醤油屋絵日記(2018/平成30年版 不定期更新)
---------------最終更新日:2018.11.25
平成29年版 | H28 | H26&7 | H25 | H24 | H23 | H22 | H21 | H20 | H19 | H18 | H17 | H16 | H15 | H14 |
西山醤油店は、平成16年8月30日深夜、台風16号により床上70cmの高潮被害を受けました。
モーター、ポンプ、機械設備、電気系統、事務書類等々に甚大な被害がありました。
また、パソコン、デジカメ等のデジタル器機の破損、データの消失がありました。
しかしながら、被災から14年が経ち、なんとかほぼ被災前の状態にまで復旧することができました。
支援していただいた皆様に心から感謝するとともに、醤油の製造、地域防災活動に力を注ぎたいと思います。
●2018.11.23
22日タイムで良さそうな鮮度の苗を購入。
晩成種のもみじ3号50本 398円×4束。最後の4束だった。よかったよかった。
なんか一束テープの色も違い、小ぶりなのだが。 まあいっか。
23日午前中植え付け。
黒マルチを見てみたら、Kがつついて数カ所穴をあけていた。
植え付けを始めてしばらくすると近くの電柱にとまってかーかー鳴きはじめた。
そばの道路には車が走り、人通りもあるがK対策は必要のようだ。
リサイクル畑から回収した農業資材がたくさんあるので問題はない。
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●2018.11.20
醤油の火入れに使っているカスケードポンプが回らなくなっていたので、いつもお世話になっている鉄工所さんに修理してもらった。
長年のだまし運転のつけがきたらしい。 もうこんなんばっかり。
買い換えると20万円を超える。びんぼな醤油屋にそんな選択肢はない。
深くまで進行したさびをグラインダーとワイヤーブラシで落とし、さび止め、上塗り塗装をした。
次の火入れの時に調整し、うまく動くことを祈るのみ。
●2018.11.18
10月からほぼ毎週末、プロが根絶に協力してくれたクズの生き残りの掃討をしている。 実にしぶとい。
今年一気に縮まったクズの勢力圏をさらに徹底的にたたき、取り戻すのだ。
農業からしばらく遠のいていたが、ガバナーの調整が今ひとつのトラクターTG-550で何とか耕し、家に隣接する畑を確保した。
タマネギの畝を立て、肥料(楽農一発ねぎ5kg ¥1,580/コメリ)をまき、黒マルチを敷いて、植え付けの準備完了。
晩成種を200株ほど植える予定。畝は6m、肥料は説明書き通り750g(590g/坪)。
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●2018.10.27
修理した瓶詰めライン。打栓(王冠をうつ)部分は正常に動くようになったが、ターンテーブルの回転がなめらかでない。
回転部のゴムの摩耗が原因と思われる。修理方法を検討中。
●2018.10.21
朝からトラクターTG-550のキャブレターのオーバーホール。
ちょうど一年前に燃料タンク内の錆とりをしたのだが、その後問題なく動くので、キャブレターは確認しなかった。
先日ガス欠になるまで耕して、ガソリンを補給したがエンジンが始動しなくなってしまった。
2〜3日して見ると、キャブレターからガソリンが漏れていた。
開けてびっくり、錆びまくり。 今までよく動いていたものだ。 確かにエンジン音が不安定なことはあったが。
キャブレターを取り外し、KUREのクリーナーキャブで親油性の汚れを落とした後、細かな穴までクリーンアップ。
続いて錆取り。同じくKUREの錆取り剤と歯ブラシと先端をとがらせたプラスチック製の棒で丹念に錆を取り除いた。
水洗いをして、エアダスターで細部の水を飛ばしつつ、天日乾燥。
午後から液体ガスケットを使って組み上げ、オイルを入れて本日は終了。
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TG-550のメンテナンスには理由がある。
2006年に終了した醤油かすリサイクル計画2で使用した畑は、その後ほうちされ、ハマスゲ、コミカンソウなどが生えまくり。
除草目的で夏場にはTG-550で耕していた。
今年、リサイクル畑を失ったため、秋からはこの畑を復活させる予定。
醤油屋宅に隣接しているので、気軽に行けるし、手入れもしやすい。 まずはタマネギだ。
自家製無農薬野菜がない生活は、人生の彩りがなにか欠けているような気がする。
自分が食うものは自分で作るのだ。
10月にもなると、コミカンソウの実は赤く熟し、見つけたら実を落とさないように慎重に抜くしかない。
物陰に隠れて大きく成長したやつを、ゆっくり抜いて室内のゴミ箱に放り込んでいた。
そのゴミ箱から、「かさっ」と何かが動くような音が・・・。また「かさっ」。 なに?
