醤油屋絵日記(2022/令和4年版 不定期更新)
---------------最終更新日:2022.12.31
平成25(2013) 〜令和3(2021) |
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平成14(2002) 〜平成24(2012) |
西山醤油店は、平成16年8月30日深夜、台風16号により床上70cmの高潮被害を受けました。
モーター、ポンプ、機械設備、電気系統、事務書類等々に甚大な被害がありました。
また、パソコン、デジカメ等のデジタル器機の破損、データの消失がありました。
しかしながら、被災から18年が経ち、なんとかほぼ被災前の状態にまで復旧することができました。
支援していただいた皆様に心から感謝するとともに、醤油の製造、地域防災活動に力を注ぎたいと思います。
●2022.12.31
年末の集計等の事務仕事を済ませ、早速床のフローリングをはがしにかかった。
うげっ、シロアリかよ。
周辺で最も低い醤油屋の店先は湿気がこもりやすい。
2004年の高潮被害の後、一度支持材からフローリング(裏面防虫、防カビ塗装)まで全て独力でDIY修理したのだが、踏むとべこっとへこむ箇所が出てきた。
床下に換気口がなく、フローリングの上にタイルカーペットを敷きつめたため、シロアリにとって住みやすい環境となったようだ。
地面には植物の根が伸び、いやーな臭いもする。
今度はタイルカーペットを部分的にして、更に空調服のファンを使った床下換気をしてみようと思う。
サイトのアップをして、令和4年はここまで。
●2022.12.30
朝一で地元のスーパーに納品してから来年用の火入れをする。 これで安心して年が越せる。
午後からは醤油かすをむく。
●2022.12.28
今年の年末年始の目標。店のフローリングの張り替え。
どうも湿気でやられてるっぽい。
もろみをしぼりながら、買い置きの合板フローリング材に防腐塗装をする。
●2022.12.23
仕込みが終わったら、溜まっていた通常作業が。
もろみをしぼって、火入れをして、瓶を洗って、瓶詰めして・・・・。
−1.5℃の蔵でもろみをしぼる。発泡スチロール箱のおたすけ湯が欠かせない。
かじかんだ手を入れるとほっとする。
●2022.12.17
14日に最後の麹が出て今期の仕込み終了。
多少のけがや機械の故障はあったものの、何とか乗り切った醤油屋でした。
仕込み直後のもろみは麹と塩水がなじんでおらず、たいへん堅いので櫂(かい)入れがしんどいです。
★しょうゆ屋のあたため方
まず朝一番、額に汗がにじむまでもろみを混ぜます。
そして上着を脱いで半袖で混ぜ続けます。
筋肉パンパンでハアハア息が切れがしてきたところで通常業務に戻ります。
ああ涼しい→ちょっと寒いかとなったら上着を着ます。
寒くなったら、もろみ蔵に行きまたもろみを混ぜます。
以上を繰り返します。
裏技として、終業直前までもろみを混ぜてハアハア状態のまま冷水シャワーを浴びるとガス代が節約できます。
サウナみたいな感じです。
●2022.12.3
蔵の奥の桶まで板を渡してルートを確保します。
●2022.12.1
もろみ桶の掃除。
昔の桶職人の技が光る。
●2022.11.30
まだ暗い朝6時から出麹(でこうじ)。
麹蔵から道路を渡ったもろみ蔵まで運ぶのだが、朝の通勤通学時間を避けるためこの時間帯となる。
●2022.11.23
勤労感謝の日。朝から夕方まで雨。 植え付けた玉ねぎにはよい雨。
朝サイトをまとめ、さしみ醤油、給食用醤油をつめ、午後から次に仕込むもろみ桶の掃除。
●2022.11.22
第2回目の盛り込み。蒸気を導入し脱脂大豆を蒸し始めたら、修理した配管部分から水滴がぽたぽた・・・。ダメっす。
J-B Weldは十分硬化しているが、内圧により金属-接着剤の境界面を破って漏れてるっぽい。
表面は紙やすりで十分前処理したのだが、失敗か。
やはり内側からの補修しかないか。
シーズンが終わってから、長ーい刷毛を作って配管内にさび止め塗料を厚く塗ってみよう。
更に重大トラブル発生!
煎った小麦と蒸した大豆を混合していたら、機械から聞いたことのない金属がこすれ合う異音!
なにか咬んだのかと見てみると、ブレード取り付け溶接部が破断! メッシュ部分と接触していた。
こんなところが壊れるとは!
幸いほぼ混合工程は終わっていたので仕込み自体は何とかなった。
これは鉄工所さんに頼まないと。
とりあえず針金で固定して今シーズンは凌ぐしかなさそう。
★「インボイス制度」について思う。
醤油屋「今この経済状態で導入すんのかい」というのがほんとのところ
パンデミックとウクライナ侵攻の影響まっただ中、経営体力の少ない中小、零細企業、フリーランスから更に搾り取るのか。
うちは企業理念として通常より安く学校給食、保育園などに納入している。
地元の醤油の味を次世代の子供達に伝えていきたいという思いがあるからだ。
こんな世の中だけどゴメンねとバトンを渡すしかない罪悪感もある。
インボイス制度が導入され、税を国に吸い上げられると、地元に還元する余裕もなくなる。
地方創世ってなによ。
小さな醤油屋の廃業が早まるだけならまだいいが、世界に誇る日本のサブカルチャー代表たる漫画、アニメ、声優業界からの反対意見には耳を傾けるべき。
偉大な先人達が築き上げ、広まった文化のすそ野で育ちつつある次世代のクリエイター達の無限の可能性を刈り取ってしまうのではないか。
みずから日本の魅力、国力を削ぐ事になるのではないか。
厳しい現実からひととき離れ、夢幻の世界に心を遊ばせる。
ゲーム、漫画、アニメ、小説。今この世界に必要なものだ。 オレのエネルギー源だ! 「文化破壊」反対!
