●醤油粕はうち捨てられた土地をすくえるか?
 
---------------最終更新日:2007.12.14
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トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ

長年の課題であった醤油粕の農業肥料としての再利用を試みるのだ。畑でとれたものは畑に返す。
もろみから醤油をしぼった後の通常の醤油粕は14%程度の塩分を含む。
西山醤油店では2番しぼりまでとるので次の段階で、塩分濃度調整の手順を変えれば、その番粕では1%程度まで塩分量を減らすことができる。
捨てるのはもったいない、肥料としてなんとかなるのではないだろうか。

今ある畑にまいて、ダメでしたとなるとアレなので、新たに実験用の畑を拓くことにした。


●2006.6.11、先週ゲットしたTG750のパウアはすさまじく、すべてを薙ぎ払ってしまいそうだ。
久しく錆び付いていた野心に火がついた。びんぼなしょうゆ屋に巡ってきた幸運か、破滅の罠か・・・。

なんといっても7.5馬力である。つまり、こんな感じ。

TG750をリサイクル計画2の畑で使用すると、まるまると肥え太ったミミズまでぶちぶちに殺ってしまいかねない。
こいつが強力なのはいいが、味方の損害もバカにならんので、草ぼうぼうの塩田跡地で運用することにした。

雑草の海に没していた広大な土地を、草刈機で薙いで、TG750で根まで掘り起こす。
というわけで始まった醤油粕のリサイクル計画3である。

ここは広い。(下写真右)そして、やりほうだい。
刈り取った草は高さ2m以上、小山のようになった。(下写真左)
うち捨てられていた土地のため、やせて、ミミズもいない。だから、やりほうだい。。
しかし、石ころの多いこと多いこと。こぶし大の石くれがごろごろある。
まだまだ先は長い・・・・。 でも、やりほうだい。。

 

●2006.6.16、着実に西へとフロンティアを開拓しつつあるリサイクル計画3だが、石くれの多さに、TG750のがきょがきょ、がっきょんという爪の激突音にびくっとする。すでにかなりちびている爪が更に細くなっていく。
中古購入後、メンテを全くしていなかったので、ロータリー部と本体ギアボックスのオイル交換、エンジンオイル交換を行った。モンキーレンチではドレインを開けられず、14mmのT字レンチを買ってくる。
ロータリー部の廃油は、何とも言えない灰色の非常にクリーミーな状態であった。本体ギアボックスのオイルはよく交換されていたようで、まだ使えそうだったが、念のために交換した。エンジンオイルも暗黒色でかなりきていた。
オイル交換後、エンジン、ロータリーとも良好な感触だ。

●2006.6.18、更に西へ5m、フロンティアを拡大。
TG750にブルーシートを掛け、日陰を作って一休み。しばし日中の熱さをしのぐ。熱中症予防のため、水筒は欠かせない。

●2006.6.29、このところ天気がよい日は仕事の合間に更に西進。
本日耕耘機の爪を交換した。16本、約7000円。
 
写真左の通り、ちびまくり。中古で手に入れたときから、ある程度はちびていたものの、石くれごろごろの荒れ地が最後の寿命を削り取ったようだ。
明日からまた梅雨空なので、この爪の威力をいつ味わえるかわからない。ま、農やる方は爪を隠すというからな。

●2006.7.16、雨やら仕事やらで2週間以上行っていなかったので、雑草が15cmくらいにまで成長していた。
新しい爪はしっかりと土に食い込み、絶好調! 雑草が生えつつある、今まで耕した部分をもう一度耕す。

草を刈っていていつも思うのだが、光合成をして二酸化炭素をせっせと固定している雑草を刈るのは、どうなのだろう。
やせた土地も植物の力で、だんだんと有機物の豊かな土へと変わりつつあるように見える。
何かほっといても育ち、生活にも役立つ作物はないものだろうか。


●2006年秋〜2007年春、暇を見つけては、雑草の勢いが弱いうちに刈り取り、耕しておいた。

 
トラクターで耕すとは言っても、一抱え以上もある岩が地表のわずか下に(地雷みたいに)ひそかに埋まっていて、爪が突然がっきょん、がっきょん悲鳴を上げ、トラクターが跳ね上がるたびに、ギヤをニュートラルに入れ、バールを地面に突き刺して索敵する。
バールで掘り出せる〜20kg程度の岩ならよいのだが、かるく50kgを超えるような大物もときどきある。

 
スコップで大物まわりを掘り下げ、バールで少し持ち上げては、すかさず小さめの岩を下に入れ、徐々に地面の高さにまで上げる。あとは畑のはじっこまでごろごろころがしてゆく。重い上にいびつな岩は転がりにくく、呼吸を整え、気合いを入れて、全力をぶつける必要がある。 いにしえの開拓者かくあらん。
小物の石くれも、人の忍耐力を試すように地面から顔を出しているので、ステンレスのざるに集めては、石置き場へ捨てにゆく。
もー耕耘爪のちびることちびること。ダメになったものから、2回目の交換。

トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ

●2007.4.16、今年はいろんな作物を試す予定。まず、4月8日にヒマワリトマトの種をポットに播いた。
今日見てみると、ヒマワリのほぼすべての種が発芽、双葉が出かけている。(下図左)トマトは変化なし。
畑の方も、苦土石灰を撒いて、酸性を中和しておく。

●2007.4.23、エダマメの種をポットに播いた。 虫の食害軽減のため、何度かに分けて播く予定。

●2007.4.25、トウモロコシの種をポットに播いた。畑も雑草を刈り、耕す作業がつづく。

 

●2007.4.28、ヒマワリトマトが順調に発芽(上図右)、エダマメ一本発芽中。トウモロコシ変化見られず。
明日からの連休には、ヒマワリを移植しようと思う。

●2007.4.30、ヒマワリ11本移植。

●2007.5.1、ヒマワリのこり15本移植。

●2007.5.9、トマトが順調に生育(下図)、エダマメ、トウモロコシ数本生育中。
トマト(第2弾)、エダマメ(第2、3弾)、トウモロコシ(第2弾)種を播く。
移植後ヒマワリ順調に成育中。このところの熱さで、夕方の水やりが日課。
 
 

●2007.5.17、トマト(12本)、トウモロコシ(11本)を移植。
トマトは寝かして植えると根がたくさん出てよいらしい。
ヒマワリ順調に成育中。1本鳥に踏み倒されのか、枯れた。 数本虫に葉っぱをかじられる。
 
 

●2007.5.28、画像が多くなりスクロールがめんどいので、トマト、トウモロコシヒマワリ、エダマメをそれぞれ独立したページにしました。
とりあえず現在のところ、畑に移植後元気がなくなった、全部枯れたといったことはないので、なんとかなるのかなと思いつつ、水やり、雑草とりをしています。
肥料に関しては、極力醤油粕と雑草から作った堆肥だけでやってみるつもりです。
虫に食われても無農薬でいきます。

トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ

●2007.6.25、消防団の操法大会の練習のためなかなか畑に行けなかった。
 やっと行ったらくさぼうぼう、といのがパターン化し、ほとんど放置プレイ。
 今日行ってみると、しばらく見ない間に立派になって・・・。
 ヒマワリ、トマトは◎、トウモロコシは○、エダマメは△。 鳥対策がそろそろ必要かな。

 23日に醤油粕を撒いてトラクターで耕していたら、小さなミミズを見かけるようになった。土がよくなってきている????

●2007.6.29 防鳥ネットの支柱立てと草刈りに行く。
 ほっぽっといたのにぐんぐん大きくなって・・・・、植物えらい! 詳細は各作物ページへ。

●2007.6.30 午後から防鳥ネット(5.4m×18m/¥498)の設置と草刈りに行く。
 ネットがちょっと足りない。画像手前部分に入り口としてネットを継ぎ足さないと。
 これで収穫を守れるだろうか。

●2007.7.12 仕事が終わってから、雨が上がったので4日ぶりに畑に行った。
 そろそろトマトの収穫ができそうだ。トウモロコシも順調。枝豆も少ないなりにさやが膨らんできている。
 接近中の台風4号の影響が気になる。背の高いヒマワリは大丈夫か? 心配だ。

●2007.7.13 昨日しぼった2番しぼりの醤油粕(↓)を雨の中、リサイクル畑3に持っていった。ついでにお楽しみの収穫っ。。
 期待を胸に、防鳥ネットをくぐっていくと、と、と、・・・トマトの悲劇が・・・。
 梅雨のバカヤロー。 ナメクジのバカヤロー。 →詳しくはトマトページへ

●2007.7.17 悲しい。 台風が、台風が・・・、台風のバカヤロー。
 ハンカチを用意してから、それぞれの作物のページを見てやってください。

トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ

●2007.7.20 トマトの屋根を作りにいったついでに、地雷のように地下に埋まっている石を掘り出すことにした。
 こいつ(↓)がくせ者で、実はコンクリートの固まり。あまつさえ鉄筋で他の固まりと芋づる式につながっていた。
 なんとか掘り出して、次のマーキング地点を掘りはじめると、自転車が埋まっていた・・・・・。
 どいつが捨てやがったんだと怒りつつスコップをぶち込んでいたら、スコップの杖がぽっきりと・・・・。
 ほんじつはここまで。