ゴキブリ?と思ってよく見ると、どうやらコミカンソウの実がはじける音らしい。
白い紙の上に取り出して放置しておいたら、はじけて種をばらまいていることが確認できた。
大きな株は100を優に超える実(3〜4mm)をつけ、その実からは10個くらいの種(約1mm)が飛ばされる。
5cmほどの小さな株でさえ、10個くらいの立派な実をつけ、100個ほどの種を飛ばす。
急速に増殖するのも納得できる。
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●2018.10.17
朝晩に寒さを感じるようになった今日この頃、しみじみと今年の夏は暑く、いろいろあったなと思いを巡らせる醤油屋。
醤油の在庫切れに追われ、トラブルが頻発した機械類の修理に追われ、空調服の加護のおかげで何とか熱ダレの季節を乗り切ることができた。
屋根散水の効果を評価するため、2014年から夏の気温データをチェックしてきた。
一夏で多くても4日だった猛暑日(倉敷/最高気温35℃以上)が、今年は17日あったのだ。
醤油屋にある古い機械は、やっつけ修理のだまし運転でしのいできたのだが、ここに来て次々と悲鳴をあげはじめた。
先月の換気扇、もろみ移送用ポンプ、醤油移送用フレックスポンプ、瓶詰めラインの不具合、醤油屋の関節と目。
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換気扇(常時作動で10年以上)はバックアップの同型と交換して修理完了。作動良好。
もろみ移送用ポンプは、グランドパッキン、芯ボールをメーカーから取り寄せ交換。 液室内もばらし清掃するも、吸い込みが今ひとつ。
瓶詰めラインで摩耗して空回りぎみのVベルトを2本交換、切れた引きバネ(針金で応急修理)も交換。 次の瓶詰め時に作動確認の予定。
フレックスポンプは液室内の付着物を取り除き、動くようになったが作動音が高い。予備のインペラとメカニカルシールがあるので、様子見。
醤油屋本体はロコモアとルテイン、ブルーベリーサプリメントでだましだまし使っていくしかない。
私事ではあるが、今春運転免許更新の際に視力検査でギリ不合格となったが、念のためメガネを購入した上で一月ほどDHCの「速効ブルーベリー V-MAX」を試したところ、裸眼で検査をパスすることができた。
テレビの番組表が見づらくなっていたが、今は眉間にしわを寄せ、目を細めて見ることもない。
7月6〜8日大雨特別警報が11府県に次々と出された「平成30年7月豪雨」、9月4日高潮と暴雨の脅威を見せつけた台風21号、9月6日最大震度7を記録し、北海道全域がブラックアウトした「北海道胆振東部地震」。
自然災害自体の規模、脅威もさることながら、引き起こされた被害は再び現代文明の脆弱性を暴き出すこととなった。
一本の道、一本のライフライン、一カ所の発電施設。それらに依存すればするほど、失われたときの影響は大きい。
バックアップを複数準備する、そうでなければ命綱の一本を死守すべく何重もの対策を施す。
痛みを知って、次に備えるべく進歩してきた人類文明ではあるが、のど元過ぎれば熱さを忘れるこりない性分であることを忘れてはならないように思う。
醤油屋としては、停電時のインバータ発電機に加え、電力を蓄えておく「ポータブル電源」を準備の予定。
●2018.9.3
お盆休みと休日をぜんぶ返上して働いた結果、何とか醤油の在庫切れという最悪の事態は、かろうじて避けることができた。
金印があと10本、あと3本!
ほんとうに醤油の在庫本数に追われる、かつかつの夏だった。
こういった状況に陥った主な原因は、人手不足にある。
思い起こせば、今年度から一人で醤油の製造全般をすることになり、5月の連休を返上して仕込みを行い、その影響が6,7月に及び、7月の豪雨災害、台風対策、火入れ装置の修理部品の遅れ、酷暑による熱ダレと悪条件が重なったのだ。
空調服のありがたさが身にしみた、いろいろあった平成30年の夏だった。
リサイクル畑がなくなったことは、寂しくはあるが、今年の状況ではとても農作業や収穫、水やり、草取りはできなかっただろう。
そういう巡り合わせだったのかもしれない。
やっと先週あたりから余裕が出て、日曜日の半日程度を庭の草取りに使えるようになった。
昨年に続き、増殖しつつある「コミカンソウ」の実が赤く熟する前に抜きまくり。
一本ずつちまちま抜いて、その他の雑草と共に8/26ゴミ袋(60リットル)一袋分、9/2ゴミ袋半袋分。
一昨年頃から近隣の至る所で目に付くようになった「コミカンソウ」。 温暖化の影響か?
ばらまく実が多いため、一株でも逃したら、翌年は雨水の流れたルートに沿って下流にコロニーができる。
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醤油屋の仕事が一段落したら、一夏ほうちしてしまったアダハマ戦線その他が待っている。
きびしい秋になりそうだ。
●2018.8.12
お盆休みなしではたらく醤油屋。
7月からいろいろあって、仕事が遅れっぱなしなのだ。 たわけものが悪い。
本日は醤油を絞りつつ、壊れた換気扇を取り替え、屋根散水のつまったスプリンクラーを掃除しつつ、在庫が少ない醤油を詰め、配達をして終了。
悪いときには悪いことが重なるものだ。
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さらに、気になるニュースが一件。
『アメリカで大手農薬メーカーのモンサントの除草剤を使っていてがんを患ったとする男性が賠償を求めていた裁判で、西部カリフォルニア州の裁判所の陪審は男性側の訴えを認め、モンサントに対して、男性におよそ320億円を支払うよう命じる評決を出しました。
この裁判はカリフォルニア州で学校の校庭の整備をしていた46歳の男性が、「ラウンドアップ」と呼ばれるモンサントの除草剤を繰り返し使っていてがんを患ったとして、モンサントを相手取り賠償を求めていたものです。
アメリカのメディアによりますと、カリフォルニア州の裁判所の陪審は10日、除草剤の主な成分の「グリホサート」に発がん性があり、モンサントは危険性を十分に伝えていなかったとして、男性側の訴えを認め、モンサントに対して、男性に2億8900万ドル(およそ320億円)を支払うよう命じる評決を出しました。
これに対してモンサントは声明を出し、「グリホサートに発がん性がないことは科学的に証明されている」として、上訴する方針を明らかにしました。
この除草剤をめぐっては、全米で同様の訴訟が5000件以上起こされていて、この裁判は原告の男性が末期がんであるため迅速に審理が行われたと伝えられており、評決が注目されていました。
モンサントはことし、ドイツの医薬品大手のバイエルに買収されています。(NHKニュースより)』
●2018.8.5
モノタロウに見切りをつけ、DIY FACTORYで注文した部品は3日で届き、本日日曜日、無事火入れができた。
この日、真備町に行くべきボランティアのべ人数1,軽トラのべ台数1が確実に減った。
注文から2週間以上が過ぎて届いた部品は、未開封のままほうちされている。
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●2018.7.24
豪雨被害のなかった倉敷市中心部の観光産業、風評被害のためキャンセルが相次ぎ、苦境に立っているという。
醤油屋でもまた別の風評被害に悩んでいる。
このままでは醤油の火入れ装置の修理ができない。 醤油がなくなる!