インボイス制度導入延期(or中止)してくれるといいんだけどね。
国に対する愛国心が揺らぎ、廃業が早まりそうな感じです。
ぶっ壊れるうちの機械達も「もう限界っす・・・」といっている希ガス。
●2022.11.21
第1回目の出麹。よい麹のようだ。
もうもうと立つ胞子の中、ねこ車で運び、塩水を張った桶に投入。
もう届いた玉ねぎの苗を3時半頃から(仕事をさぼって)植え付け開始。
非常に鮮度の良い苗でうれしい。
結局辺りが暗くなって5時半過ぎに終了。
●2022.11.20
早朝から楽天やYahoo!、ヤフオクを探すが晩成種で200本となると品薄で価格的にも高杉。
メルカリをのぞいてみたら「玉ねぎ 苗 ケルたま 200本+α(2,500円/送料込み)」があった。
すぐ購入して、夕方には発送連絡が来た。 ふぅー。何とか玉ねぎ苗ゲット。
「ケルたま」は初めての品種なので調べてみると
○機能性成分ケルセチンが多い
体内で発生した活性酸素を除くと言われる機能性成分「ケルセチン(配糖体)」を、従来秋まきタマネギ(ネオアース)の約1.5倍含有する。
ケルセチンの影響で肉色はやや黄みを帯びる。また、スープや煮物にすると甘みが引き立つ。
○晩生の高貯蔵品種
熟期は晩生で玉しまりとそろいがよく、貯蔵中の萌芽や尻部の動きが遅く、長期貯蔵に向く。
○きれいな皮色で美しい外観
皮は密着性にすぐれ、濃赤褐色で美しいツヤがある。
○草姿立性で作りやすい
葉は濃緑で草姿立性。晩抽性が高く(とう立ちしにくい)栽培しやすい。
次は配管の補修をせねば。
配管のネジを切っている部分はその分肉厚が薄くなり、腐食に弱い。
外部はさび止め塗装しているが内部はそのままなのだ。
接着剤を塗って外からステンレス板で補強することにした。
定番のセメダインスーパーXかJ-B Weldか迷って、金属同士なので今回はJ-B Weldを使うことにした。
この部分は約1kgf/cm2の内圧がかかる部分なので堅い仕上がりの方がよさそう。
●2022.11.19
今シーズン第1回目の盛り込み。
早速トラブル。配管が腐食して凝結した蒸気の水滴がぽたぽた落ちている。
うーん。どうやって修理しよう。
明日の日曜日玉ねぎの植え付けをしようと、夕方から苗を探してコメリ→タイム→ナフコと回るが品切れ、完売。
今年の玉ねぎ品薄、価格高騰の経験からみんなたくさん植えたからか。
どうなるんだ今年のタマネギ! もう準備はできてるんだぜ!
●2022.11.18
新品の呑口が届いた。火入れした醤油の桶の呑口がそろそろ限界まですり減って不安を感じていたのだ。
次の火入れの前に交換の予定。
●2022.11.16
例年より暖かいせいか、11月になってもまだもろみの発酵が続いている。
●2022.11.13
畝立てした畑に楽農一発を撒いて耕し、表面を水平に整え黒マルチを敷いた。
今年もタマネギを200本程度植え付ける予定。
楽農一発の使用量は700gほど。まだ最初に買った5kg袋を使い切れていない。
このペースだと一袋で7年保つので、未開封の2袋を使い切るのは15年先。
あと、マクワウリ収穫。よくがんばったものだ。
●2022.11.9
今日はIP脱脂大豆が届いたので、荷下ろしを手伝い倉庫に運び込む。
こちらは運んでくれるのでたいへん助かる。
●2022.11.7-8
今年も例年同様、宇野港まで小麦をとりに行く。
朝6:40出発→7:45宇野港着、小麦がまだ倉庫で手間取る 8:20出発→9:30着、荷下ろし。
9:45出発→10:50宇野港着、11:00出発→12:10着、荷下ろし。
12:20出発→13:20宇野港着、13:30出発→14:30着、荷下ろし。
8日も同様に3セット。
令和4年岡山県産ふくほのか1等でございます。
●2022.11.6
日曜日関係ない。
仕込みの準備でもろみ蔵の掃除。
●2022.11.5
仕込み作業の邪魔になるので、玉ねぎを収穫かごにまとめた。
残りは来年までの自家用とする。
ワクチンの副反応でだるいぜ。土曜日なので3時過ぎに仕事を切りあげ横になる。
●2022.11.4
4回目の新型コロナウイルスワクチン接種。 ファイザー製 BA4,5対応版。
年末年始に向け、ここで打っておかないと。
●2022.11.3
文化の日でお休み。
朝から畑の片づけとタマネギ植え付けの準備をする。
今年はタマネギが今までにない高騰で、お客様に差し上げるととても喜ばれた。
保存場所に関して、今年から風通しのよい車庫に変えたことで夏の間に傷んでしまう数がかなり減った。
残りの自家用在庫は収穫かご半分弱。
来年の収穫を目指してがんばらないと。
まず、カボチャの空中栽培に使ったネットと防草シート、黒マルチの回収、撤去。
コミカンソウの駆除、ハマスゲの掘り起こし。
そして、タマネギ用の畝立てをしたところで一日終了。
●2022.11.2
仕込み前に、今日は一番搾りの火入れ。
今回もモノフレックスポンプで生揚げ移送。
とりあえず無事完了。
これで当面の醤油は確保できた。あとは仕込みに向けて進むのみ。
●2022.10.28-29
生揚げ(生のしょうゆ)移送用のギアポンプが動かなくなった。
回転に負荷がかかっているにもかかわらず、何年もだましだまし運転してきたのがついに・・・。
平ベルトも新品に交換してみたが、徒労に終わる。
やはり、ギアポンプ本体に問題があるようだ。
二番搾り醤油の火入れをしなければならないので、急遽醤油用のモノフレックスポンプを引っ張ってきた。
なんとか移送でき、火入れも無事終わったが、今後どうしようかと。
●2022.10.26
塩搬入第二弾。来春の仕込み用1.5トンを運び上げる。
●2022.10.25
朝の気温が10℃前後となり、マクワウリはどうかと見てみた。
根元付近の葉はすでに黄色〜茶色、つるの先端部分1メートルほどはまだ何とか緑色。
ウリ自体は黄緑から黄色っぽくなってきた。
●2022.10.23
日曜日なのだが、先日修理した水圧装置がどうもよくない。
このままでは水漏れで水圧がかからず、もろみがしぼれない。
仕込みまで一月を切っており、醤油屋はかなりあせっていた。
当初ナットの締め増しで一時的に改善したが、ばらす必要がありそうだ。
チェーンブロックで上部を引き抜き、シリンダー部分を分解。
取り出した皮パッキンを確認すると、やはり内側のシリンダーとの接触面にひび割れが確認された。
予備の新品と交換、内部にグリースコットンを押し込み、グリースを塗りたくって元通りに組み上げた。
