うま日記(不定期便)バックナンバー

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<2005年1月〜3月>

◎3月20日 ★しきり直し
 シルクトラベラーのトライアル挑戦は、17日木曜日の熱発で回避という結果に終わりました。実は、木曜日の夜は出張で東京に泊まっておりまして、宿について「なんとか除外されずに滑り込んだかな?」とインターネットを開いた途端「え?フルゲートじゃないのに名前がない!」…さあっと冷や汗が流れました。
 というのも、今から5年前の6月にも、宝塚記念に出走する予定だったシルクジャスティスの名前がないのを同じように東京出張先の宿で見て愕然としたことがあったからです。
 で、シルクのホームページで確認したら「軽く熱発」とのこと。ちょっと安心しましたが、やはり出走できなかったのは残念でした。あれだけ気にしていた除外がなくなっていたからなおのことです。アドマイヤフジは強かったですが、どれだけ迫れたか見たかったなあ。
 
 しかし、前向きに考えれば、ローテが緩くなって結果的によかったと言えるかもしれません。今週の毎日杯への登録もありませんでしたから、おそらく4月3日の阪神500万下平場(芝2500m)に出走すると思われます。熱発したのが木曜日ですから翌週の出走というのはやはりちょっと厳しかったようです。今度は、中3週のローテとなりますので負担は少なくなりそうです。大阪杯の行われる日ですから、ジョッキーも揃っているはず。もちろん幸騎手がいけないわけじゃないのですが、父・ジャスティスのときと同じように、馬に折り合いを教えてもらえるあの超一流ジョッキーなどが騎乗してくれないものでしょうか?
 
 そういえば、シルクジャスティスも3歳3月に毎日杯に出走した後で熱発したことがあります。そのときは、すぐに調教を再開して2週間後の若草Sで見る者を震え上がらせるような鬼脚で快勝したのでした。あの時は、素人なりに考えて「熱発明けは万全でない」と思っていましたし、そもそも、馬券を買うときでも熱発明けは基本的に「消し」だと思っていたのでビックリしたことをよく覚えています。
 シルクトラベラーも父の丈夫な体質を受け継いでいたらいいなあ。…9日の日記とよく似た結論になってしまいました。
  
◎3月9日 ★ローテーション
 シルクトラベラーの次走は、またまた中1週で3月19日の阪神・若葉Sか3月20日の中京・フリージア賞になりそうです。こういう詰めたローテーションで出走する場合、いろいろな場で「馬が壊れるんじゃないか」とか「いや調子がいい証拠だ」といった論議を呼ぶことが多いようですが、僕個人としては、どっちかというと後者の方の意見です。
 まあ、調教師にも腕の善し悪しは当然あるわけで、すべてのケースがいいこともすべてのケースが悪いこともないと思いますが、大久保正先生の場合は圧倒的に詰めて使うケースが多いので、批判的な意見も多く出てしまうようです。シルクディレクターやシルクトゥルーパーやシルクトリガーが今ひとつ飛躍できないことも、批判に拍車を掛けているかもしれません。プロである以上調教師も結果が出せなければ、非難を浴びても仕方ないかとは思います。
 僕の場合は、幸運なことに最初の出資馬がシルクジャスティスだったので、余計に擁護派になってしまうのかもしれません。正直なところ、大久保正先生には感謝してもしきれない程の感じです。
 
 実は、シルクジャスティスの3歳時は、今のシルクトラベラーのローテなどは全然問題にならないくらいの激しいものでした。3月1日の未勝利戦3着の後、中1週の未勝利戦で優勝、連闘の毎日杯で3着、中2週の若草Sで優勝、中2週の京都4歳特別で優勝、中3週のダービーで2着という怒濤の進撃でした。
 しかも、3月1日に出走する前には熱発していて、毎日杯と若草Sの間にも熱発していました。当時は、まだネットでの情報流通が少なかったせいもあってか、そんなに問題視もされていませんでしたが、これが今同じローテを組んだとしたら、恐らく非難囂々になっているんじゃないかと思います。
 それでも、ジャスティスは結果を出したのですから、出資者としては「本当によく頑張ったね」と素直に言えるわけです。もし、間隔を十分とって出走していたらどうなっていたか?それは誰にもわからないことです。そうなると結局は調教師を信じるかどうかだけの問題なのかもしれません。で、自分としては、ジャスティスのこともあるので大久保正先生を信じているということですが、誰もみんなが同じそういう気持ちになれないのも仕方ないかもしれません。
 願わくば、トラベラーも父から丈夫な体を受け継いだと信じたいです。クラシック出走のチャンスが少しでも見えてくるのであれば、夢を見てみたい気もしますし…次の結果がどうなるか…楽しみです。
  