ふつうにクロネコや佐川でお中元は届いているのだが。
●2018.7.21
今週末もボランティアに参加したいのだが、7/6の消防団出動から仕事がたまりまくり。
発酵最盛期のもろみの櫂入れ、さしみ醤油火入れ、瓶洗い、瓶詰め、火入れの熱交換器の修理、醤油の火入れなどなど。
お客様に待ってもらっている状態が続いている。
追い打ちをかけるように、モノタロウに発注した修理部品の到着の目処か経たないなど、ここにも豪雨の影響が。
『大雨の影響によるご注文の出荷・配送遅延につきまして(2018/07/19更新)
いつもモノタロウをご利用いただき誠にありがとうございます。
西日本を中心とした大雨の影響により、西日本の一部地域におきまして配送会社の荷物の荷受け停止、またはお届けの遅延が発生しております。
その影響により、下記に記載の地域へのご注文を一時保留させていただく場合がございます。荷受け停止が解除され次第、出荷させていただきます。
お荷物の配送状況については、[ご購入履歴]よりご確認頂けます。
兵庫県/宍粟市 岡山県/倉敷市・総社市 広島県/三原市・呉市・東広島市・広島市安佐北区・広島市安芸区・安芸郡熊野町・安芸郡坂町・安芸郡海田町 山口県/下松市
お急ぎのお客様には、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。』
『ご注文集中による出荷の影響に関しまして(2018/07/20更新)
いつもモノタロウをご利用いただき誠にありがとうございます。
現在、多数のご注文を承っていることにより、一部出荷に遅れが生じております。
お届け時間の遅延、または、翌日以降の出荷となる可能性がございます。
お急ぎのお客様には、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。』
災害から復興に向けての需要ということか。
平成16年の高潮直後、岡山県から動力モーターの在庫がなくなったことを思い出す。
●2018.7.16
消防団から被災した真備町の消防団員を支援するボランティアを募るとの連絡があった。
あくまで個人の活動。服も私服。車も自前で、道も迂回路。
災害対応を優先したため、自宅の片付けが後回しになっている団員も多いのだろう。
真備の消防団には平成16年の高潮被害の際に受けた恩義がある。
日程は7/14(土)〜7/16(月/海の日)、午前中3時間ほど。
連休の7/15、16と参加した。
作業は室内の片付け、ゴミ出し。 やはり、高圧洗浄機、スチームクリーナーの出番はなかった。
電力は復旧、水道も飲用には使えないが掃除には使える。 情報がまだ。
需要があるところにはあるはずなのだが、マッチングが難しい。
夏場に一週間放置された食品の放つ悪臭、濁った水がたぷたぷの食器やコップ、壁にはカビが生え始めていた。
浸水後の土色に染まった悪夢のような屋内の状況は14年経った今でも心に焼き付いている。
『あれもやられた、これもだめだ。 何から片づけたらいいのだ。』
被災者は額に汗し、ただ黙々と片づけ、掃除するしかないのだ。
昨日も今日も、明日も明後日も。
醤油屋にご縁のある方、真備消防団の方、高圧洗浄機(ヒダカ/HK-1890)やスチームクリーナー(ケルヒャー/SC4.100C)お貸しします。
メールかお電話ください。 配達可。取説、使用方法の説明あり。
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●2018.7.12
06:30 中国職業能力開発大学校にて、ボランティア受け入れ再開(4/11 20:00)を知る。ソースは倉敷市。
準備再開。行ってきます。
08:30 受け付け開始。 機動力のある軽トラチーム4台で真備総合公園の支援物資を各避難所へ配送することに。
倉敷市の通行許可証をもらい、54号線で直接真備へ。
09:00 真備総合公園内の真備体育館着。『そんな話は聞いていない。 支援物資の搬入、仕分け、搬出を手伝ってください。』
体育館内で水、衣類、ティッシュペーパー、手袋、トイレットペーパー等の箱をさばきまくる。
体育館前に陳列し、被災者の方々に自由に持って帰ってもらうシステム。
まずは体育館内の物資の大まかな分類を頭にたたき込み、次にニーズに素早く対応できる細かい分類をする。
よく出るものは陳列の在庫を切らしてはならない。なるべくご要望に沿える品を探す。
猛暑が予想されるためボランティア活動は基本2時間で交代となるが、仕事に慣れてきたので、帰りの足のある軽トラチーム4人で合意して午後も継続。
水とスポーツドリンクを摂りつつ、昼にはゼリー飲料を10秒でチャージ。
空調服も汗まみれ、これほどとは。
お昼時の水(500ml×24本箱)の大量搬出、40箱以上がリレーでどんどんトラックに吸い込まれていった。
水2リットル×6本箱は不人気だった。
手袋山のヌシとなった醤油屋は、在庫を把握しオーダーにこたえていった。
15:00 活動終了。
結果的に積み込んで行ったガス発電機、工具、スコップ等は使わなかった。
今日は曇りで最高気温が31℃くらいだったが、シルフェの加護を受けた空調服なしでは暑さに弱い醤油屋はとても活動できなかっただろう。
屋内、屋外にかかわらず、ボランティアに参加しようという方は適切な暑さ対策と十分な水分補給源を自前で準備しましょう。
今日の段階ではそれほどではなかったものの、水害の後で乾燥が続いた場合、ウイルスや汚染物質が付着した粉塵が舞うので、防塵マスク防塵メガネが必要。
★真備体育館で需要に対して在庫、供給が少なかったもの(7/12の個人的感想)