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午後から遅れていたもろみの圧搾を始める。修理部からの水漏れはなく、とても快調にしぼれている。
搾りながら、母の依頼で買い換えた32型液晶テレビ(アイリスオーヤマ製/18,810円)を設置する。
HDMIケーブルをコメリで買ってきて玉テレのSTBと接続した。
●2022.10.20
蔵の井戸、その食物連鎖の頂点に君臨しているぴょん吉。
日一日と秋が深まる今日この頃。
冬眠はだいじょうぶなのかと心配する醤油屋。
しょうゆの香りにつられてやってくるアメリカミズアブを電撃ラケットで捕獲してエサにする。
一夏でわりとアイコンタクトがとれるようになり、醤油屋が井戸の上に顔を出すと「おっ! くるかっ!」と上をむいて体勢を整えて待つようになった。
ぽとりと落とすとぱくっと食いつく。
●2022.10.19
日米の金利政策の対照性から円安ドル高が急激に進んでいる。1ドル150円を突破しそうな勢い。
アメリカ産のものが高くなる。醤油屋が主原料とするIP脱脂大豆(遺伝子組み換えでない)も為替の影響をもろに受けている。
今年4月の時点で23%アップ(2020年比)だったが、秋の仕込みでは52%アップ(2020年比)となる。
2005年比では実に178%アップ、つまり約2.8倍。 まじかよ。
醤油屋の力ではどうにもならないご時世なので、とりあえずは届いた塩1.5トンを一輪車で蔵の奥まで運び上げる。
一セット25kg袋×3で75kg。これを20セット。
位置エネルギーが増加した塩でうまい醤油になりますように。
●2022.10.16
畑の堆肥から伸びたマクワウリがまたでかくなっていた。
義務の草刈りに出かける。
刈りかけのアダハマ戦線の続きを刈る。
時すでに遅く、エノコログサ(ねこじゃらし)などの種が茶色に生長しきっていた。
バッテリー3個分を使い果たし昼食と充電のため帰宅。
マキタの18Vリチウムイオンバッテリーは充電に1時間程度かかるので、昼食、休憩後に醤油かすをむく。
仕込み前なので何事も前倒しで進めておく必要があるのだ。 うむ、よくしぼれておる。
3時ごろ再びアダハマ戦線へ。
お盆休みに刈った南端のメマツヨイグサゾーンに今度はセイバンモロコシがはびこっていた。
赤紫の穂が出ている。
とりあえず南は一通り刈った。
●2022.10.15
10/9〜13日に分銅(ふんどう)を修理した水圧装置が絶好調で醤油の搾れることしぼれること。
醤油屋は幸せをかみしめつつ、さしみ醤油の火入れを行うのでした。
●2022.10.14
無事保健所の検査終了。
これからが醤油屋本来の仕事だ。
仕込み前にやること盛りだくさん。
●2022.10.13
塩の購入先から値上げの連絡。11月から約23%の値上げ。
4月の約10%値上げからの再値上げ。2020年と比べると35.4%の値上がり。2004年比だと実に90.7%! ほぼ倍。
ムリをしても今年の秋と来年の春の仕込み分を買っておくしかない。 出費がかさむぜ。きびしいぜ。
小麦も今年の春仕込みの時点で2020年比18%アップが、令和4年岡山県産「ふくほのか」35%アップ(2020年比)となりました。
悪いことは重なるもので、来年10月からはインボイス制度が導入予定で醤油屋も「えー」です。
ぎんこーざんだかを見ながら、ブルーになってしまう醤油屋でございました。
●2022.10.12
「まち探検」がやってきた。
あいにくもろみをしぼる圧搾装置のトラブルのため、実際にしぼっているところを見せられなかったのは残念だが、楽しんでいただけたようで一安心。
例年通り原料をさわって、25kgの塩袋と格闘して、もろみを混ぜて、生のしょうゆ、できあがった醤油をなめて帰って行きました。
毎年原料の探索では、小麦が非常に多くの食品に使用されている重要な食物だと解説しています。
昨今の世界情勢下、小麦の不足、価格高騰が現実のものとなっている今年は自然と言葉にも力が入ります。
「こむぎがなくなると、おしょうゆだけじゃなく、パンやおうどん、ラーメン、スパゲティーがなくなります。」
「てんぷら、たこやき、おこのみやきがなくまります。」
「ポッ○ーやき○このや○、たけ○このさ○、コア○のマー○がなくなります。」
そして最後に、こうとどめを刺します。
「きみたちがとってもたのしみにしているお誕生日会からバースデイケーキがなくなります。クリスマス会からクリスマスケーキもなくなります。」
やつらのぜつぼうてきな「えー」という悲鳴と表情には毎回こころが洗われる。
「こむぎはとってもたいせつな食べ物です。おぼえてください。」
●2022.10.9-10
朝一で母の植えたサツマイモの収穫を手伝う。
ちょうどいい大きさか。あとは一月ほど熟成させるとおいしくなるらしい。
世間は連休のはずなのに、醤油屋はずっとさしみ醤油のもろみをしぼっております。
12日(水曜日)には玉島南小学校2年生の「まち探検」があり、14日(金曜日)には継続営業許可申請手続きに伴う保健所の検査。
サンプルの準備や段取りやらすべきことがもりだくさん、休んでいられませんです。
来月の仕込み前にすべきことがあれやこれやと醤油屋にプレッシャーをかけております。
●2022.10.2
9/17から停止していた屋根散水装置類の撤収を行った。
今年の長かった夏、電力使用量の削減には成功したものの、電気料金値上げのため結果的に出費は6千円ほど増加していた。
続いて畑付近の草刈りを始めたらコミカンソウの実が赤くなっていた。 やばいぜ、こいつが先だ。
草刈り中断。まずコミカンソウを探しまくり、1本1本慎重に引っこ抜いてナイロン袋に回収する。 刈った後に種をばらまかれてはかなわない。
こいつらは3ミリほどの赤い実をずらりと着け、さらにその一粒一粒がはじけて多くの種をばらまくという恐ろしい増殖力を備えた植物なのだ。
しかも成長が早く、草葉の陰に潜む草丈5cmほどの小さなやつでもずらりと実を着けるので、駆逐することが難しい。
いつの頃からかこの辺に住み着き、何年も戦っている。 この先もずっと戦う事になりそうだ。
草刈りを再開すると、野菜クズや刈った雑草を堆肥化している山からカボチャかマクワウリの種が発芽して蔓を伸ばしていた。
よく見るとすでに小さな実が着いていた。どうやらマクワウリらしい。
台所のシンクの排水溝からも発芽するその生命力には注目していたが、強いやつだ。
甘みあっさりで好みなので来年作ってみようかなと。
種は採取済みだが、ホームセンターで新たに買った方がいいのだろうか?