●2007.7.23 昨日の日曜日はぐずついた天気で、ほんとに休んでしまった。
 梅雨あけ宣言もまだのに、すかっと晴れたので、仕事が終わってから畑を見に行った。
 今度は杖まで金属製のスコップを買ってきた。 するとそこは・・・・

あっそれ、収穫祭、収穫祭、穫れ穫れとれとれ、収穫祭! であった。

 トマトをはじめ、台風で倒れたトウモロコシも痛んでいない部分はいい感じだ。
 エダマメのさやもぱんぱんに膨らんでいる。少ないが・・・。

 いそいそと家に収穫して帰る。 そして収穫祭は黒ビールをプシュと開けて始まったのだ。 うめー。
 トウモロコシを生で食べてみると、
あま〜い。さ、さ、さすがスィート・コーンだけあるなと感動。
 エダマメ7粒と一緒にゆでて、焼きそばの具に決定。う〜ん、ゆで上がっても
あま〜い
 エダマメも市販のものに負けていない。うまいぞ。
 トマトはデザートに決定。 やや若そうな実は、袋に詰めてエチレンパワーでしばらく熟させるのだ。
 今年の夏は、リコピンな夏になりそうだ。

●2007.7.25 草を刈ったあと、トマトを一山収穫。帰りに会った消防団の同僚にプレゼント。

●2007.7.31 なかなか収穫に行けず、ほっといたら、じゅくじゅくのうれうれのトマト山盛り三杯収穫。
 実家と消防団仲間におすそ分け。
 じゅくじゅくのうれうれは、水に沈んだ。みっちり中身が濃いらしい。 氷水で冷やして食べてみた。
 おめーはトマトじゃねえ。 ぶどうか?
 ここまですぃーとなのかい。 うれうれのじゅくじゅくばんざい。 じゅくじゅくのぷにぷにばんざい。

●2007.8.2 台風5号が明日未明に来そうなので、早朝からうれうれのトマトかご二杯収穫。数えてみると約130個。
 信じられないが、今まで収穫した分とあわせると、7かご、450個、10kgということになる。
 まだまだ実はたくさん。
 約15個ずつパックに入れて、お得意さまに配る。 無農薬、完熟トマトでござる。

●2007.8.7 今日雑草天国となっている畑に番粕を撒いて、トラクターで耕しついでにトマトをかご二杯収穫してきた。
 下の画像は、配達ついでにお得意さまに3パック配った残り。
 悲しいことに、台風の雨の影響で、裂けた実が30個以上あった。 また、直射日光をずっと浴びている実がいやな黄色に変色していた。
 エダマメも緑→黄色になりかけのものがあるので、収穫。すでに黄色→茶色になっているものまであった。こりゃ食えん。

●2007.8.9 今日もトマトをかご一杯収穫してきた。
 市販のミートソースにトマトを加えてパスタ。濃厚かつフレッシュなトマトがよいぞ。 デザートもトマト・・・。

●2007.8.10 トマトが止まらない。トマトマトマトマト・・・・。
 詳細はトマトページへ。

●2007.8.15 今年の夏は猛暑。 35℃オーバーの猛暑日が続く。 人間がだめになりそうだ。
 そのせいか、いい感じの実の収穫量が減ってきた。

●2007.8.19 もう今年のトマトは終わりだろう。味も落ちてきた。食べあきてしまった。
 枯れたヒマワリの種を割ってみた。 生育途中で台風のため倒壊したので、実入りが悪くスカスカ。来年用に使えるものがあるのだろうか。

●2007.8.31 防鳥ネットをはずし、残りのトマトは野鳥に。

●2007.9.18 畑の草を刈り、まだ生きているトマトを断腸の思いで引き抜いた。トマトな夏をありがとう。合掌。
 耕耘機で耕し、平地に。
 それぞれのページで今シーズン春〜夏の総括。 来年に繋げたい。 秋にも何か播こうかと計画中。

トマト トウモロコシ ヒマワリ エダマメ

●2007.9.20 耕耘機の爪ががっきょん、がっきょん言うので、掘ってみたら、でっかい1枚岩が。
 爪がちびるわけだ。 もきびしい残暑の中、発掘作業は続いた。

●2007.9.21 1年3ヶ月ぶりに耕耘機のオイル交換をした。エンジンオイルは麦茶色→真っ黒へ。ギア、ミッションオイルはまだいけそう。
 エンジンオイルは半年くらいで交換しよう。

●2007.10.19 畑を耕そうと思ったら、見覚えのある草がそこここに生えている。
 ヒマワリ? これはトマト? えっ、トウモロコシまで? どうやらこぼれた種が発芽したらしい。 詳細はそれぞれのページを見てね。

●2007.12.14 冬トマト、死滅。 冬トウモロコシ、死滅。 冬ヒマワリ、1本のみ生存。
 やっぱ、寒さには勝てない。


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