・・・水以外の飲み物!、厚手のゴム手袋、薄手のゴム手袋、女性用下着、通常サイズのタオル、子供用紙おむつ、殺菌漂白剤等
★在庫が多量にあり、あまり人気がなかったもの(7/12の個人的感想)
・・・軍手、毛布、バスタオル、水2リットル×6本
台車が2台しかない! 平坦な体育館内使用なので、安い台車でも十分使える。
適切な在庫管理ができればそれぞれの物資の動きがわかるのだが、そんな暇はなかった。
帰り道に信号待ちで撮った写真は平成16年の高潮後の風景にそっくりだった。
きれいだった水田がわけのわからない窪地になっていた。
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●2018.7.11
12日木曜日の仕事をキャンセルして、昨日10日から受付を始めた倉敷ボランティアセンターに登録して真備町支援に行く。
つもりだったのだが、現地の渋滞がひどいため、今日11日午後からボランティア活動を中止し、今後の予定も未定とのこと。
倉敷市の災害対策本部がソースなので間違いはなさそう。
『7月11日(水曜日)から倉敷市災害ボランティアセンターを立ち上げ、被災者支援活動に取り組んでいるところです。 しかし、多くのボランティアの方がご参加くださり、真備地区へ向けて出発しましたが、現地は大渋滞で許可証がなければ通行できない状況です。このことから、倉敷市災害ボランティアセンターでは7月11日(水曜日)午後のボランティア活動を中止することにしました。 また、今後の活動についても現時点では未定となっております。活動再開となりましたら改めてご連絡します。』
消防団の活動は10日で終了との連絡あり。 マジか。
カブならすり抜けて行けるのだろうか。 近くて遠い被災地。
●2018.7.8
台風7号が運んだ暖かい空気が梅雨前線に流れ込み、また高気圧の配置の関係で前線が動けずに長く同じ場所に停滞した。
西日本全体が巨大な線状降水帯に飲み込まれたかのように、次から次へと雨雲が押し寄せた。
その結果、西日本各県に特別警報が連発される異常事態となった。
7月5日から降り続いた雨は、玉島でも累加雨量317ミリに達し、道路の冠水、土砂崩れなどを引き起こした。
岡山県には7月6日19:39、大雨特別警報が発令された。
7月7日未明、小田川の堤防が決壊し、倉敷市真備町の中心部は深刻な浸水被害を受けた。
天候が回復した7月8日になってもまだ水は引かず、被害の詳細はまだ濁った水の下だ。
醤油の配達で通った道、風景、お得意先、連絡の取れない親戚。
現地に行けるようになるまでに支援の準備を進めようと思う。
大雨特別警報はさすがに数十年に一度と言われるだけあって、梅雨のひどい年に西山醤油店で発生する湧き水も今までにない。
通常最も低い店先の一カ所の湧水が、蔵の中など合計四カ所から止めどなくあふれている。
7月7日の朝から水中ポンプで排水し続けているが、36時間経過しても水位(約5cm)に変化が見られない。
おそらく裏山からの水脈が通っていて、透明な水がこんこんと湧いている。
水が豊かな地とは、裏を返せば水害が起こりやすい地でもあるのだ。
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●2018.6.30
不安を感じるほどの強い雨が降った。
国交省のサイトで調べると10分間雨量が14ミリで、仮に1時間続いた場合は84ミリとなる。
醤油屋の前の側溝は一気に増水し、路面とほぼ同じ高さにまで達していた。
こんな雨が続いたらと思うとぞっとした。
●2018.6.13-25
中国地方が6月5日に梅雨入りし、蔵の中では昨年末仕込んだもろみがアルコール発酵を始め、ぷつぷつという泡の音とあまいいい香りが蔵に広がっております。
ただ、新しいもろみを混ぜるのはしんどいです。
梅雨の蒸し暑さにすでにダレ気味の醤油屋です。
6/25、今春仕込んだもろみも発酵をはじめ、発生した二酸化炭素で膨れあがり、醤油桶からあふれそう。
もろみ表面のひびは、カップケーキを焼いたときのひびと同じで膨張している証拠です。
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●2018.6.4〜10
今年は農作業をしなくてよいことになったので、雑草対策に力を注ぐことにした。
アダハマ戦線西ののり面と用水路沿いに防草シートを敷く予定だったが、方針を変更せざるをえなくなってしまった。
用水路沿い約1mほどの地面を掘り返してみると、地下20cm以上までびっしりと根がはびこっている事実が明らかになったのだ。
「除草王」、グリホサートを数回にわたり散布したあとでである。 除草剤だけでは殲滅できそうにない。
物理的に駆除するしかない。
新たな盛り土で生き埋めにされても、根は生きており、ぽつぽつと厚い盛り土を貫通して芽を出している。
特に盛り土のうすい裾野の部分では、地下の根から伸びた新芽がにょきにょき伸びつつある。
除草剤はたしかに効いているのだが、強者だけが生き残っていた。
スギナ、ヤブガラシ、ハマスゲ、そしてセイタカアワダチソウ。
現状のまま防草シートを敷いてもいずれ貫通されてしまう可能性がある。
ザバーンとか非常に高価な防草シートならいけそうだが、ほうんとうに高杉。
地上からは見えない地下世界、ゴボウのようなヤブガラシの根が用水路の際まで伸びていた。
スギナは縦横無尽に根を張り、ハマスゲは養分を蓄えた根塊から増殖を続けていた。
フォークで掘り起こした後、熊手で根だけ分別し、地上に積み上げ乾燥させる。
すでに掘り起こした根だけで一山できた。