その後昼まで、ネーブル戦線の草刈り。
前回の草刈りから一月半で伸び放題。最高気温は29℃、まだまだ空調服は必須だ。
ネーブルに這い登る蔓を全て断ち切る。アサガオはすでに直径1cmほどの青い実を着けていた。クズの蔓もぜんぶ刈る。
実がやっかいなセンダングサは早めに刈る。
昼休憩の後、アダハマ戦線北部の草刈りを暗くなるまで続行。
エノコログサ(ねこじゃらし)が生え放題。
細長い草は草刈り機の刃に巻き付いて停止させるので、上半分を刈っ飛ばし、再度下半分を刈る。
とても刈りきれないので来週へつづく。
●2022.9.29
学校給食用のうすくちしょうゆのもろみをしぼる。
2、3年熟成させたもろみに比べ、わかい。実に若い。
色はうすく、香りも原料を感じさせるフルーティさが強い。
量が少ないので手作業。3リットルの容器で一杯ずつすくう。
しぼった醤油も透明感があり、さららさと実にふつうの醤油。うちの醤油(長期熟成濃口)が特殊なのがよくわかる。
下の三角フラスコ画像は、塩分濃度測定のため1/10に希釈した醤油サンプル。とちらがうすくちかは一目瞭然。
●2022.9.27
新型コロナウイルス感染者の全数把握が中止となり、倉敷市の発表もおわったので履歴をまとめた。
これまでの総感染者数は72,645人、倉敷市総人口478,651人(令和4年3月末)の実に15.2%にあたる。
複数回感染の場合もあるだろうが、この数字に表れていない感染者、濃厚接触者とその社会的、経済的影響などを考えると改めてパンデミックだなと。
●2022.9.25
昨日の瓶詰めが終わらずに日曜日も継続・・・すでにパターン化してきた。
しかも1本目が瓶詰めライン上でぱりーんと破壊、とっさに緊急停止するも醤油だらけに。
ああ何年ぶりだろう、久々に瓶詰めラインをホースで水洗いした。
ラインに流す最初の1本に油断するべからず。
損害、うす塩(680円)1本。
結局瓶詰めで一日終了。
●2022.9.23
雨模様の天気なので、今年の屋根散水のデータをまとめた。
今年の夏が「長かった」事がわかった。6月末のいきなりの高温から、しぶとかった9月半ばまで。やっぱりそうだったのね。
屋根散水の結果、暑さに負けず消費電力の削減に成功したものの、エネルギー価格の高騰のため電気料金は昨年夏に比べ6,101円増えていた。かなしいぜ。
今年の夏は空調服と草刈り機のバッテリーを全てソーラーパネルとポータブル電源で賄えたことから、「自前で電気を作る」楽しさを知ってしまった。
屋根にソーラーパネルを敷き詰めて長寿命大容量バッテリーと組めば、屋根散水の必要もなくなり、停電対策OK、電力自活できるんじゃね?
野望は膨らむが先立つものがないのがかなしいぜ。
午後は蔵跡の草むしり。
気になりつつも先延ばししてしまった結果、コミカンソウがはびこっていた。
●2022.9.20
「史上4番目の勢力」を非常に警戒して高潮被害以来最大限の備えをしましたが、台風14号の影響はこのへんでは軽微でした。
風雨ともに強くはならず、潮位偏差も最接近前に約80cmほどでした。
今後のためにも、よい方に予想が外れた原因を調べないと。
●2022.9.19
台風14号が来る前にバッテリー類を充電。 緊急時なので久方ぶりにコンセントから。
発電機と燃料をもろみ蔵に移動。
会社のデータのバックアップ。
低い位置のものを移動。
後悔しないようにできるだけの対策と準備を行う。
●2022.9.18
台風14号が来る前に旧駐車場の草刈り。
ほうちしっぱなしで今年初めて。
高潮に備えてやや高い土地のここに車を避難させるためだ。
夕方会社の車2台を移動した。
風が強くなり始め、暑さ対策のよしずを収納した。
●2022.9.17
台風14号が来る前に仕込み蔵の雨漏り修理。
古い本葺きの屋根で瓦が下にずり下がり、隙間ができていた。
この隙間から雨水が流れ込み、本葺きの土を溶かし、下に土を溶かした雨水が落ちてくる。
いやほんと、これ古い家では当たり前の雨漏り。
対策としては、隙間をコーキング剤で埋めるとか瓦と瓦をコーキング剤で固定するとか、今回のようにリサイクル銅板を差し込むとか。
この銅板テクは左官屋さんの修繕方法の見よう見まね。
●2022.8.28
畑周辺の草刈り。
このあたりでソーラーパネルを利用してポータブル電源を充電している。
草の陰がパネルに落ちると出力が下がるのだ。
今年使った空調服のバッテリーと草刈り機のバッテリーはすべてこの太陽光発電でまかなうことができた。
草刈りの後、最後のカボチャ収穫。 もう根元から枯れてきている。
やっとミニカボチャらしい大きさになってきた。
●2022.8.11-16
お盆休みは草刈り。
ネーブル戦線、アダハマ戦線、第2アダハマ戦線と転戦する。
アダハマ戦線の草刈り。特に南部のかつてクズ天国だったエリアは今年初めて。
お盆休みは西側水路沿いとこの南部を徹底的に刈る。 刈る盆休みなのだ。
南部に至り、手前のセイバンモロコシゾーンを刈り進むと、名も知らぬ木のようなごつい幹のなぞ草ゾーンが広がっていた。
枝を切り飛ばした後、直径5cmはありそうな根元を刈る。そのごつさは時々刃が食い込んだ草刈り機が止まるほど。
夕方帰還してから本絞りグレープフルーツをごくごく飲みながらなぞ草について調べた。
13日、特定できず。
14日、どうやら「メマツヨイグサ」らしい。今年一気に勢力を拡大した。
15日、全てを刈り終えたが、クズは一株も見つからなかった。
16日、第2アダハマ戦線の草刈り。
●2022.8.5
34℃越の日が続いたあと、昼過ぎにどっと雨が。
古い建物のため、見回っていると仕込み蔵で雨漏り発見。
屋根から光が・・・。
台風前に修繕しないと。
●2022.8.1
猛暑日の直射日光に焼かれる危険性があるので、早朝熟れ頃のカボチャ収穫。
大体1kgほど。
2週間ほど追熟させてからお客さんに配る。
倉敷は猛暑日で不快指数も85(暑くてたまらない)オーバー
ちなみに80〜85(全員が不快に感じる)、75〜80(半数以上が不快に感じる)
夜アイスノン使用開始。醤油屋の場合、頭ではなく足を冷やします。
●2022.7.31
昨日の瓶詰めが終わらず、日曜日の午前中はずっとお仕事。
義務の草刈りを放棄して、楽天のセールで買った電子書籍と本絞りグレープフルーツでうはうはの午後を堪能する。
やっぱ日曜日はこうでないと。
マイホームのロフトに採光のため一部透明な瓦にした部分がある。
自然光が入り、室内が明るくてよいのだが、室温上昇を抑えるために100均で買ったアルミコートされた保温シートで大部分ふさいだ。
屋根散水で猛暑をしのぎきれるか。
●2022.7.27-29
どうも来週8月から猛暑日が続くらしいとの予報。
カボチャの収穫とまだまもるくんテープを貼っていない実に加護を施す。
加護を与えられなかったものは日に焼かれてびでぶ。
しかし、ミニカボチャ(600〜800g)のはずなのだが。
●2022.7.26
今日使っているスマートプラグのメーカー「+style」から、温度、湿度センサーがリリース。
一つのアプリでスマートプラグやスマートリモコンも管理でき、相互の連携も設定できるという。
温度記録のワイヤレス送信が可能とのことで早速¥3,980で購入。
だが、ハズレのようでした。
1週間分しか記録できず、メールで送信・・・て使い肉杉。
しかも、1日分ずつしか送れない。おめーはスマートプラグ以下の脳みそしか内蔵してないんかい!