◎3月8日 ★密かに評価上昇中
 今日、弟に録画してもらったグリーンチャンネルでシルクトラベラーを見直してみました。やはりスタンド前あたりから掛かりまくっています。1〜2コーナーも掛かっています。当日は、3〜4コーナーで手綱がしごかれていないと思って見ていたのですが、今日、改めて見てみるとどっちかというと持って行かれそうなのを幸JKが必死になだめて抑えている感じでした。
 はっきり言って、もっとペースが早いレースの方がよさそうです。一度前半1000mを1分くらいで走るペースでの折り合いを見てみたいものです。2戦ともスローペースに前半掛かっていることからも、次走は格上挑戦するような気がします。

 そう簡単に通用するとは思えませんが、トラベラーの先々の成長のためにも、一度骨のある強敵と手合わせすることは決してマイナスにはならないように思います。 あのスローペースの中でのゴール前の伸びを見ると、もっと早いペースのレースなら、父譲りの末脚が炸裂するのではないかとほのかな期待を抱いてしまいます。

 新馬戦のときは、好走をフロック視する向きが多かったと思いますが、5日のレース結果は、新馬勝ちが決して偶然ではなかったことを証明したように思います。
 Gallop誌の短評でも、「素質のあるところをみせた。これは目が離せない。」という表現になっていて、新馬戦直後の評価(新馬勝ちの馬の中で唯一ランク「2」という低評価)から一変しています。
 地味な血統の安馬の頑張りということで、応援してくれる人も多そうですから、できれば大きな夢を目指して欲しいですね。
 
◎3月5日 ★これは期待できそう
 今日、シルクトラベラーの2戦目でした。阪神の平場500万下ですが、なかなか骨っぽいメンバー構成。むしろ中京のあざみ賞の方がメンバーが手薄な感じです。
 レースは、新馬戦と同じように、先行はできたものの2コーナーまでにかかりまくりました。首をあげて走っていました。向こう正面では折り合いがついたようでしたが、なんだか頭を高く上げてぎこちない走り方です。「これはちょっと苦しいかなあ」と思っていましたが、3〜4コーナーにかけても幸JKの手綱はしごかれません。むしろ強く引いて抑えている感じ。「これはいい勝負になる!」と確信。ドキドキしてきました。直線では父のように一気に突き抜けるか?とも期待したのですがそこまでは行かず、じわじわと伸びて3着でした。
 全体的にとにかくまだ子供。最後の直線も、鞭を入れられたときだけ伸びて、鞭が入らないと伸びず、また鞭が入るとぐいっと伸びるという感じでちょっとずるさもあるように思えました。上位2頭との能力差はないと思います。キャリアの差が出たかもしれません。使いながらレースを覚えていけば、もっと上が目指せそうです。
   
◎2月28日 ★巡り合わせ
 シルクトラベラーの次走は、3月5日の中京・あざみ賞(500万下、芝1800)か、同じ日の阪神平場(500万下、芝2000)になりそうです。
 さすがにいきなりの重賞挑戦はありませんでしたが、ここで好走すれば、毎日杯当たりへの出走もあり得そうで楽しみです。
 ところでふと思い出したのですが、このシルクトラベラーという馬は、最初から決めていて出資した馬ではありません。もともと、今は1世代1頭+ジャスティス産駒1頭というルールで出資しているのですが、この2002年生まれの世代のジャスティス産駒は、まず、当歳馬募集の際にいろいろ悩んだ挙句シルクフェアーへの出資を見送り、1歳馬募集のジャスティス産駒2頭について、これまた悩んだ挙句シルク2−40(母シルクサファイア)の方に出資していたのです。
 結局、シルク2−40が募集中止になったため、シルクトラベラーに追加出資したわけですから、要するに3頭募集されたジャスティス初年度産駒の中で最後に残った馬だったのです。

 こうして考えると、出資理由として馬がよく見えたとか気に入ったとか言えないのがあまりかっこよくないのですが、思いもしない新馬勝ちなんぞをしてしまうと、「ジャスティスによく似ていて愛着が湧く」とか「いかにも走りそうな雰囲気を持っている」とか思えてしまうからいい加減なものです。
 でも、こうして出資することになったのも何かの縁というか巡り合わせですし、運は大切にしないといけないですね。もともとジャスティス産駒は全面的に応援していますから、他クラブの所属馬も応援します。
 トラベラーが新馬勝ちした日の1Rに出走したロードオリオンも本当に惜しかったんですよねこっちの方がジャスティス産駒初勝利に近いと思っていたので思わず力が入りました。結果3着でしたが次走はチャンスでしょう。
  