千切れた小さな根からもこいつらは再生するので、そのたびにトラクターで耕すしかない。
畑もなくなったし、トラクターをここに常駐させるか。
そしてやっと、除草剤を撒いて防草シート。 今年中に何とかなるか。
すでに防草シートを敷いてしまった部分は、今後どうなるのかそのままにしてみることにした。
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●2018.6.3
梅雨に入る前に、朝6時から第2アダハマ戦線に「ザイトロンフレノック」散布。
シャワーを浴びて、服を洗濯しつつ、サイトの更新。
醤油の配達の後、昼飯。
ゆっくり休んで午後からアダハマ戦線の画像記録を撮った。
去年の夏の状況と比べると、薬剤の効果に驚かされる。 →プロによるクズ駆除
その後、西部のり面の除草剤で弱った草を刈り取り、「除草王」をまいた上に防草シートを敷いた。
まだまだ一部に過ぎない。
畑作業がない今年の目標の一つだ。
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●2018.5.27
仕込みが終わった次の次の休日。すべきことは決まっていた。
ほこりっぽくなっても、ごちゃごちゃに積み重ねられても、一月以上ほうちされていたマイホームの掃除である。
冬物を洗濯しつつ、業務用スチームクリーナーを持ち込んで台所、ガスコンロ、シンクを徹底洗浄。
頑固な油汚れも高温スチーム&JOYで根こそぎだ。
はぁ〜〜、すっきりした。
●2018.5.24
3月末に瓶洗い機の蒸気配管を修理した後、温度が上がりにくくなるトラブル発生。
どうも配管内のドレインを排出するスチームトラップがうまく働いていないよう。
買い換えが必要かとネットで物色したが、いちまんえんを優に超えそうで断念。
分解清掃で直ることもあるらしい。
さっそく分解すると、さびがたまりまくり。たまりもたまったり14年分。
歯ブラシで清掃後、瓶洗い機の温度上昇が早くなり、熱変換効率が以前よりもアップしたようだ。
●2018.5.20
仕込みが終わった最初の休日。すべきことは決まっていた。
爆発的増殖を始めつつあるクズをはじめとした雑草の勢力を今のうちに削がねばならない。
草刈りの輪廻から解脱するために、シューシュポス的のろいから逃れるために、一昨年から進めてきた除草&防草シート。
リサイクル畑を失い、その他諸々で今年の農作業を断念した醤油屋には時間的余裕が生まれた。
これは天啓かもしれない。
まずは朝6時からアダハマ戦線東部(第2アダハマ戦線)にクズ駆除剤「ザイトロン」散布。
アダハマ戦線西部のり面にグリホサート、「除草王」散布。
駐車場に「除草王」散布。
消防団機庫周りの草刈り、樹木の伐採。
午後から一休みしてお掃除、洗濯、サイトの更新。
そして今シーズン初の屋根散水開始。 順調な散水を確認。 ことしも頼むぜ。
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●2018.4.24-5.17
4/24、最初からトラブル。試運転では問題なかったアスピレーター(減圧冷却装置)が作動せず。
急いで圧力釜からあつあつの蒸し上がった豆を出して、扇風機で冷やす。
なんとか小麦と混合して製麹装置に入れたあと、減圧装置のつまった穴を掃除する。
数年に一度は配管内部の錆のかけらが詰まってこうなるのだ。
連休なしで仕込み。
5/17、今期の仕込みが終わった。
今年から一人で仕込み。5石仕込み(脱脂大豆、小麦、水 それぞれ約300kg)はしんどい。
再仕込み醤油も仕込んだ。
やっとゆっくり眠れる。
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●2018.4.22
会社の構造改革に加え、私事でもあまりにすべきことが多く、醤油の仕込み予定を一週間先送りすることになってしまった。
そして今日、シーズン最初の小麦を煎った。 久々に使うふるーい機械の機嫌は悪く、苦労が絶えない。
今年から一人で醤油を仕込むのだ。
れんきゅう? そんなものは関係ねぇ。
醤油屋の限界が試される一ヶ月が始まった。
●2018.4.1
昨日種麹(コウジカビの素)製造元より、6月1日から16%値上げするとの連絡がありました。
世間でも、人手不足による人件費上昇と原材料価格の値上がり、輸送コストの上昇等の影響で、ビール、牛丼、米、納豆、コーヒーなどの値上げのニュースばかりです。
厳しい経営が続いております。
平成30年3月31日付で株式会社西山醤油店代表取締役西山徳一郎が退任し、後任に私儀西山宏治が五代目として就任するこことなりました。
世代交代に伴い、社員も2人とし、事業を縮小して家業を続ける所存です。
長年ご愛顧いただきましたにもかかわらず、岡山県北等のお客様への配達ができなくなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
ご希望がございましたら、今後は送料の半額を弊社で負担する形でゆうパック等にて発送させていただきます。
近隣のお客様への配達も人手不足のため遅れることもあろうかと思いますが、なにとぞご容赦ください。
お早めにご注文をいただけますと、たいへん助かります。
今後とも伝統の醤油造りに力を注ぎます。
何卒お引き立てのほどよろしくお願いします。
●2018.3.26-27
春の仕込み用の小麦を引き取りに行く。
玉島←→宇野港(約40km)軽トラで3往復。 240kmほどか。
4月から、塩が値上がり、小麦も値上がり、IP(遺伝子組み換えでない)脱脂大豆も値上がり。
加えて、運送業者の輸送費も値上がりのため、今回の強行軍となったのだ。