ソフトもいけません。
おれ、人柱乙。
●2022.7.24
今日はアダハマ戦線の草刈り。 休日などない。 刈らねばならぬ何事も。
●2022.7.21
母が作っている小玉スイカがそろそろかなと思って行ってみると、アレもそろそろかなと無防備の玉をつっついていた。
良さそうな実(2.3kg)を収穫して帰り、防空体制を更に厳重にした。
半分もらったので食ってみると、素人のわりにそれなりの糖度がある。
●2022.7.17
草刈りから一週間、今日も第2アダハマ戦線に。 この時期醤油屋に安息日はないのだ。
刈ったはずのセイバンモロコシがすでに15cmほど新芽を伸ばしている。
草刈りした人ならわかるこの無力感と諦念。
夏の雑草はつよいなー。 ニンゲンまけそー。 いや、勝てる気がしない。
昨年トリさんが営巣中でほうちしたエリアで付近では2mほどの木も生えている。
そして縦横に小動物のけものみちが走る。
とはいえ、なんとか南部の最前線付近まで刈り進まねば。
南部国境付近は2mを優に超すセイバンモロコシ群がびっしりと生え、クズの葉がその上を這っている、
昨年に比べると悪の触手は減っているものの、その「侵掠すること火のごとし」は変わっていない。
もうすでに越境して他国へ侵略中。
早く何とかしないと国際問題に・・・。
●2022.7.16
昨年購入して2台のサーキュレーターに使っていたスマートプラグを冷蔵庫と冷凍庫の消費電力をモニターするために使用。
また、うちから電源をとっている倉庫内の業務用冷蔵庫の消費電力を把握するためワットチェッカーを使ってみた。
業務用冷蔵庫はアナログタイマーを使って断続的に作動させている。
入っているポリタンクの醤油は13〜15℃程度で保存すれば十分なのだ。
ただこのワットチェッカーは古いもので、積算消費電力を表示するだけなので、毎日決まった時間(7:50)に数値を読み取り、エクセルに入力して一日ごとの消費電力を算出する必要がある。
仕事の都合で読み取り損ねたり、読み取り時間がずれた場合はエクセル様で推定値を出すしかない。
じつにめんどくさい。
●2022.7.10
午前中第2アダハマ戦線の草刈りに。
帰宅してから草刈り機と空調服のバッテリーをポータブル電源で充電する。
減った分はソーラーパネルで補給。
今年はポータブル電源2台態勢となり、草刈り機と空調服のバッテリーは全てポータブル電源から供給し、デスク横のDCモーター扇風機も動かすことにした。
●2022.7.2
朝、気づいたら携帯の画面がブラックアウトしていた。
バッテリー切れか。やっちまったなと充電台に突き刺しておいた。
ちょうど重要な連絡があったらしく、家の固定電話の方に連絡が来た。
「すみません。バッテリー切れちゃって、今充電してます。」
ある程度充電できていてればいいかと起動して見ると、アンテナに「×」マークが。
これが「圏外」か。初めて見たぜ。
機種変から5ヶ月、料金引き落としのトラブルか何かで止められたのかとびびったが、ネットを見てみると違うらしい。
au大規模障害発生中 だそうだ。
今までに一度だけキャリアメール未達トラブルの記憶はあるが、こんな規模の障害は初めて経験した。
携帯、スマホ等の通信手段もライフラインの一つ、ほとんど使わない固定電話とほぼデータ通信専用の楽天モバイルiPhoneSEなどバックアップがあってよかった。
3000万人以上が影響を受ける結果となったが、災害時あるいは有事の際のバックアップ手段の重要性を強く感じた。
●2022.7.1
梅雨が明けたのでここ2,3日は蔵の掃除三昧。
今日は仕上げに床を高圧洗浄機でなぎ払った。明日一日風を通せばからっと乾くだろう。
今日の最高気温は35.4℃、今年初めての猛暑日。
掃除の後は、この暑さの中、もろみの櫂入れ。
冷たい井戸水が醤油屋を救う。
●2022.6.29
倉敷市の最高気温34.2℃。 もうちょっとで猛暑日。
屋根散水の効果がありがたいが、抜けるような青空と真夏のちょくしゃにっこーが肌に刺さる。 まだ6月っす。
夕方には、ほぼ成長が一段落したカボチャの日焼け対策。「カボチャまもるテープ」の出番だ。
●2022.6.28
中国地方の梅雨が明けた。
6月の梅雨明けは前例がなく、その期間14日も初めて。
平年より21日も早いらしい。 ラニーニャ現象の影響もあり、暑く長い夏になりそうな予感。
夕方、母の依頼で小玉スイカをKから守るべく試作品を作った。
あり合わせの鉢スタンドとリサイクル畑の亀甲金網を組み合わせた0円対策。
プラスチック製の杭で固定した。
網目が大きいため、くちばしでつつかれる可能性とスイカの生長度合いが懸念されるが「小玉」がどの程度なのかよくわからない。
●2022.6.27
今年、蔵の井戸にカエルが住み着いた。
「井の中の蛙」
しょうゆの香りに寄ってくるハエ、アメリカミズアブを電撃ラケットで捕獲、生きているうちに片羽をむしる。
水面に浮かんでいるカエルの近くにぽとりと落とす。 ぱくっと食いつく。
ぴくぴくうごめく生き餌でないと食べてくれない。
●2022.6.25
朝5時、昨日設置したよしずが風で倒れてしまっていたので、ステンレス製の針金で雨樋に固定した。
続いてカボチャの人工授粉と水やり。ネットに沈みつつある実を、下から鉢スタンドで支える。
★しょうゆ屋の冷やし方
まず、空調服を着ていても汗がしたたるまでもろみを混ぜます。
次に、あらかじめ用意しておいた井戸水(約20℃)に肘まで浸けて数分間わきわきします。
オーバーヒートがひどい場合は、靴を脱ぎ、靴下も脱ぎズボンをたくし上げて足も放り込みます。
更に危機的な状況では、頭から水をかぶります。
ひとごこちついてきたら、デスクワークでクールダウン。
いける! となったらまたもろみを混ぜます。
以上を繰り返します。
●2022.6.24
醤油の2番絞りの火入れ。