  
◎2月23日 ★気になる今後のローテ
 今週は非常にすがすがしい毎日を送っています。今後のローテを考えるという特権をシルクトラベラーに与えてもらったこともあり、一足早い春の気分を味わうことができました。
 1週間前までは、デビューに近づいた喜びと無事ゴールまでたどり着いて欲しいという思いと、タイムオーバーになったらどうしようという不安が混ざった気持ちでいました。正直言って「優勝」などということは想像することも憚られる。という感じでした。そんな大それたことを考えて、罰が当たってはまずいという深層意識も会ったように思います。
 それにしても、やはりというかなんというか各紙の新馬戦評価でのトラベラーの評価は相当に低いようです。サンスポはD評価、Gallop誌にいたっては、これまでの新馬勝ちの馬で1頭もいない「評価2」(最高評価は7→あの怪物?と言われている馬です。)でした。
 そんな中で報知だけは「シルクトラベラー成長楽しみ」と書いてくれています。低評価の各紙も、実は、あまりの低レベルレースなので、逆に正当な能力の評価はしづらい。というのが本当のところではないか。と勝手な親バカの思いこみで考えております。
 そんなこんなで次はどこを使うのでしょうか?大久保先生のこれまでのやり方やジャスティスの時のローテなどからすれば、意外に短い間隔でトライアルを使うなんていうのもあるかもしれません。22日には坂路で15−15くらいの時計を出しているようですし、上積み次第ではチャレンジするのではないでしょうか?
 もし、中1週で弥生賞挑戦なんてことになると、先ほど書いたあの怪物と手合わせ…という夢のような場面も見られるかも…
  
◎2月19日 ★夢は続く〜シルクトラベラー優勝!
 下の日記で「きたらタイムオーバーは免れて欲しい」と書いたシルクトラベラーですが、なんとびっくりデビュー戦で勝ってしまいました。あまりの嬉しさにちょっと長文になります。
 
 レースはテレビで見たのですが、良化途上と聞いていた割には本当によく見えました。2人引きでぐいぐいと引っ張りながらも落ち着きがあって、「あ、こりゃ思っていたよりもずっといいなあ」と思いはしたのですが…
 それにしても、父ジャスティスに本当によく似ています。まず体型がそっくり。お腹がぽこんとしています。毛色も美しい栗毛で、鼻先の大きくて白い流星もジャスティスによく似ています。ちょっと小さいかなあ…という気はしましたが、なんだかジャスティスが帰ってきたみたいでしみじみと眺めてしまいました。ぷち「ジャスティス」ですね。
 
 最終的に単勝7番人気でレースを迎えました。ゲートは心配されていたのですが、無事出遅れずにスタートを切れました。スタート後に首をあげてかかっている感じも、まだ弱かった頃のジャスティスを思い出させます。そのままいっぺんに先頭に迫っていきます。「でもまあ、かかっても前に行けるだけよしとしよう」と思いつつも、いつバテて垂れてくるか心配していました。
 ペースはいわゆる「超スローペース」。1000mの通過タイムが66秒を超えていました。後続も重馬場で走りにくいのか一向に捕らえに来る気配がありません。2番手のまま直線を向きました。
 ここで追い出されると、一気に逃げちた馬を捕らえ先頭に立ちます。ああ、ラストスパートをかけるその姿はジャスティスを彷彿とさせます。まさかまさかと思っているうちにゴールイン。

 本当によく頑張りました。泣けそうでした。確かにスピードがでない重馬場にも助けられ、展開も向いたし、メンバーも強くなかったかもしれません。でも、この日のレース振りは、父の活躍に熱くなった8年前を思い出させました。そういえば、ジャスティスも3月から一気に強くなりました。
 トラベラーにも期待できる材料があります。追われてからの走りは、素人目に見てもしっかりしていましたし、あれで仕上がり途上なのであれば、もっともっと強くなる余地があるということでしょう。次走どうするのかも楽しみです。ひょっとしてジャスティスのように毎日杯なんてこともあるかも…
 さあ、今日は祝杯をあげよう。久しぶりにジャスティスのビデオでも見てみようかなあ。
  
◎2月17日 ★久しぶりの愛馬出走
 この土曜日19日にシルクトラベラーがデビューします。自分にとっては、昨年6月のシルクアルパイン以来、8か月ぶりの愛馬出走となります。そして、このデビューは記念すべきシルクジャスティス産駒のシルク馬初出走でもあります。
 あいにく土曜日は雨の予報です。良馬場は望めないかもしれません。調教の時計も今ひとつですし、いきなりの好走は難しいかもしれませんが、とにかく無事にゴールして欲しいと思います。
 でもってできたらタイムオーバーは免れて欲しいし、11頭しかいないんだから何とか8着以内に入ってくれないかなあ…などと、これまでにない控えめな態度でレースに臨みたいと思います。