予定では4月に入ってから、新車と2台で行く予定だったのだが。
平成29年収穫の岡山県産ふくほのか1等でございます。
明日も行きます。
3/27、今日も2往復。
ハイゼットカーゴの最大積載量は350kg。 小麦30kg×11袋で約330kg。 ぎりぎりです。
醤油屋の設備は古く、このところトラブルが続き、忙しさに輪をかけています。
先日瓶を洗うため、瓶洗機に蒸気を送っていたら、突然「プシュー」と蒸気が噴き出し、あたりはホワイトアウト。
蒸気配管の一部が腐食したらしく、ゴムバンドを堅く巻き付けて応急処置をし、何とか瓶洗いができた。
腐食されやすい部分をステンレス製の配管、継ぎ手に交換し、蒸気の漏れていたバルブも交換。
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●2018.3.25
2017年1月から続いた西部戦線でのたたかいも終局に近づき、残敵はわずかとなった。
戦前戦後の比較↓ (マウスカーソルを重ねると表示 流石Apple、いい仕事。)
正確には「戦後」ではなく「戦中(2017年6月)」なので、楡(ニレ)の木等がまだ残っている。
今月伐採した楡の木は、幸いなことに薪ストーブを所有する方に引き取ってもらえることになった。
リサイクル畑に行くと、「ニンゲンキタ ウザ」とカモが逃げ、シラサギが逃げ、「コッチクルナー」とNuが逃げる。
Nuは茂みからニンゲンの様子を見ながら草の新芽を食い、カモも安全距離をとって醤油かす堆肥を分解中のミミズや虫をついばんでいる。
ニンゲンは完全にアウエーだ。
「ちいとおじゃましますだ。ごめんなすって。」と北部戦線に向かう。 「ガーガーガー」と非難される。
放棄した北部戦線ではあるが、そこには栴檀(センダン)の木があった。
北の王の風格を持つ幹の直径40cmほどの立派な木だ。
地面には実が落ち、そこここで若木が育っている。
敬意を込めてその雄姿を今のうちに記録しておくことにした。
右奥には栴檀の王子も確認。こちらは直径30cmほど。
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「ちいとおじゃましますだ。」と東部戦線に向かう。
鮮やかな緑の枝を伸ばしつつあるノイバラ、蔓だけになったクズ。
今のうちに草刈りだ。
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●2018.3.18
西部戦線でのたたかいの合間に、リサイクル畑に残った唯一の作物であるタマネギの様子を見てみた。
黒マルチの穴には小さな雑草が生えまくって、小さな苗を圧倒していた。
タマネギの根を傷めないように、雑草の根をはさみで切って取り除いた。
収穫できるかどうかわからないが、見捨てることはできない。
●2018.3.11
3.11にもかかわらず、去年に続き防災関係の機器点検などを怠った。
これが忘却ということか。
2月末にトラクターの修理のため、約2ヶ月ぶりにリサイクル畑に行った時には、カモが10羽ほど、シラサギが1羽慌ててばさばさと飛び立った。
地上では、ヌートリアの家族が6匹くらい草むらにのさのさ逃げ込んだ。
あとには鳥たちのふんとNuのうんこがたくさん散らばっていた。
もうすでにニンゲンの縄張りではないのかもしれない。 ニンゲンがいなくなると、自然が戻ってくるんだなと思った。
数年前から飛来するようになったカモは、年々数を増している。きっと居心地がいいのだろう。
畑を守るという使命を失ったニンゲンは、撤退に向けた作業を粛々と進めた。
朝から夕方まで西部戦線で自然破壊を実行し、固定されていた炭素を空気中に解き放った。
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●2018.3.8
実は今までこのサイトを作ってきたMac(G4 QuickSilver Mac OS 10.4)のハードディスクがクラッシュし、1月下旬以降はMac Mini2012(Mac OS 10.12)を使い、VMware Fusion8.5上の仮想環境Mac OS 10.6serverでAdobe GoLive6.0からアップデートしています。
仮想環境にも関わらす、SSDの効果かファイルの読み込みなどかなり速く、より快適になりました。
このような事態を想定し、バックアップシステムを準備してきてよかったよかった。
さらばQuickSilver。長年ありがとう。
今年の春から醤油屋が一新します。
ぐっと規模を縮小して、こぢんまりと営業を続けたいと思っております。
そのため、新たなパートさんに来てもらい、業務内容を見直し、新車を手配し、iPadを購入し、無線LANを増設し、販売&顧客管理のデータベースを修正し、その他諸々を一つずつ片付けていく慌ただしい日々が続いております。
ホームページの更新なんぞしていてよいのかと自分でも思うのですが、木材の伐採方法、トラクターの修理方法等々多くの情報をインターネットから得ており、お返しに自分も幾分かの寄与をせねば!とユニークですこし変な情報をアップロードしている次第です。
醤油屋家業に加えて、まだまだ問題山積です。
リサイクル畑跡地の売却に向けての樹木の伐採、A.T.フィールドの解体撤去、整地、アダハマ戦線、運転免許更新、父の確定申告など課題が山積み。
ああ、春の醤油の仕込みの準備もしなければ。
●2018.3.4
今日は忙しい。
まずTG750のオイルシール交換、オイル補給と動作確認。 そして、直径30cmほどの楡(ニレ)の木3本の伐採。
一日でできるのか?