これでやっと仕込み前の日常業務に戻れる。
ことしも屋根散水開始。
●2022.6.21
もろみの櫂(かい)入れ。
暗く静かなもろみ蔵で耳を澄ませると、ぷつっ、ぷつっという小さな生き物達のつぶやきが聞こえます。
甘い香りにつつまれた彼らの世界。
ニンゲンは、ちょっとおじゃまして、ちょっとお助け(オーバーヒートしつつ)するだけです。
原料の小麦に含まれていたデンプンを酵母が代謝した結果生じるアルコールと二酸化炭素。
天然酵母で作るパンが膨らむのと同じ原理で、もろみも約10%ほど容量が増します。
櫂入れの最中は、ぶすぶすぶす、ぷしゅーと溜まったガスが抜けていく音が続きます。
ガスを含んだもろみが桶の上部に浮いてきて、下部には液状のもろみが分離しているので均一になるように混ぜます。
発酵の最盛期には数日でまた膨らんでくるので、また(オーバーヒートしつつ)混ぜて落ち着かせます。
夏場はこの繰り返しです。
つまりオーバーヒートの日々ということに他なりません。
●2022.6.19
今日は朝7時から毎年恒例の町内溝掃除。
掃除が終わって道具の洗浄、くさいどぶの水しぶき跡だらけの衣服の洗濯。
こいつらは下洗いしないととても落ちないほどのひどい汚れなのだ。
その後サイトのアップをしていたらもう昼過ぎ。
午後からは麹蔵の屋根修理。
今年こそ! 本格的な梅雨前、台風シーズン前に直す!
かなり前から雨漏りがひどいのだ。
とっても古い本葺きの屋根のため、雨水が土を溶かしてべたっと落ちてくる。
今では麹造りは製麹装置で行うが、昭和の時代まで使っていた麹室(こうじむろ)の名残の部分が傷んでいる。
熱い空気を効率的に逃がすルーバー構造なのだが、基礎部分が経年劣化でぱっくり口を開け、土がむきだしになっている。
小雨ならいいのだが、斜めに吹き込む強い雨の後は建屋内部の床に落ちた土の跡が残る。
補修方法をいろいろ考えた末、とても役立つ廃材のガルバリウム鋼板(0円)をちょきちょき切りそろえて2枚、ビス留め、隙間をコーキング処理した。
落ちるとやばい地上5m。
ポケットから落ちたカッターナイフはからからからと瓦の谷間を滑っていき、かちゃんと落下した。(あとで回収)
なかなかスリリングな作業でございました。
●2022.6.15
昨年末仕込んだもろみが盛んに発酵し始めた。
これから秋まで、暑さに負けず櫂入れ(撹拌)をするのが醤油屋の本分。
気力体力の衰えを感じつつも、空調服の助けをかりてなんとか無事乗り切りたい暑さに弱い醤油屋でございます。
●2022.6.14
中国地方梅雨入り。
平年より8日遅いそうだが、タマネギの収穫やら仕込みの後掃除やらなんとか間に合った。
●2022.6.13
毎朝の水やり(雨天以外)が日課となっている今日この頃。
今年初めての人工授粉。
開花後45〜50日で収穫できるらしい。
●2022.6.12
日曜日なのだが、昨日の瓶詰め作業の続き。
瓶の後はペットボトルで一日が終了。
これで当面の在庫は確保できた。
●2022.6.11
やや遅すぎたがカボチャの親づる摘心。 めんどくさいので後はほうちで伸び放題にすることにした。
今年も不織布の覆いをとった翌日、一本引き浮かれていた。カラスと思われる。
7株中1株の損失は大きい。
来年はトンネルネットを油断なく設置したい。
1番南側の一株の成長が思わしくない。その他の5株は順調に成育中。
空中栽培に流用している防獣ネット(幅2m)。もう1列増設が必要か。
●2022.6.10
仕込みの後、たまっていた通常業務が忙しく先延ばしになっていた仕込み蔵の掃除。 何とか梅雨入り前に片づけねば。
そこら中にうっすらと積もっている小麦の粉を業務用掃除機が熱くなるまで吸いまくり、床を高圧洗浄機の奔流でなぎ払う。
さぼると梅雨の間にカビが発生したり、虫の住処になっていたりするのだ。
これで一安心だが、商品の在庫が尽きかけているため、まだまだゆっくりできない醤油屋。
●2022.6.5
気になりつつもなかなか行けなかったネーブル戦線。 朝一で出撃。
5/15に発見した防草シート内への侵入を許してしまった初タケノコは、背丈を超え2mほどに成長していた。
まず、ドリルで穴をあけグリホサートを原液のままスポイトで注入。テープで穴をふさいだ。
他にも1カ所シートの盛り上がっている部分を切って、竹の部分にも注入。
その他A.T.シールド外の伸びつつあるタケノコ(50cm以下)を十数本ポケットカマで切り飛ばした。
次に、ミカン畑内に残存、または侵入してきそうなクズにケイピンエースを打ち込む。
最後にミカンとネーブル。
生き残っているカイガラムシを物理的に駆除した。
つまり、歯ブラシでこそげ落とす。 地道な作業が昼前まで続いた。
●2022.6.1-4
もみじ収穫。
一株ずつスコップで掘り起こして丁寧に引き抜き、土をはらって、根を切って3日ほど畑で天日干しをする。
畝の場所を変えたのが良かったのか、とうが立ったのは3株のみであった。
南側の株は立木の陰になり生育不良。 お天道様のありがたさがよくわかる。
HB-101の効果は、使った部分とそうでなかった部分を比べてもあまりわからなかった。
とうが立ったもの、小さいものから先に料理に使い、できが良いものはお客様に配っていく。
4日には茎を5cmほど残して切り、ハンモック状にした防獣ネットに並べて乾燥。
今年は南側の軒下を避け、風通しの良い屋内の通路部分での保存に切り替えた。 保存性は向上するのか。
今年のタマネギは通常の3倍ほど価格が高いので、お客様に差し上げる方としてもうれしい。
がんばって 植えてよかった 200本。
心配性の醤油屋は、今後の肥料の値上がり、欠品を恐れ「楽農一発タマネギ用5kg(コメリ/¥1,280)」を2袋買い占めた。
肥料は使用期限がないそうだ。涼しい倉庫の片隅に隠匿しておこう。
これであと15年は戦える。
