感はないものの、木で熟すのを待っていた実をかっさらわれるのはムカツク。

●2008.8.24
ついにカボチャの収穫。
しかし、 トウモロコシ、エダマメ、トマトに続き、カボチャもタヌキのエジキに。
真新しいかじられた跡のあるカボチャが...。
しかしタヌキってこんな歯形なのか? 調べる必要がありそうだ。別に犯人が...?

●2008.9.7
古来より“敵を知り、己を知れば、百戦危うからず” by孫子 という。
そこで早速、図書館に行き『タヌキまるごと図鑑』(大日本図書/盛口 満著)と『タヌキを調べよう』(偕成社/熊谷さとし著)を借りてきた。
頭蓋骨のイラストがあったが、正直歯形はわからん。
足跡もあったが、リサイクル畑の被害現場のものがいまいち不鮮明でこれまたわからん。

今日はカボチャの収穫に行ったのだが、一番大きなヒマワリが倒されて、花の部分が持ち去られていた。
ヤツの仕業だろうなー。すでに防鳥ネットは穴あき放題で、畑の中にはけものみち。
今年のトマトはほぼ終了のよう。
カボチャ4個とヒマワリの種3輪分を収穫して帰る。

●2008.9.18
タヌキにかじられた跡があるため、お得意様に配れず、一月ほうちされていたカボチャを切ってみた。
おやっ、見ると種が発芽したものがある。
このまま食われずに朽ち果てる前に、子孫を残そうと思ったのか。
ちゃんと食ってやる。種も来年まいてやる。よくぞタヌキの襲撃を生き延びてくれた。同志よ。
レンジで7分、そのままほうちで余熱調理。うーん、ほくほくのあまあま。 実りに感謝。 残りは冷凍保存。

●2008.10.28
2番絞りかすを運んで、耕したついでにカボチャの収穫。
ほうちしまくりなので、ネットを這い上がったカボチャ&雑草の重さに負け、防鳥ネット崩落。
非常に収穫しやすくなった。その反面、無防備になり、中くらいのカボチャで、半分くらい食われたものも1つ発見。

9,10月はカボチャを食べない日はないくらいカロテンリッチな日々が続いた。
さらにまだ、あと一月くらい収穫できそうだ。
レンジでチンして冷凍保存すれば、この冬、いや春先まで食いつなげそうだ。
害獣の被害が少ない、収穫期間が長い、保存がきく、ほうちプレイに強い。カボチャばんざい。

●2008.12.17
11月中旬から約一月間、醤油の仕込み作業のため、全くリサイクル畑に行けませんでした。
50日ぶりに行ってみると、世界は茶色に変色し冬の景色。雑草もトマトもカボチャも枯れ果てておりました。
すると、畑には葉っぱに隠れて見えなかったカボチャの姿があらわに。今年最後の収穫となりました。
意外にもよい実が3個も。寒さのためか虫食いも少ない。 これなら、お得意先に配れる。
残りは最後の絞りかすのような小さいものが多く、どう料理してやろうか。

来年に向けての不安材料もある。畑のそこここに獣が虫を探してほじくった10cmくらいの穴が見られる。
おそらく、リサイクル畑最大の脅威、タヌキの仕業だろう。農作物がなくなり、次は虫ということか。
リサイクル畑が奴らのエサ場となっているのは、大問題である。
正月休みには、防鳥ネットの残骸を回収し、すべての畑を耕そう。

●2008年度総括

  1. 本年度の最重点作物であったトウモロコシは、タヌキ(?)の略奪の前に、あっけなく終了となった。
  2. 初挑戦のカボチャは、虫食いの問題を解決すれば非常によいリサイクル畑の定番作物になり得る。
  3. 早生のエダマメも、収量こそ少ないながら市販品に劣らぬできであった。成長期の食害が悔やまれる。
  4. トマトは、昨年に比べ裂果が多く、栽培品種の再考が必要。
  5. ヒマワリは、種の収穫が遅れたため、一部にカビの発生がみられたのがちょっと残念。
  6. 来年に向けてもっとも重要なポイントは、タヌキ対策である。

トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ カボチャ

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