オイルシール交換のためには、まず古いパンツを用意します。
畑での修理のため、交換部品の汚れを防ぎ、紛失を予防する必須アイテムです。
時間の都合でできなかったのですが、事前にロータリー部分の洗浄(ギアケース内部に水が入らないように注意)、あるいは付着した土を除去しておくと、交換作業中に細かい土などが機械内部に入るのを予防できます。
先日外した後、ゆるめにはめておいたオイルシール、その他部品を外します。
ゴム製のオイルシールをはめ込む部分に付着している汚れたオイル、ゴミ等をパンツの切れ端できれいに拭き取ります。
さびがある場合は、耐水ペーパーで磨き、なめらかにします。
やすりで削りすぎて傷がつくとシール性が損なわれ、かえってオイル漏れの原因になりかねないので、ここは慎重に。
指で触って、金属表面がなめらかになっているのを確認後、接触面にグリースを塗って、オイルシールの外側パーツを奥まで押し込みます。
ここは力業です。
あと数ミリで止め、金属と密着する部分に、土侵入防止のためグリースを塗ります。
握力、腕力全開で奥までぎゅうと押し込みます。
すこしくらい隙間があっても、あとで爪をはめるときに長ボルトで締め付けるとぴたりと密着します。
軸をパンツできれいに拭き、グリースを塗り、オイルシール内部パーツを同じく奥まで押し込みます。
さらに、オレンジに塗装されたメタルカバーをオイルシールの凸部分に合わせてはめ、座金を通します。
最後に爪をはめ込んで長ボルトで締め込めばOKです。
左右のオイルシールの交換ができたら、規定量2.2Lのオイルを入れます。
TG750を起動してローターリーをしばらく回し、オイル漏れがないことを確認して作業完了です。
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次は、チェンソーESK-3500の出番。
予備燃料缶、オイル、目立てやすり、デプス調整やすり、斧、ハンマー、工具のフル装備で臨む。
のだが、ここまで育った樹木はあまり切りたくないのが本音。
この西部戦線で直径10cm前後の雑木は情け容赦なく切ってきたが、直径30cmを超える立派な木は正直切りたくない。
ここは、こころを切り替えて本来の人間らしく自然を破壊することにした。
合掌して、こころの中ですまんとあやまってから刃を入れる。
倒す方向に受け口(△)をつくり、逆の方向から追い口を切り込み、最後は追い口に斧をいれ、ハンマーで打ち込んで倒すのだ。
1本目はぴたりと予定通り北の方向に倒せた。
「たーおれーるぞー」と叫びたいのをこらえる。
水平にまっすぐ切るのはなかなか難しいもので、結果的に切り口は全くの素人。
チェンソーで枝を払い、まとめておく。
昼休憩を入れて熱くなったチェーンを冷やし、目立て、燃料とオイル補給。
脚立を立て、地上から切れる枝は払っておき、2本目の樹木本体に取りかかる。
今度は堤防の方(南)へ。 方向はばっちり。切り口からすこしうまくなった感じ。
枝を払って積み上げる。 もう春の日差し。汗が引くまでしばしの休憩。
チェンソーが燃料食いまくりで何度補充したのか忘れた。
3本目は水辺の斜面にあり、傾斜と逆の陸地側(東)に倒さねばならない。
失敗すると水路を挟んだむこう側との間に丸木橋が架かることになる。
日が傾きはじめ、焦りを感じつつ、なるべく重心を東側に持ってくるため、脚立を立てかけて西側の枝を払った。
その途中で素人にありがちな、チェンソーの刃を木に挟み込まれるミス。
枝にチェンソーがぶら下がっている状態。
全力で枝を持ち上げ、何とかやっと引き抜く。 いかんいかん。
「木にかかっている力を見極め、刃を入れる」という鉄則を忘れてはいかんのだ。
夕方5時少し前に、みりみりみりっという音とともに見事に東側に倒すことに成功した。
日が沈みかけるまで枝を払って、今日は撤退。
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●2018.2.25-3.1
西部戦線でクズや雑草もろとも強引に耕耘したため、枯れ草を巻き込んでロータリーの軸受け部分からオイル漏れを起こし、そのままになっていたTG750の修理に取りかかった。
春に芽を出し始める雑草をこいつでたたかねばならないのだ。
事前にネットで修理例を検索したが見つからず、とりあえずばらしてみた。
廃油口から残ったオイルを排出し、地面にぼろ布を敷いて作業開始。
元の新品の状態がわからないので、草をかみこんでいるシール部分をマイナスドライバーでこじて、少しずつ引きだした。
交換前提なので、多少部品が壊れても問題はなく、クレ556を隙間に吹き付けながら大胆に作業を進めた。
内部のベアリングは痛んでいないようで一安心。
2/26、TG750の取説はダウンロードしてあり、交換パーツの一覧表から必要な部品の目処がついた。
部品はネットで販売していないため、ネット検索の結果、実店舗の河上農機玉島営業所に行った。
事情を説明するとTG750の図面を見せてくれて、必要な部品の注文に快く応じてくれた。