●2022.5.29
もみじがほぼ倒伏した。収穫は近い。
正直今年の春から厳しい経営状況でございますです。
醤油の主原料の脱脂大豆、小麦、塩等の値上がりに加え、容器包装、燃料も全部上がっています。
もう慣れっこになった「値上げのお知らせ」が来る度に、買い置きのできる原料、ペットボトル、キャップその他を倉庫にみっちり買い込み、結果的に出費が集中的にかさんでおる次第です。
しかも、がんばっているパートさんの給料10%アップ。
言うまでもなく、社長さまの給料は低いままフリーズ。
かつかつの家計をやりくりされている主婦や主夫の方々も多いかと思われます。
すんませんがなにとぞ値上げの件よろしくお願いします。
コロナとプーが悪いんです。たぶん8割ぐらい。
ピンチはチャンス。世界から個人まで、変革の時代なのかも。
●2022.5.28
ウイズコロナになってきたなと自分でも感じつつある今日この頃。
対策は怠りなく続けていきたい。
●2022.5.26
昨日で最後の麹が出て、なんとか醤油の仕込みが終わった。
やっと肉体疲労と睡眠不足から解放されるが、たまった醤油屋仕事が待っている。
もろみをしぼって、醤油の火入れ、瓶詰め等々。
今年はタマネギ価格が高騰し1個100円という2倍以上の値段になっている。
うちのモミジは順調に生育し、倒伏し始めているので、夜半の雨に備えてブルーシートで覆った。
収穫時期前後の乾燥状態が保存性に大きく影響するのだ。
何とか梅雨入り前に収穫まで持って行きたい。
●2022.5.22
すす病の原因となるカイガラムシの駆除は冬場のマシン油剤散布が有効らしいのだが、すでに遅い。
無農薬ほうち栽培を続けると収穫減だけでなく、木自体がやばそうなので、あきらめてホームセンターに行った。
●2022.5.15
40日ぶりにミカン畑にいく。そろそろタケノコが侵入していないか気になるところ。
まずは草刈り。去年から充電式に切り替え、バッテリーの充電は太陽光発電で蓄えた再生可能エネルギー100%。
空調服のバッテリーも同じく。
まだタケノコは2mほどに伸びた2本だけかと思っていたら、防草シート内にタケノコが!
2014年に埋設したA.T.(Anti Take)シールドがついに突破されてしまった!
アレをやるしかないのか。
昨年すす病で実りの少なかったミカン、ネーブルにたくさんの白い花のつぼみが着き、花も咲き始めていた。
さわやかな花の香りに包まれつつ、近づいてよく見てみると、伸びた新芽にカイガラムシが・・・・。
いかん、いかんぞこれは。
●2022.5.7
カボチャ定植。鉢スタンドと不織布で保護。支柱も斜めに立ててカラス対策に。
●2022.5.4
午前中に3回目の出麹。午後からは小麦を煎る予定。
コロナ規制なしの連休。どうなるのか。
●2022.5.1
ミニカボチャの苗が育ち、本葉が一枚となったので、黒マルチの準備をした。
すでに株間に牛糞堆肥と肥料は入れてある。
●2022.4.27
今年初めての出麹(でこうじ)。肉体疲労と睡眠不足の日々が始まった。
コロナ対策で購入した高規格マスクは、一般的な不織布マスクよりもコウジカビの胞子を良くトラップしてくれるようだ。
●2022.4.20
ミニカボチャ全て発芽。
●2022.4.17
仕込み前に第2アダハマ戦線の草刈り。
●2022.4.10
600〜800gのミニカボチャ「ほっこり姫(コメリ/¥298)」のポット栽培開始。7粒。
●2022.4.5
3回目のワクチン接種。今回もファイザー製。
●2022.4.3
仕込み前にミカン畑の草刈りと畑の準備。
耕して草木灰をすき込んでおく。
栽培予定のミニカボチャは食べきりサイズで保存性も良く、昨年収穫のものがまだ元気に残っている。
今年以降は食品価格の上昇にとどまらず、食糧事情の悪化も懸念されるので、畑(自分+母の分)をがんばる予定。
複数の得意先農家の方が口をそろえて「肥料も農薬も油(燃料)も高うなってしもうてなー」と。
高いだけならまだいいが、手に入らなく可能性さえある。
肥料は保存がきくらしいので、いくらか買い置きしておこうかなと。
「小麦がダメならお米を!」地産地消が良いと思う。
国産、安心、低フードマイレージだが、今後の肥料、燃料等の値上げの影響は避けられない。
うちのタマネギは順調。
●2022.3.23-24
いつものように宇野港まで6往復。
仕込み用の小麦をとりに行く。令和3年岡山県産ふくほのか1等でございます。
4月になると輸入小麦の政府売り渡し価格が17%値上がりし、それに合わせて国産小麦にも「調整」が入り、2割程度高くなる。
今春の仕込み用の小麦はギリ「例年より2割ほど高い」レベルで入手できたが、年末の仕込みは「過去に例がない」レベルまで高騰すると思われる。
昨年末の時点で「高い仕込みになったなー」と思ったものだが、今年の年末がこわすぎる。
種まき前に令和4年産小麦を予約済みなので、仕込み量を大きく調整することはできない。
来年の今頃にはさらなる値上げのお願いをすることになるかも。
●2022.3.20
2年前に解体した蔵の跡地の途中で止まっていた防草シートを増設。
地面から飛び出していた鉄筋をクラインダーで切断し、盛り土ごとシートで覆った。
●2022.3.19
ウクライナ侵攻の影響による醤油の原料、資材、燃料等の値上げの連絡が次々に入ってきております。
恐ろしいのは今年中にもさらなる値上げが確実で、来年以降の予想もできないことです。
買い置きできるPETボトルやキャップはある程度確保したものの、原材料は時価で買うしかない。
↓2020年比の値上げ率
●2022.3.16
仕込む予定のもろみ桶の足場修理。
●2022.3.12
昨年末仕込んだもろみを混ぜる。
まだ大きな変化はなく、本格的な発酵前の段階。
●2022.3.10