ヤフオクで購入した中古トラクターにもかかわらず、なんてこころの広いお店なのだ。
3/1、部品到着。
オイルシール(62252-32440/¥2,510)2個、メタルカバー(92203-17320/¥800)2個、ヒラザガネ(04013-51100/¥55)2個、2個のセット売りで合計¥7,268。
左右交換するのでこれでいいのだ。
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●2018.2.24
壊れていたボーダーフォークの柄の修理をする。
Amazonで買ったこのフォーク、フォークの部分はすばらしいが、柄の強度がやや弱いという商品。
もちろん通常の使用では全く問題ないのだが、醤油屋のように全体重をかけて木の根を掘り起こしたりするには適していない。
普通の交換用ショベルの柄はホームセンターでも売っているが、この柄はやや細いタイプで「ホームショベルの柄 No.25/モノタロウ¥1,490(税別)」というらしい。全品10%割引の日にその他のものとまとめて購入。
実際にはめてみると、やはりガタガタで調整が必要だった。 物事はそんなにうまくいかないのだ。
差し込んでグリグリ回すと接触部分に跡が残るので、その部分を小型のカンナとやすりで徐々に削っていった。
がたつきがなくなるまで調整し、最後に柄を打ち込んで強度を確認する。
そして、固定穴に合わせて柄にも穴をあけ、ボルトとナットで固定して修理完了。(ショベル付属のリベットは使わなかった)
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●2018.2.16
パートさん募集にご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
本日採用が決まり、募集は終了させていただきました。
今後、新体制に移行すべく、様々な準備で忙しくしております。
この冬は数年に一度という寒波のため、醤油屋でも−4℃(室内)を記録しました。
しかし、今週で寒さの底は打った感じで、これからは徐々に暖かくなるのではと期待する今日この頃です。
●2018.2.2
醤油屋の野望が潰えました。
おいしかったエダマメ生活。
くやしかったスイカ受難。
暑かった草刈り。
いろんな生き物とのたたかい。
お客様の喜ぶ笑顔。
すべてが走馬燈のように思い出され、たいへん楽しゅうございました。
このたび無農薬、有機栽培、新鮮お野菜無料配布のカスタマーサービスは、終了とさせていただくことになりました。
●2018.1.30
醤油の配達を手伝っていただけるパートさんを募集中です。
雇用条件等柔軟に対応できますので、よろしくお願いします。
●2018.1.19
2015年4月1日の食品表示法施行により、商品への成分表示が義務づけられました。 西山醤油店からの直接販売場合、弊社は経営規模が小さい「小規模事業者」にあたり、成分表示の省略が認められています。 しかし、スーパー、卸売り問屋等、一定の基準より大きい規模の会社を通して販売する場合は、成分表示の義務があります。
ということで、昨年から準備してきた栄養成分表示のラベルシール作成。 こちらはすでに準備済み。
そして今月15日に届いたばかりの「事業者コード 登録通知書」に従い、バーコードラベルを作った。
使ったバーコード生成ソフトは「バーコード君」、Mac対応だがやや不安定。マニュアルもまだローカライズされていない。
素人でも簡単に一連のバーコードを作成できたが、ラベル印刷する場合、ラベル間に余白があると微調整が面倒くさい。
エクセルでフォーマットを作り、バーコード君からEPSファイルで書き出したバーコードをずらりと貼り付けた。
ラベル用紙は「ヒサゴ エコノミーラベル 95面 角丸 100シート/¥1,620 楽天市場」 A4シートに95枚もバーコードが印刷できる。
推奨サイズぎりぎりだが、びんぼな醤油屋にとってはコストパフォーマンス最高。
●2018.1.13
昨日今日とこの冬一番の寒波が来ている。室温−3℃。
そんな時は、醤油屋の冬の風物詩とも言える現象が見られる。
空き瓶を洗浄する前に井戸水をかけ、しばらくほうちしてからレッテルをはぎ取るのだが、キンキンに冷えた瓶が凍り付き、しゃりしゃりとレッテルをはがすことになるのだ。
これをやると、「ああ冬が来たんだな」とかじかんだ指先を首に当てて温めながら思う醤油屋だった。
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●2018.1.1
去年Yahoo!おみくじが「さえない大凶」で実に的中してしまったので、今年も引かないわけにはいかない。
今年は「吉ファースト」がでた。
疑り深い醤油屋は、その後何度か引いてみたが、ぬるい「なんたら吉」とか「なんとか大吉」とかばかりだった。
客におべっかを使うような占いはダメだ。 日和ったかYahoo!。 びしっと来い、びしっと。