来月から始まる醤油の仕込み準備として、もろみ桶の掃除。
●2022.2.27
醤油の主原料である大豆、小麦、燃料等の価格高騰により、14年ぶりに本体価格の改定を行います。
4月1日出荷分から製品1本あたり30〜140円(6〜10%)の値上げとなります。
ただ、この値上げにウクライナ侵攻後の影響は含まれておりません。
●2022.2.24
まさかのロシアによるウクライナ侵攻開始。
コロナ禍から立ち直りつつある世界どうなる。
●2022.2.11
機種変更したG'zOneType-XX(ガラホ)はやっぱり別物で、残念なところばかりが気になってしまう。
macとBluetooth接続で撮った写真が送れない・・・・。
仕方なくメールに添付して送ると勝手にリサイズされてしまう。
●2022.1.30
今年に入ってからの倉敷市の新型コロナウイルス感染者数(2590人)が昨年夏のデルタ株(2427人)を上回りました。
グラフを見ると、うなぎ登りというか青天井というか未だに先が見えません。
通常の3倍・・・
今日は日曜日。
年末まで続いた仕込み作業のしわ寄せがやっとなんとかなってきたので、完全なオフ。
で、朝から4GガラホのG'zOne Type-XX(↓黒)のセットアップ。
あと60日で3G携帯電話が使えなくなるため、やむを得ず、気は進まないが、仕方なく、機種変更したのだ。
いわゆるガラケーのType-X(↓赤)はタフネス携帯の最高峰との評価を得たが、後継機種のType-XX(黒)は傑出した先代と比べられるかわいそうな子となりそう。
これからは楽天のiPhoneSEと二台持ち態勢が続く。
auの思惑は「馬子にも衣装」でなんとか。
Type-X(赤)3Gユーザーの目の前に、それっぽく見えるエサをぶら下げて、がつっと来たところをまきまきするという筋書き。
高いエサ代(機種代金52,800円が最大無料!)を払ってでも、ぜんぶまきまきするぞという執念を感じる。
カラーバリエーションも緑と黒。赤を出さないところがやっぱり残念。
2年後に世界はどう変わっているのだろうか。
次に、ゲットした3台目のMacMini2012のセットアップ。
状態はけっこううぶい。中身も充実。良い買い物をした。
ちょうどモニターも1個あまってたので接続。
いろいろ苦労はしたが、OSもmacOS10.15Catalinaにアップデート、仮想環境のWindowsも7.1→10に。
こいつのCPUはCore i7 2.3GHz。他の2台のCore i5 2.5GHzの2コアに比べ、倍の4コアなのだ。のうみそが2倍!
一昔前の機種などなぜか、それは安定した枯れた技術であるということ。 コスパ最高。
そして、VMWare Fusionで仮想環境を作ってmacOS10.6上でこのサイトを作ったり、Windows10上でeLTAX(地方税ポータルシステム)やe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用する場合に、Macと仮想環境にそれぞれ2コアずつ割り当てられるのだ。
体感速度が違うぜ。
ICカードリーダーライターもつなぎ、マイナンバーカードで認証。
今年からはこいつで、おうち電子申告・納税にシフトする予定。 こみこみのまちまちの税務署こわい。
●2022.1.19
正月明けから、日本国内でもオミクロン株が急速に拡がり始めています。
NHKニュースによると「アメリカのCDC=疾病対策センターは、オミクロン株の感染力は最大でデルタ株の3倍とするデータがあるとしています。」
つまり感染力に限っていうと、通常のザクとシャアザクくらいの違いがあるということになります。
これは脅威です。逃げたくなります。
醤油屋は2人体制なので、BCP(Business Continuity Plan 事業継続計画)の基本として、従来通りのマスク、消毒をさらに徹底することに加え、お互いにあまり近づかないことにしました。
別個の感染ルートで2人とも同時期に感染してしまった場合には、しばらくお休みになります。
●2022.1.17
西山醤油店ではゆうパックやレターパックプラスでの発送も承っております。
代金支払い方法は手数料弊社負担の郵便振替(赤い用紙)を利用してきたのですが、今日から「現金」でご入金いただいた場合、110円の手数料がかかることになりました。
ゆうちょ銀行の通帳やカードからお支払いの場合は従来通り無料です。
ゆうちょ銀行に口座をお持ちでない場合は、PayPayや楽天ペイの個人間送金(手数料無料)にも対応可能です。
●2022.1.16
ナフコオンライン初売りで安かったスチール棚2個の組み立て、設置を行う。
以前のものが接地部分の腐食で傾きだしていたのだ。
古いスチール棚は腐食した支柱下部を切りそろえ、棚の位置を調整後、別の場所に設置予定。
●2022.1.10
昨年夏以来平穏な日々が続いていたが、うんこテロが再び発生した。
防糞カメラの設置を決意。
犯人のプロファイリングは進んでいるが、決定的な証拠が必要なのだ。
オミクロン株の感染拡大の影響で、年明けからはスーパーの開店前(朝7時半ごろ)に納品している。
まだうす暗い朝、アレを踏んでしまっては精神面でも衛生面でも好ましくない。
うんこほうちダメ! 絶対ダメ! →倉敷市飼い犬ふん害防止条例
午後からタマネギのマルチ穴に生えだした雑草を抜く。
●2022.1.4
その後も自堕落を続けていたが、明日から仕事が始まるので準備作業にとりかかる。
注文も入ったので、午前中に配達1件。
昼過ぎから夕方までクズ根絶。
●2022.1.2
正月休みに自堕落を続けていたが、さすがにヤバイのでネーブルの収穫に出かけた。
2本のうち片方の木は「すす病」の影響で10個も実を着けていなかった。
北側の木は侵攻してくるクズを撃退した成果が実り、それなりの収穫となった。